『波伝説アンバサダー中塩裕貴プロ』特別インタビュー!

得意のバックハンド

仙台市出身一宮町在住で現在は千葉一宮に在住で兄妹で活躍中の波伝説アンバサダーである中塩裕貴プロへ特別インタビューをさせて頂いた。

主な戦歴

2010年全日本ジュニアオープンキッズ2位
2013年全日本サーフィン選手権大会ボーイズ2位
2013年ASPプロジュニアGOproカデット2位
2014年ASP南房総プロジュニアカデット優勝
2014年JPSA第3戦田原オープンプロ取得
2014・2015・2016年世界ジュニア選手権日本代表
2016年全日本ジュニアオープン2位



Q;生年月日と年齢を教えてください。

A;1998年11月5日生まれ、18歳です。



Q;出身地とホームグランドは

A;仙台出身ですが、ホームは千葉・一宮周辺です。



Q;サーフィンを始めたきっかけは

A;仙台新港で、6~7歳の時でしたねが趣味でやっていて、楽しそうだったので、僕もやるようになりました。
僕は1日で立てるようにはなったけど、その数年後、妹の佳那は年長か小1くらいで、ナントいきなり1本目で立ったのは驚きでしたね。
あの震災のあと、冬場は日本海には行ってましたけど、新港ではしばらく海に入れなくなってしまって、とても辛かったです。
そして、中1の冬くらいに千葉に引っ越してきました。

写真2



Q;最近はどんな感じ

A;先日に怪我をして、1週間くらいは入れていないです。ただ、怪我する前までずっと海に入って練習してきたので、大丈夫ですけど。



Q;どこをケガしたんですか

A;右膝の内側じん帯をやってしまって・・・
エアーの着地の際、フラットのところでレールで着地すれば大丈夫だったのに、テールに体重が乗っちゃって、グギッと。
小二の頃から、右の足首は調子悪かったけど、膝のケガは初めてなんです。その日も、海上がる前のラスト1本で怪我しちゃって・・・。10日間は様子見ないといけない状態なんですよ・・・



Q;エアーの着地って、どんな具合にやるの

A;力を抜くように膝を曲げて着地するんですけど、抜き過ぎたというか、膝に変に力が加わっちゃって・・・。

写真3



Q;トレーニングとか体調管理はしていますか

A;毎週火曜日、佐藤秀夫さんのトレーニングを東浪見でやっています。
基本は体幹で、次にスピードトレーニング。台の上に乗っては降りて、90秒間全力とか、反復横跳びなど、とにかくスピードとパワーを付けるために色々とやっています。
今はキッズや中学生とも一緒にトレーニングもしますよ。

冬はパーソナルトレーニングをまたやろうかなとも思っています。
佐藤秀夫さんのトレーニングは、中学1年か2年の頃からずっと受けているんですよ。

脚力とかも付いて、大きな波でもパワーが出せるようになる。
その後、ストレッチボールとかで筋肉をほぐしたりすることも。
そう、あとは以前に一時的にヨガを取り入れた時は、とても調子良かったです。
ヨガだと自分と向き合う面もあるし、今後はヨガにも興味がありますね。



Q;サーフィンの調子は

A;ぶっちゃけ、微妙ですかね。最近は波が小さい日が続いていたので、小さい波ばかりだと逆に難しいというか・・・。
こないだの志田下で行われたQS6000のトライアルでは4番になったんですけど、最後は波に乗れなくて負けちゃいました。

最近怪我してからは、妹の佳那が「波良かったよっ」なんて、僕をからかってきます。(笑)



Q;妹の佳那ちゃんとは仲が良いんですね

A;海では仲が良いですけど、家では良くないです。(笑)
海になると佳那はちゃんとしたサーファーでもあるし、オンオフもしっかりできているし、それが佳那の強いところでもある。ただ、やる時とやらない時の差が大き過ぎて、その点は自分と少し似てるような。(笑)
2日に1回は、しょうもないことで、軽くケンカしますかね。(笑)
学年だと5つ差で、年齢だと早生まれで6歳差になります(WSL基準は年齢)。
現在、佳那が中で、その下に小学4年生と2年生の妹もいます。
4年生と喧嘩することも結構多いから、僕が精神年齢が低いのかなあ(笑)、まあ、それが兄妹なんですかね。
4年生の子は佳那と身長が同じですけど、サーフィンには今は興味ないらしい。2年生は、やりたがってますね。もしかしたら、佳那より上手くなるかも負けず嫌いだし。

