【7月6日(日)】
JPBAツアー第2戦『TSUJIDO PRO』最終日リポート
台風3号のうねりは前日よりダウンし、モモ〜腰サイズが中心。潮回りによっては、腹近いセットがごくたまに入るコンディションとなりました。
地形の影響でインサイドのワイドなブレイクが目立つ難しい状況。それでも選手たちはその波に挑み、魅せてくれました。
◆女子ファイナル
序盤から大きな動き。ヒート開始直後、刀根真由美と相田桃がいきなりのビッグエルロロを決め、それぞれ6点台をマーク。
山下海果と井上美彌も負けじと積極的に仕掛け、5点台を2本ずつスコアする攻めの姿勢を見せますが、あと一歩届かず。
リードしていた刀根を、終盤に相田が逆転!緊迫の接戦を制し、笑顔のフィニッシュ。相田桃が嬉しい優勝を掴み取りました!

◆男子ファイナル
難しい波のなか、全選手が5点台をマークするハイレベルな戦い。誰が勝ってもおかしくない、熾烈(しれつ)な争いの中、 加藤優来が6点台を2本揃える圧巻のパフォーマンス。
最後の最後に粂総一郎が渾身(こんしん)の一撃!会場を沸かせる素晴らしいライディングでしたが、惜しくもスコアはわずかに届かず。0.05ポイント差で逆転には至りませんでした。
攻め抜いた全員に拍手を送りたいファイナルとなり、加藤優来が嬉しいJPBA初優勝を手にしました!


そして、14年間にわたりJPBAを支えてきた前山理事長が勇退し、新理事長として永野弘幸さんがバトンを受け継ぎました。
本当に長い間お疲れ様でした!
JPBAのこれからのさらなる成長と発展に大きな期待を寄せています。今後も変わらず応援していきたいと思います!
リポート:上田純子