波伝説ライダー「喜納海人プロ」インタビュー@千葉

tony heff

(photo /tony heff)

 
 

先日波伝説千葉オフィスにて、波伝説ライダーでもある喜納海人プロが忙しいスケジュールの間を縫ってインタビューに応えてくれた。

千葉オフィスにて

千葉オフィスにて
 

Q:最近どんな感じでサーフィンしてますか?

A:今年からはCT(chanpionship tour)入りを目指して、今までよりもっとスムーズなサーフィンをするようにしている。上手い人のサーフィンをよく見るようにしたり、その結果として自分のサーフィンが分かってきた感じ。

 

Q:具体的には?

A:ボトムターンや通常のターンのつなぎ等を綺麗にすること、そうすれば点数が出ることが分かってきたので、それを心掛けていますね。
あとは、どのような板がどのような波に合っているのか等、それを追求したらだいぶ良くなった。以前はもっと分厚い板に乗っていたけれど、今は長めにし、細くて薄くしたら、とても調子が良くなった。
自分にとっては必要でないフォームの部分などを削ることにより、いいフローができています。tony heff 2

tony heff

Q:シェーパーは?

A:”brice”は小さい時から乗っていたから、お互いがよく知っているし色々とマッチしてるから、やっぱり調子が良いですね。あとは”kashiwai”と”daikai”にも乗る。

”daikai”は、以前にバージニアで優勝した時もそうだったように、日本の波のみならずビーチブレイクなどにはgoodだね。風が強い時は”kashiwai”だったり、コンディション次第での選択になるので、板選びは大切だし面白いです。

大原に「Garden」(Inspire surfboadsのショールーム的なお店)ができて、自分がよく乗るシェーパーの”brice”などのインターナショナルも扱うようになっています。

 

Q:良い板はどうしてるんですか?

A:良い板は大切に取っておく。リビングにね(笑)やっぱりマジックボードはとっても大切だから。

 

Q:得意技はありますか?

A:どれか1つとかではなく、全てのアクションができるのがベストだから、全てのアクションのレベルアップを常に心掛けています。小さい波でも大きい波でも、どんなコンディションでも全部のアクションができるように練習しています。

ホームタウンは、エアーの練習になる波が凄くあるから、よく練習しています。

ビッグスプレー

 

Q:ホームブレイクは?

A:ハワイのイーストサイドにずっと住んでいるので、ダイヤモンドヘッドとアラモアナビーチパーク、サンディービーチですね。

 

QS6000 一宮のRound1での1位通過おめでとうございます!よくあのタイミングで波数が少ない右でしばらく待ってましたね?(インタビュー当日のヒート)

A;右でセットを待てば来るはずだって思ったんですよ。ヒートに行く前に良いセットが入るのを見ていたし、昨日もこの時間でいい波があったので、昨日あそこでサーフィンしてなかったら、わからなかったかも。風が強くなったり、前のヒートの状況とは変化があったので、それで右に行ったのもあります。結果的に良い波が来たから、メイクできました。
Round1ヒート後

 

Q:今後の予定は?

A:まずは6月中旬〜7月初旬までは南アフリカで3戦、その後は8月の湘南やハンティントン、それからJPSAもフォローして、などなど盛り沢山。
10月末にはハワイに戻り、いよいよトリプルクラウン。
とにかくハワイに帰るとリラックスできるし、色々とリセットができるんです。

まずは南アフリカではプライムもあるから、WCTに近づけるように結果を残したい。
今年はプライムとか#6000のビッグコンテストがあまりないから、1戦ごとの結果がとても重要なんです。

 

Q:今年で何歳?

A:今年で23歳です。JPSAはもちろん、WSLでも結果を出したい。WSLはカービングでトップターンしてフィニッシュすると、得点が結構出るので、そういうことも意識しながらやってます。

写真1

 

Q:トレーニングは?

A:サーフィンのコーチは付いていない。
小さい時から、ハワイの大会でも周囲の選手にはコーチが付いていたけれど、俺は付いていないながらも勝てたこともある。もちろんコーチが付いていたほうが良い面もあるけれど、自分のサーフィンを見ることが大事、一人でできる自信はあるので基本的には一人でやっています。

 

Q:普段はどんな具合で

A:ジム行ったり、ヨガしたり。努力して頑張ることが大好き。
食べ物、健康、ストレッチ等には、とても気を使っています。

 

Q:いくつからサーフィンを?

A:5歳から10歳までサッカーをやっていました。兄の元輝(喜納元輝プロロングボーダー)は、12歳までサッカーやっていたので、俺はサーフィンを始めたのは9歳か10歳くらいから。
それからサーフィンにハマったら、近くにエリートサーファーな友達が沢山いたんです。

 

Q:学校は普通に行ってたんですよね?

A:アメリカは高校まで義務教育、結構厳しいので授業も休まずもちろん全て出席しながら、NSSA ナショナル(NSSAチャンピオンシップ/ジュニアエクスプローラー部門)で優勝することができました。

 

Q:友達などは?

A:セス・モニーツとジョシュア・モニーツ兄弟とは、小さい時からものすごく仲が良いベストフレンズ。ジュニアの最後の大会も、モニーツファミリーと一緒でした。
あとは、近くにジークことイズキール・ラウもいたし、ジークがWCTに入ったから、ホント良かった。同じ目標に向かって切磋琢磨できたし、他にも多くの友達に恵まれているのは、凄くラッキーです。

ハッピーオーラ溢れるご両親と

ハッピーオーラ溢れるご両親と
 

Q:日本のサーファーへメッセージをいただけますか

A:それぞれ好きなサーファーのスタイルがあるけれど、自分のスタイルを作ってサーフィンするのが大事。スター選手を目指すのも良いけど、自分のサーフィンに集中して追求すれば、自然とサーフィンが良くなると思います。

 

Q:他に何か伝えたいことがあればお願いします

A:夢を持っているのが、すごく大事。
夢を持って毎日毎日過ごすこと、将来を心配しないで、毎日頑張れば絶対叶うから。

そうすればきっと「Dreams come true」

あの人はいいなあとか、嫉妬心とかはいらない。
困った人をヘルプするとか、ギブをいっぱいすると、そうすれば良い循環になる。
Live Simplyっていうのも、俺は凄く好き。
やっぱりアロハスピリットかな。
とにかく1日を大事に、日々感謝、自分の置かれた環境や周囲にいつも感謝しましょう!

 

喜納海人プロフィール

生年月日:1994年8月25日 (22歳)
身長:178cn
体重:71kg
ホームポイント:ダイヤモンドヘッド(ハワイ)
スタンス:レギュラー

『サムライジャパンの魂を持つハワイアンサーファー』
アマチュア時代、NSSA Championship Explorer Junior Divisionでチャンピオンを獲得!
アップル社の広告塔としても活躍。
目標は、WCTワールドチャンピオン!

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波伝説

 

 

 

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