WAKE 波伝説ツアー2016 ~千葉南編~

上條将美

上條将美
上條 将美:小学生4年から全日本選手権で連続入賞し、ジュニアで優勝、世界選手権に日本代表で2度出場後、19歳でプロになり、20年間にわたってシードをキープし、2012年に引退。最高ランキング5位。2011年サーフレジェンド入社。

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「湘南」といえば、サーファー人口の多さのわりに波がなく、1週間サーフィンできないなんてことは多々あるが、今年の梅雨時は特に波がなかった。
そんな、湘南を離れ、波伝説ライダーの進藤晃プロと一路千葉南に向かうことに。
そして、伊豆からは、進士剛光プロ、現地の千葉南では中浦章プロと福島寿実子プロが合流し、「WAKE 波伝説ツアー」が始まった。

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波情報の確認と併せて、サーフィンをするうえで最も基本であり、最も大事である波チェック。サーフポイントのセレクトから始まり、どこのポジションのどの波を乗ってどんなライディングをするか。その見極めはコンテストのサーフィンもフリーサーフィンも同じだ。

進藤プロ1

波伝説ライダーであり、[FIREWIRE SURFBOARDS]の日本の代表でもある進藤晃プロ。
彼のサーフィンは常にスタイリッシュであり、そのスタイルはいかなる波のサイズ・コンディションによっても崩れることがない。

進藤プロ2 進藤プロ3 進藤プロ4 進藤プロ5 進藤プロ6

スピードに乗ったフルレールのターンができるのは、ハワイなどのビッグウェーブでの経験・スキルがあるからこそ。

進藤プロ7

リラックスしているだけ。にもかかわらず被写体によってはそれでも絵になってしまうから不思議だ。

千葉南

千葉南エリアと言えば、関東圏でも海水のキレイさはトップクラス。今回は素晴らしい天気にも恵まれた。

原風景

そして原風景。

進士剛光プロ1

伊豆から参加してくれた進士剛光プロ。現在は、プロサーファーとしての経験を活かしコーチとして若手の育成に尽力している。

進士剛光プロ2

今回の旅では終始リラックスモードで、「最大限に旅を楽しみたい!!」と言っていた。

進士剛光プロ3

そんなメローな性格の進士プロも、ひとたび海に入ってしまえばフルパワーで波を切り刻んでしまうのはサーファーの性。

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速いセクションを抜ける際も波の状況によってエアーに切り替えることができる技のバリエーションの多さが進士プロの持ち味。

あじさい

小波が続く憂鬱な梅雨時でも、視点を変えれば日本の素晴らしい四季が感じられる。

地元の旬の食材 地元の旬の食材2

旅のエッセンス、地元の旬の食材。

移動 再び波チェック

ランチの後はクルーダウンがてらモアベター波を求めて再び波チェック。

福島寿美子プロ1

いつでも明るくキュートな福島寿実子プロ。波伝説アンバサダーのマスコット的存在。

福島寿美子プロ2

掘れたセクションでも絶妙のバランスでボードをコントロール。

福島寿美子プロ3

そして、セクションを抜けた後はカーブでスプレーを飛ばす。波待ちの時はとびきりの笑顔でも、ライディング中は獲物を狙うかのようなプロフェッショナルな表情を見せる。

加藤将門氏

今回の旅でお世話になった地元・ジェニアスサーフの加藤将門氏。

大澤俊太君

加藤氏の甥っ子、大澤俊太君。

田原啓江プロと遭遇

WAKE波伝説号で千葉南を波チェックしていた田原啓江プロと遭遇。もちろん聞くことと言えば、「どこの波が良い?」

中浦“JET”章プロ1

言わずと知れた日本トップエアリアリスト、中浦“JET”章プロ。彼の才能はサーフィンだけにとどまらず、音楽、カメラ、映像編集、アートなど多岐にわたる。

中浦“JET”章プロ2

スピード感が伝わる一枚。エアーをメイクするのに不可欠な前足の引き付けもぜひ参考に。

中浦“JET”章プロ3 中浦“JET”章プロ4 中浦“JET”章プロ5 中浦“JET”章プロ6 中浦“JET”章プロ7 中浦“JET”章プロ8 中浦“JET”章プロ9 中浦“JET”章プロ10 中浦“JET”章プロ11

エアー以外のテクニックでも創造力を発揮。これはレールを使ったカービングからフィンを抜いてテールスライド、からのリバース。

中浦“JET”章プロ12

完璧なスタイルでフィンアウトリップをメイク。ハイレベルの技を決めるには、波のポジション、タイミング、目線、体勢、全てがそろって初めて可能となる。

海の楽しみ方も豊富

自然あふれる千葉南では海の楽しみ方も豊富。

うなぎ

知る人ぞ知る千葉南の名店のうなぎ。柔らかくふっくらとした舌触りで絶品。

進藤晃プロ使用ボード

進藤晃プロ使用ボード

進士剛光プロ使用ボード

進士剛光プロ使用ボード

福島寿実子プロ使用ボード

福島寿実子プロ使用ボード

中浦章プロ使用ボード

中浦章プロ使用ボード

ステッカーの貼り方にもそれぞれの個性が現れるが、最近の傾向としてはボードの下半分に集めるのが主流。

進士剛光プロ 進藤プロ 上條将美

進藤晃プロの右下にチラッと写るのは、直前の肉離れで観戦に回った筆者・上條将美。

中浦プロ

今回のベストショット?! 撮影はプロとして超ストイックにこなし誰よりも長く海に入っている中浦プロ。それでも楽しむことを忘れない、サーフィンの最も大事なこと。

進藤プロ_2 進士剛光プロ_2 JET WAKE号 END

千葉南から一路湘南へ。コンパクトな車体からは想像できない広い車内スペースだけでなく、高速でも安定した走りを提供してくれるWAKE。今回のトリップでも大活躍で、サーファーのベストパートナーだ。
(終)

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