WSL-CT第5戦「フィジープロ」が開幕。多くの番狂わせが発生。C.J.ホブグッドが引退表明

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Wiggolly Dantas (BRA), 2015 WSL rookie, sizzles through Round 1 of the Fiji Pro at Cloudbreak.
Image: WSL / Robertson

コンディション不良のため、5日間連続のレイデイを強いられて来た、サムスン・ ギャラクシーWSLチャンピオンシップ・ツアー(CT)第5戦「フィジー・プロ」は、4~6フィートのクラウドブレイクでラウンド1をコンプリート。エク セレントなスコア同様に、多くの番狂わせが発生した。

 

 

本日の第1ヒートでは、2014年のセミファイナル出場選手であるコロヘ・アンディーノ(USA)と元CTサーファーのアレホ・ムニーツ(BRA)、11-タイムWSLチャンピオンで3-タイム・フィジー・プロ勝利者のケリー・スレーター(USA)が対戦。

 

スローなスタートのなかで、ムニーツはヒート開始10分でリードを奪い、そのまま最後までトップをキープしてスレーターとアンディーノをラウンド2へ追いやった。

 

 

アレホ・ムニーツ(BRA)IMAGE CREDIT: WSL / Kirstin

 

 

「我々は、何日もヒート開始を待ち望んでいました。」と、ムニーツが言った。 「あのヒートでサーフして、勝利したことを素晴らしいと感じます。ラウンド1が終わっただけなのは分かっていますが、僕にとっては大きな勝利のような気分 ですね。なぜなら、この場所にワイルドカードでいる僕は、いつ戻って来れるか分からないですからね。」

 

タジ・バロウ(AUS)は、波数の少ないヒート2でルーキーのマット・バンティング(AUS)とリプレイスメント・サーファー、アリツ・アランブルー(ESP)と対戦し、終了間際にヒートのハイエスト・シングル・ウェイブ・スコアを手に入れてラウンドアップを決めた。

 

「小さな波しか来なくて、残り時間が数秒と知ったときはイライラしたよ。」と、バロウが言った。「僕は、そのヒートを通して、追い込まれていたけど、幸運にも、必要なだけの波が来て、スコアを手に入れる事が出来たんだ。それは、かなりクロスヒートだった。」

 

 

タジ・バロウ(AUS)IMAGE CREDIT: WSL / Kirstin

 

 

また、ルーキーのウィゴリー・ダンタス(BRA)は、クリーンなターンをコネクトすることによって7.17をスコアして、ヒートをリードした。今回、怪我で欠場した選手のリプレイスメントのジェイ・デーヴィス(AUS)は、5.00と3.00で応戦。

 

ここまでのベスト・バレルで、8.17をスコアしたデーヴィスだったが、強力なバックアップ・スコアを見つけることが出来ず、ブラジリアン・ルーキーがラウンドアップを決めた。

 

 

ウィゴリー・ダンタス(BRA)Image: WSL / Robertson

 

 

「僕が今朝サーフィンしたとき、波がバレルにならなかったんです。だからミディ アム・ウェイブを見つけて、ビッグ・ハックをメイクしようと思っていました。」と、ダンタスが言った。「自分のヒートにストークです。スウェルを待ってい て、それが来ることを本当に期待していたんです。」

 

ダンタスは同じルーキーのキアヌ・アシン(HAW)、イタロ・フェレイラ(BRA)とともにラウンド3へダイレクトに勝ち上がった。

 

 

ガブリエル・メディーナ(BRA)image: WSL / Robertson

 

 

WSLチャンピオンで昨年のフィジー・プロ勝利者であるガブリエル・メディーナ(BRA)は、クラウドブレイク・ウォールで素晴しいフォアハンド・アタックで、2014年の彼のフォームのを取り戻し、本日のハイ・ヒート・トータル17.13をスコアした。

 

「波は我々があのヒートに期待したものでなかったですが、かなりファンでした」と、メディーナが言った。「かなり調子の良いサーフボードを手に入れ、より快適にサーフィンをすることができました。僕はフィジーが大好きなんです。クラウドブレイクとレストランツが好きで、ここに居られてハッピーです。」

 

C.J.ホブグッドが引退表明

 

17年間、ワールド・エリートツアーを続けて来た、2001年のワールド・チャンピオンであるC.J.ホブグッド(USA)は、2015年がWSLコンペティターとしての彼の最後の年であることを発表した。

 

「今年がコンペティターとしての自分の最後の年にしたい」と、ホブグッドが言っ た。「僕は、2015年以後ジャージは着ないつもりなんです。僕は、長い期間ツアーでキャリアを積んで、貴重な時間を過ごす幸運に恵まれた。素晴しい仲間 もでき、たくさんのアップダウンも楽しむ事も出来た。

 

ツアーにおける私の最後の年の一部として、自分のキャリアで私にインスピレーションを与えてくれた何人かのサーファーに対して敬意を表したい。だから、このフィジーでケリーのジャージを着ているんです。この30年、サーファーなら誰でも、ケリー(スレーター)にインスパイアされたはず、そして彼はこのフィジーで、このことに対し寛大だった。」

 

ホブグッドは、コンペティションが再開するとき、ラウンド2で、ジュリアン・ウィルソン(AUS)と対戦する。

 

イベント主催者は、明朝午前7時30分にコールする。

 

オフィシャルサイト:http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mct/1236/fiji-pro

 

フィジー・プロ・ラウンド2マッチアップ:
ヒート1:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)対イニア・ ナカレヴ(FJI)
ヒート2:フリーペ・トリード(BRA)対アカ・ラヴロ(FJI)
ヒート3:ジョシュ・カー(AUS)対デーン・レイノルズ(USA)
ヒート4:ケリー・スレーター(USA)対ジェイ・デーヴィス(AUS)
ヒート5:オーウェン・ライト(AUS)対アリツ・アランブルー(ESP)
ヒート6:ジュリアン・ウィルソン(AUS)対C.J.ホブグッド(USA)
ヒート7:ビード・ダービッジ(AUS)対ダスティー・ペイン(HAW)
ヒート8:ジョエル・パーキンソン(AUS)対グレン・ホール(IRL)
ヒート9:マット・ウィルキンソン(AUS)対アダム・メリング(AUS)
ヒート10:ミゲール・プポ(BRA)対フレデリック・パターチア(HAW)
ヒート11:ジェレミー・フローレス(AUS)対リカルド・クリスティ(NZL)
ヒート12:コロヘ・アンディーノ(USA)対マット・バンティング(AUS)

 

 

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