KYのウラナミ『バンジー』

KY

KY
KY:防災士。『波伝説カー』と共に海から海へ… 16年目にして、その移動距離は月迄の380,000kmを2往復目に突入しています!

4471-3 (1)

バンジージャンプはした事がありませんが、

いざ、テイクオフ! !

という時に両足にリーシュが巻き付いてバンジーのようになってしまう事があります。
また、ゲタのように前足の親指に綺麗にリーシュが引っかかって、それ以上足を動かせなくなってしまう事もあります。
大波の時に限ってよくやってしまう現象。

ワイプアウトの映像などを見ると「無事だろうか?」と心配すると同時に、知らず知らずのうちに息を止めたり全身に力が入っている自分に気が付きます。

先日、大切にしていた板を真っ二つに折ってしまいました。
今年最後の台風スウェルが届いたあるポイントは、リーフではなくサンドで地形が深くて普段はあまり割れないのですが、ダブルオーバー位になると、アウトの棚にヒットしてピークからバレルになり、あっという間に数百メートル走れるような、エキスパート向きのコンディションになります。

さっきまでダブルオーバーが炸裂していたのが、少し間隔が開くようになり、なんとかゲットが出来たので、私も果敢にトライしました。

綺麗で迫力のある山のように大きな波が、レフト・ライトと両方あり、入っているのは私も入れて3人のみ。
行くか行かないかは、自分の度胸と判断だけで決まる。

波に合わせてパドルをしてみて、向きと傾きを確認する。
行けたかもしれないが、真下を見ていったん躊躇する事もある。
意を決して、行くと決めたら絶対に行く!全ての神経を集中させてトライする!

山のような斜面に板が引っかかってきたら、後は自分と自分の板を信じて、思いっきり足の指先にまで力を入れて、GO FOR IT !!

無事に、1本目を乗り終えて、その後も何本かトライしているうちに、潮が変わってブレイクも変化してきました。
さらに難しくなり、自分の技量ではもう無理かもしれないと思っていた矢先に、超特大お化けセットがやってきたのでした。
その何本目かの衝撃を、板がまともに受けてしまい、海面に浮上した時は、板が半分しかありませんでした。

数メートル先に、折れてしまったノーズ側が、沖に向かって流れていくのが見えました。・・・それが、最後です。

後はこのハードなコンディションのなか、ボードの下半分を頼りに岸に辿り着かなくてはなりません。
一瞬、もう一人のサーファーと目が合いましたが、ここは自力で帰れると判断して助けは求めませんでした。
強烈なショアブレイクを何回も、何回も、何回も、やり過ごして、やっと無事に海から上がる事が出来ました。

残った下半分の板・・・。
思い出がいっぱい。たくさん良い波に乗りました。たくさん大きい波にも乗りました。
どんなに大切にしていても、壊れてしまう時は一瞬の出来事です。

今年一番のショックな出来事でしたが、怪我がなく戻ってこれたので、これで良かった・・・と思う事にしました。

ちょっと早いですが、皆さまにとって今年一番ショックだったことはどのようなことでしょうか? よろしければお聞かせください。今年最後の私のウラナミで公表させて頂きます。採用者にはステッカーを、一番気の毒だったケースには波伝説タオルを贈呈しますので、奮ってご応募ください。ピンチはチャンス。悪いことのあとに良いことが起こりますように!!

今年一番ショックだったことはなんですか?
 
投稿先 campaign@surflegend.co.jp

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

最近の記事

関連する記事