@ Teahupoo Tahiti French Polynesia
ファイブウィークスインタヒチ・vol-3 はジュニア編〜
今回のNSAタヒチ強化合宿にはレディースに加えジュニアも導入された。
今冬のハワイ・ノースショアでチャージし、映像を残した精鋭ジュニアは、
アダチカイセイ、ワタナベイッコウ、カナザワタキ、アズチゲン、スズキヨウシュンの5名。
カイセイは第1週目、イッコウとタキは第2週目、ゲンとヨウシュンは第3週目の、
各1週間ずつの参加となった。
今回のボーイズは毎冬のノースショア詣を欠かさず、
パイプ、バックドア、オフザウォールでのチャージを繰り返しているだけに、
チョポでも清々しいアタックを見せつけてくれた。
現在の日本のサーフシーンにおいて若手の育成は早急、必須だと思われる。
特にコンペモードだけにとらわれ、本物の波に対応できないサーファーが多すぎる。
当たり前のことだけど今後は膝腰のビーチブレイクから10オーバーのビッグウェイブまで
自分のスタイルを崩すことなく滑れるサーファーが生き残れる時代に突入していっている。
そんな意味合いも踏まえて、今回のジュニア導入はレディースと共に画期的な出来事だった。
第1週目にジュニア一人の参加となったカイセイは、レディースやレオ、タイチ等の中で、
借りてきた猫のようにおとなしい存在だったが、日一日チョポの波と戯れる事によって緊張が溶け、
ノースで培ってきたチューブスキルを見事に開花させたと言えよう。
そして第2週目に参加したイッコウとタキはファーストウィークとは一転、
ヘビーなウエストスエルとデビルウインドに翻弄されながらも、
まさかのトウインセッションをも経験し、最後までめげずに元気一杯のチャージを続けた。
して、第3週目のメンズ構成にはリアル、ダイキ、キアヌ、マーといった強者に、
ゲン、そしてヨウシュンが加わり、パイプで培ってきた経験をチョポで活かし、
更なる高みのセッションが展開された。
ポト&タヒナの見事なジェットアシストもさながら、
ボーイズも卓抜したサバイバル力で今回の合宿を乗り切っていった。
Gen Azuchi
Ikkou Watanabe
Taki Kanazawa
Yoshun Suzuki
Kaisei Adachi
第2週目のメンバー、マラアの洞窟前にて。