【US Open】土曜日のファイナルはハワイアンが独占!

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カリフォルニア州ハンティントンビーチのサウスピアで開催中の2018 Vans US Open of Surfing presented by Swatchは、プロジュニアの部門でゾイ・マクドゥゴーとバロン・マミヤが優勝。
2年連続でハワイアンがタイトルを手にするという彼らの驚異的なパフォーマンスに次いで、初開催となった Women’s Duct Tape Invitationalでは、同じくハワイアンのホノルア・ブルムフィールドが優勝。
3人ともUSオープンにおいて初めての栄冠となった。

すでに祝福されることに慣れているゾーイ・マクドゥゴーだが、USオープンの初勝利はさらに喜ばしいものになった。/WSL / SEAN ROWLAND

すでに祝福されることに慣れているゾーイ・マクドゥゴーだが、USオープンの初勝利はさらに喜ばしいものになった。/WSL / SEAN ROWLAND

女子のプロジュニアファイナルは、サマンサ・シブレーとカイラ・コシーノのカリフォルニアとサマー・メセドとゾイ・マクドゥゴーのハワイアンとの対決となった。
ハワイアンの2人が、このヒートをコントロールし、何度も首位が入れ替わる展開となったものの、ゾイが終了間際にフォアハンドの攻撃的な1マニューバーで6.83をスコアし優勝を決めた。

マクドゥゴーのフォアハンドアタックは、イベントを通しての大きな武器となった/WSL / SEAN ROWLAND

マクドゥゴーのフォアハンドアタックは、イベントを通しての大きな武器となった/WSL / SEAN ROWLAND

「ここの雰囲気は凄すぎて、勝つためにどうすれば良いか全くわかりませんでした。目標はここに立つことだったので、今はとてもハッピーです。ヒートでは、終了のホーンがなるまで自分が何位なのかわからなかったです。他の子たちもリップしていたし、サマー(メセド)と優勝争いをしていたことは楽しかったですね。この優勝は、間違いなく私にとってハイライトになり、CTにもいつか出場したいです。」とマクドゥゴーは表彰台で喜びを表した。

マミヤの優勝によって2年連続でハワイアンがタイトルを手にした/WSL / KENNETH MORRIS

マミヤの優勝によって2年連続でハワイアンがタイトルを手にした/WSL / KENNETH MORRIS

マミヤのオープニングウェイブは、準優勝となったコール・フーシュマン(アメリカ)の7.00よりもわずかに劣ったものの、中盤を過ぎたころにハンティントンビーチのショアブレイクでエアーをかけ、7.73をスコアし逆転。
フーシュマンも、残り数秒のところで6.67をスコアするものの、ニードポイントの7.40ポイントを上回れず、USオープンプロジュニアのタイトルは2年連続でハワイアンに渡った。

マミヤのエアーは、彼の地元だけでなく全世界を驚かせ続けている。/WSL / SEAN ROWLAND

マミヤのエアーは、彼の地元だけでなく全世界を驚かせ続けている。/WSL / SEAN ROWLAND

「ジュニアのタイトルがハワイで続いているので、QSの準備段階のイベントと言えどめちゃくちゃ興奮しています。今年からQSを回っているので、ジュニアにはそれほどフォーカスしてませんでしたが、さらに前進するための自信がつきました。今年の始めに良い結果を残しましたが、楽しむことを忘れてさらに結果を残さないといけないと、自分自身に過剰なプレッシャーを与えていました。QSで負けてそのプレッシャーはなくなり自分のサーフィンに集中できたから勝てたのだと思います。夢であるCT入りを目指し続けます。」とマミヤは語った。

ホノルア・ブルムフィールドのスタイルと気品は、ファイナルの攻防にはそぐわないものの、その実力は明らかなものになっている。/WSL / SEAN ROWLAND

ホノルア・ブルムフィールドのスタイルと気品は、ファイナルの攻防にはそぐわないものの、その実力は明らかなものになっている。/WSL / SEAN ROWLAND

素晴らしい土曜日の締めくくりとして、WSLロングボードのチャンピオンとして君臨するホノルア・ブルムフィールドが、初開催となったWomen’s Duct Tape Invitationalでもその実力を存分に魅せつけて優勝に輝いた。
ブルムフィールドは、仲間でもあるオアフ島コンペティターのケリス・カレオパア、2×WSLロングボードチャンピオンのジェニファー・スミス、ロングボードCTコンペティターのケイトリン・マグワイアとともにとても良い雰囲気でファイナルを楽しんだ。ブルムフィールドの8.00は、インサイドのターンで優勝を決定付けるまえにノーズライディングでスタイルを示したものだった。

「楽しむことができました。参加することができただけでも名誉のあることです。さらに優勝できたことは驚きでした。スポーツ界において大きな影響を与えているジェニファー(スミス)や一緒にツアーで戦っているケイトリン(マグワイア)、親友でもあるケリスとファイナルを共有でき、こんなに素晴らしいことはなかったと思います。ジョエル(チューダー)やVANSには、こんなに素晴らしい機会を与えてもらって感謝してもしきれないくらいです。」(ブルムフィールド)

( Women’s Duct Tape Invitationalセミファイナル)
http://www.worldsurfleague.com/posts/339201/womens-duct-tape-invitational-sf-2?serializedFilterBy=a3918

そしていよいよ、現地時間の日曜日がUSオープンのファイナルデイとなる。
Men’sQS10,000では、カノア五十嵐がクォーターファイナルのヒート4で、現在QSランキング2位で好調を維持するセス・モニーツ(ハワイ)と対戦する。
http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2764/vans-us-open-of-surfing-mens-qs

(セス・モニーツの革新的なエアーによるイベントハイエストの9.87)
http://www.worldsurfleague.com/posts/339715/seth-moniz-steals-the-show

Women’s CTも、クォーターファイナルからスタートされ、ステファニー・ギルモアとレイキー・ピーターソンのタイトル争いの行方に注目が集まっている。
http://www.worldsurfleague.com/events/2018/wct/2765/vans-us-open-of-surfing-womens-ct?home=1

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