佳那とはサーフィンについては、毎日のように話す。
一つだけに絞って言うようにはしてます。



Q;お互いが良いコーチになってるような

A;そうですね。なので、試合運び以外では、まだコーチングはいらないのかもしれません。
コーチングを受けるとしたら、自分よりもっと上のレベルの人に、行き詰まった時に教えてもらいたいとは思いますけどね。

いつも笑顔

いつも笑顔





Q;好きなサーファーや憧れのサーファーは

A;CTだとジョディ・スミスですかね。身長や体重も違うけど、サーフィン見ていて、カッコ良いなと思う。日本に来た時に、一宮でジョディが入っているのをちょうど見れたんですけど、やっぱり凄くて、パワーはもちろん、スピードがとにかく異次元だった。

あと、アンディ・アイアンは、ずっと好きですね。
イーサン・ユーイングはアンディに確かにライディングが似ていますよね。そう、たしか自分と同じ歳なので、刺激になります。
CTは、さらに上のレベルの人がほとんどなので、ホント凄いですよね。
ハワイで見たときも、ジョディやケリーは、もう次元が違う感じで、メチャクチャ上手過ぎて・・・

そう、こないだバリのQSに行った時も、参戦していたタジ・バローだったり、アドリアーノ・デスーザや、マイキー・ライトも、みんな次元が違い過ぎた。また、ジャック・ロビンソンはとにかくチューブやデカい波がうまいっ。
オージーやブラジリアンが、とにかく強いですいね。
ブラジリアンと日本人の違いは、やっぱりバネなのかなって思います。
体デカくても、飛べる人は多いし。



Q;得意なアクションは

A;エアーはできますけど、まだまだですね。
ただ、エアーはあんまりしない方です。
今回みたいに怪我しちゃうし・・・(苦笑)
メイクが難しいうえ、ターンでも得点は出るので。
とは言っても、一応、練習はしています。(笑)

得意な技、あまり考えたことないですけど、ボトムターンは深くできるほうですかね・・・バックハンドのリップが得意ですかね。フロントは、クラマスみたいな波でのカーヴィングなら得意かもですけど、波が小さいと、やはりバックハンドリップですかね。
あとは、同じ歳のなかでは体は小さいけど、スプレーの量は出せるほうだから、レールの使い方なんですかね。
でも、体が硬いので、波が小さいとひねれないから、やはり小波は苦手かな。
たぶん腰周りの筋肉が硬いんですよ。
だから、ひねり系はダメですね、バネとかパワーとかはまあまあかと思うんですけど、体が柔ければもっと・・・(笑)

得意のバックハンド

得意のバックハンド





Q;サーフィン中に意識していることは

A;目線ですね。
体を返す時に、体が硬いのもありますけど、目線をターンで向かう行き先よりも意識的にさらに奥を見るようにしている。
大きなターンにもできるし、とにかく目線を注意している。
目線は佳那にも言っているけど、自分もできてないでしょ〜って言われたりもします。(笑)

僕は結構板を踏み込んでターンをしたいんで、板の踏み込みが人と違うかも。踏み込みながら板を倒していく感じなので、板の寿命は短いかも。
以前にも調子が良い板で、試合行く前に壊したりとかあったので、今は調子の良い時はあまり試合前はやらなかったりします。
とにかく調子の良い板は、壊したくないんで、家で大切に保管してますっ。



Q;板の調整はどんな風に

新しい板で、調子が良かったら、それをベースにして調整してもらっている。
今はイサムさん(P.Dのシェイパー石井勇氏)の板に乗っています。



Q;お気に入りの板のサイズは

A;5.8または5.9、厚めの板が好きですね。
横幅は基本的には細めか普通くらいです。
イサムさんには、サーフィンを見てもらって、そして作ってもらえるので、凄く調子が良いです。とてもいい環境にいると思います。
乗り手に合わせて作ってくれるので、本当に乗りやすいですね。

写真5



Q;今年の目標は

A;QSで200番台までには入りたいです。
まずはQS6000に出られるようになりたいので、そこを目指しています。



Q;将来の目標は

A;まだ不明というか、悩みつつ、やっています。
とにかく怪我が怖いので、怪我をしないようにしたい。
近い目標は、オリンピックですね。



Q;海以外で、興味あることは

A;車が大好き。
スポーツカー、チューニングカーが凄く好き。
お父さんがその系統が好きで、小さい時からそういうクルマに乗っていたので、
やはり親の影響はありますよね。



Q;波伝ユーザーへメッセージをお願いします。

A;試合はQSをメインで廻り、7/10~17の湘南OPENも出場予定なので、応援をよろしくお願いします
また、スクールなども、ショップを通してやっていますので、ぜひ遊びに来てください

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