【ビギナー向け】知識を増やしてサーフィン上達へ!「ルール&マナー編」

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今回は第1回「パドリング・テイクオフ」編に続き、第2回はサーフィンにおける「ルール&マナー」について解説していきたいと思います。

また、ビギナーに関わらず、すべてのサーファーがルールやマナーを知り、守ることで、海の上での安全が保たれます。

自分自身を守る事、他のサーファーへの配慮など、サーフィンにおけるルール&マナーを理解して、安全で快適なサーフィンを楽しみましょう!



サーフィンにおける「ルール&マナー」

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①自分のレベルに合ったポイントを選びましょう

自分の技量を過信せずに、決して無理な行動をしない事が大切!

「みんながここで入ってるから…」「仲間がここで入るから..」という気持ちで自分の技量以上の波が割れるポイントで入ることは事故を招く恐れがあるため、大変危険です。

もし、流されたり、怪我をしてしまったりすると、周りのサーファーにも危険が及んでしまったり、警察や消防の方にお世話になってしまうことも….

自分のレベル以上の波が割れている海には決して無理をせず、入らないようにしましょう!

また、波質を見極めることも大切です。

波が掘れていたり、パワーがあったり、速い波でのサーフィンは高い技術が必要となります。

一方、掘れない波やブレイクの遅い波はビギナー向けの優しい波といえます。

②前乗り(ドロップイン)禁止

前乗りとは、すでにテイクオフをしている人がいるにも関わらず、そのサーファーの進行方向のポジションでテイクオフやライディングすることをいいます。

前乗りは怪我やトラブルの原因になることから、サーフィンでは危険行為とされています。

全世界の共通ルールに「ワンマン・ワンウェイブ(1つの波に乗れるのは1人まで)」というルールがあります。

基本的に波のピークに1番近く、1番先にテイクオフした人が優先になります。

特に混みあったラインナップでは波を取ることに夢中になってしまい、周りがみえず、前乗りなどの行為が起こりやすくなります。

もし、わざとでなくても前乗りをしてしまった場合はすぐにプルアウトして素直に謝ることを心がけましょう。

③テイクオフ優先

波に乗ってきているサーファーがいるときは、パドルアウトしているサーファーが避けるようにしましょう。

海の上ではライディングしているサーファーが優先なので、ライディングラインからはパドルアウトしない事が基本ルール。
パドルアウトする時は、ライディング中のサーファーの進行方向とは逆方向にパドルをするようにしましょう。

ただし、波に乗っているサーファーのレベルやブレイク次第では、避けた方向に向かってくる可能性があるかもしれません。
そのため、基本ルールを守りつつ、その場の状況に応じて、臨機応変な対応が必要となります。

④波に乗れる順番が回ってくることを学ぶ

ルールが守られているポイントほど、メローな雰囲気の中で波を分かち合うリズムが生まれます。

リーフブレイクのポイントでは波が割れる場所が一定のため、テイクオフポジションが決まっています。
そのため、波に乗る順番が守られていることが理想ですが、混雑しているポイントほど、ピークに近いサーファーが沢山乗っていってしまうため、波に乗る機会が減ってしまいます。

ビーチブレイクのポイントでは波が割れる場所が変わりやすいので、沢山の波に乗れる機会がリーフブレイクのポイントよりは増えます。
ですが、同じポイントの中でも地形の良い場所などでは混雑しやすいので、前乗りやスネークインが起きてしまう可能性が高まりますので注意をしましょう。

ピークのマナーでは、ライト・レフト方向ともに形がよく割れる波ならば、ピークにほかのサーファーといた場合、そのサーファーとライト・レフト方向へ波を分かち合うようにしましょう。

⑤自分のボードには責任を持って他のサーファーの安全を守る事

ボードを離してしまうと他の人に怪我をさせてしまう危険性も。

サーフィンのボードにはフィンやショートボードの場合だとノーズが尖っていたりと、人にあたると危険な箇所が沢山あります。
そのため、ボードを離してしまうと、周りにいるサーファーにぶつかり怪我をさせてしまう可能性が高くなります。

最初は難しいかもしれませんが、プルアウトするときもボードと一緒にプルアウトができるよう練習していきましょう。

⑥ローカルルールについて

最後にローカルルールについて説明していきます。

サーフィンは地域やポイントごとに独自に生まれたルールが存在します。

例でいうとローカルサーファーしか入れないポイント、ショート・ロングのエリアが決まっているポイント等。
ポイントによっては厳しいローカルルールが決まっていることもあります。

初めて行くポイントでは地元のサーフショップやすでに海に入っているローカルサーファーに挨拶をし、ローカルルールの有無や内容を聞いてからそのポイントでサーフィンをするようにしましょう。

また、日頃からそのサーフポイントの環境や秩序を守っているローカルサーファーへの配慮も忘れず、みんなが笑顔で楽しくサーフィンできるよう心掛けていきましょう。



サーフィンは楽しいスポーツ

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サーフィンは広大な海を自由に場所を選んで行うことができます。

しかし、海の上にはサーフィン独自のルール&マナーがあります。

サーフィンは自然を相手にするスポーツ。

だからこそ、安全に楽しむためにルール&マナーがあるのです。

ビギナーサーファーにとってサーフィンは海の知識やルール&マナーなどこれまで知らなかったことも多く、ややハードルが高いと感じるかもしれません。

そんな時はサーフィンスクールに参加したり、サーフィン経験のある知人に頼ってみるのも良い選択肢かもしれません。

サーフィンの知識とルール&マナーを覚えて、思いっきりサーフィンを楽しみましょう!


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