サーフィンにエシカルな日焼け止めを【AD】

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サーファーにとって一年中欠かせないアイテムの1つ、日焼け止め。
これからの季節は特に手放せない存在ですが、2021年1月1日に、ハワイでこんな法改正が施行されたのをご存知でしょうか?その内容とは、
「海洋環境保護のため、オキシベンゾンとオクチノキサートが含まれる市販の日焼け止めの販売、流通を禁止する」というもの。
これは一体どういうことなのでしょう?

海に流れ出る日焼け止めは年間6000t〜1万4000tとも言われ、これは海に直接流れ出るものだけではなく、排水溝から海へ流れるものも含まれる推定量です。
そして、私たちが目にするほとんどの日焼け止めには【紫外線吸収剤】というものが含まれています。
そんな紫外線吸収剤が、実は海の生き物に非常に大きな影響を与えることが明らかになったのです。



紫外線吸収剤とは?

紫外線吸収剤とは、紫外線を強力にブロックしてくれる非常に優秀な化学成分で、紫外線を一度吸収し、熱エネルギーとして放出する特徴があります。他の成分とも結合しやすく、しっとりサラサラとした使い心地が得られ、安価な日焼け止めを作るにはぴったりの成分です。
・オキシベンゾン(成分表記:ベンゾフェノン-3、BP-3)
・オクチノキサート( 成分表記:メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)
日本で販売されている日焼け止めにはこの紫外線吸収剤が含まれているケースが多く、他にもファンデーションやヘアオイルなど、あらゆる日用品に配合されています。

ところがこの便利な成分が、海の生態系に大きく影響をしていることが分かりました。
海に流れ出た紫外線吸収剤は魚の体内に入りこみ、代謝を妨げ、血しょう、脳、肝臓などに悪影響を及ぼすことが分かったのです。
更にこれだけではとどまらず、【珊瑚の白化現象】の原因になることも指摘されています。



珊瑚の白化とは?

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珊瑚の表面には褐虫藻という植物プランクトンが住み着いており、光合成を行い栄養を作り出す役目をしています。
しかし、あらゆる環境ストレスが原因でこの褐虫藻が剥がれ落ち、ブリーチをしたように真っ白になってしまうのが【白化現象】です。
白化した珊瑚は適度な海水温や十分な栄養が摂取出来ないとそのまま瓦礫のように変色し、あっという間に再生不可能な状態になってしまいます。
残念ながら温暖化や日焼け止めなどによる環境汚染が原因で、世界の珊瑚はわずか0.1〜0.2%にまで減少してしまいました。



日焼け止めの影響力って?

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では、日焼け止めは一体どれほどの影響があるのでしょうか?
体に塗っても大丈夫なら、大したことないのでは?そうお思いの方もいらっしゃるかも知れません。
しかしある実験により、珊瑚が入った水槽にわずか0.01mlの日焼け止めを投下しただけで、18〜48時間以内に褐虫藻が剥がれおち、珊瑚が白化してしまうことが明らかになりました。
更に海の生き物だけでなく、人が体に塗ることで経皮吸収され、環境ホルモンの影響もあると指摘されたのです。



「○○フリー」に気をつけて!

では、一体どんな日焼け止めを選べばいいのでしょうか?紫外線吸収剤にだけ気をつければ、すべて解決するのでしょうか?
最近では、一般的な日焼け止めに「紫外線吸収剤フリー」「パラベンフリー」「ケミカルフリー」など、「ある特定の成分を含みません!」
と表記されているものが増えました。
一見海にもお肌にも優しそうですが、日本の日焼け止めの安全基準は曖昧で、成分表をよくよく見ると実際は沢山のケミカル成分が
含まれている事が分かります。残念ながら、これは敏感肌様や赤ちゃん用も同様です。
【何が入っていないかよりも、何が入っているか。】ここに注目して日焼け止めを選んでいきましょう!



海に優しい日焼け止めを選ぼう!

紫外線吸収剤に代わり、実は自然の成分で紫外線をブロックしてくれるものがあります。
それは【紫外線散乱剤】です。
酸化亜鉛や酸化チタンという自然の鉱物から生まれた成分で、その名の通り紫外線を跳ね返し、お肌を優しく守ってくれます。
自然に優しい=効果が薄いというイメージがあるかも知れませんが、実は紫外線A波もB波も防いでくれる優れもの!
その分、60-80分に1度はしっかりと塗り直しを行うことがポイントです。



キッチンから生まれた日焼け止め

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ハワイで暮らす女性ロザリンは、マイケルとの間に新しい命を授かりました。
サーファーでもあるロザリンは、赤ちゃんのためにノンケミカルな日焼け止めを探し始めます。
ところが、スーパーやドラッグストアを回ったものの、どれも刺激が強い成分が配合されているものばかり・・。
そこで、彼女はなんと自宅のキッチンで自ら日焼け止めの開発を始めたのです!
そんな愛情から日焼け止め【Little Hands Hawaii】は、今やハワイでの定番商品の1つとなりました。
そしてLittle Hands Hawaiiは海を超え、ここ日本でも広まりつつあるのです。



Little Hands Hawaiiって?

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100%ナチュラル成分のLittle Hands Hawaiiは、ココナッツオイルやシアバターなどオーガニックの原材料がたっぷりと配合されており、
しっとり滑らかなお肌に整えてくれます。
ベーシックな白いタイプは伸ばすとどんどん馴染んでいき、ベージュタイプはビーチシーンだけでなく、BBクリーム代わりにとデイリーに
活躍してくれます。
SPFは35-40。これは野外で使用するには低いのでは?と思ってしまいますが、実はSPF50の効果とほとんど変わらないという研究結果が出ています。お肌への負担も少なく、サーフィン中の紫外線もバッチリ予防してくれます!
更に、容器はプラスチックフリー。
缶タイプはサーフトリップの時などに仲間とシェアできるほど大容量。スティックタイプは紙で出来ているため、自然分解される優れものです。
今回は波伝説読者の皆さまにスティックタイプをプレゼント!詳細は波伝説今月のプレゼントページ(5月・6月)をご覧ください。



参考文献

https://planetainteligente.elmundo.es/2019//retos-y-soluciones/crema-solar-buena-para-nuestra-piel-veneno-para-los-peces.html#pagina
https://wired.jp/2019/05/08/sunscreen-chemicals-soak-all-the-way-into-your-bloodstream/
https://storage.googleapis.com/natureasia-assets/ja-jp/ndigest/pdf/v5/n4/ndigest.2008.080408.pdf



Little Hands Hawaii日本総代理店/日焼け止めガイド

Romi
Instagram @sealife_romi
https://woome.handcrafted.jp/

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