『whitebuffalo OMAEZAKI Pro』が御前崎市ロングビーチで開催された

Summer Jams

静岡県御前崎市ロングビーチで開催されたQS3,000『whitebuffalo OMAEZAKI Pro』は松岡亜音&小林桂が優勝!

日本の名だたるトッププロが集結したこの大会、今年からWQSの3000としてグレードアップし注目されるこの大会であったが、ラウンド64ではオリンピアンである稲葉玲王が敗れ、女子ラウンド16で松田詩野が敗れるなど、一筋縄ではいかない熾烈を極めたレベルの高さであった。

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波のコンディションとしてはコシ~ハラで物足りないサイズではあったが、そこはさすがのトッププロ。魅せるライディングや質の高いエアなどをたびたび披露し、観客たちを沸かせていた。

また地元である佐藤李や池田未来などがライディングを決めると人気は高く歓声が上がり、地元から大きなバックアップを受けている印象があった。

会場はメインスポンサーのwhitebuffaloのブースや地元のグルメキッチンカー、サーフスタジアムの抽選などもあり、賑わいを見せた。

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削りイチゴとてもおいしかったです!
お昼は2日間とも海鮮のどんぶりを頂いてしまいました!



さて、大会結果に戻りましょう。

ファイナルは女子は松岡亜音・池田未来。男子は小林桂・長澤佑磨の戦いとなった。

松岡と小林はともにキャリア3度目のQS優勝となった。

Caption: Anon Matsuoka (JPN) chaired to victory at the whitebuffalo OMAEZAKI Pro QS 3000. Credit: WSL / Izumo

Caption: Anon Matsuoka (JPN) chaired to victory at the whitebuffalo OMAEZAKI Pro QS 3000.
Credit: WSL / Izumo

今シーズン初のQSに登場した松岡亜乃音は、最初の波からファイナルをコントロールし、ヒートの最高スコアである5.75(10点満点)を開始早々にマークした。

18歳の現チャレンジャー・シリーズ(CS)コンペティターである松岡亜乃音は、高いアクティブさを保ちながら合計12本の波をキャッチし、11本目のライディングで4.50のバックアップ・スコアを獲得した。

松岡亜乃音は強いフォアハンドと有利なバックハンドを生かし、ピークの両サイドを積極的に攻めた。対照的に、池田未来は半分の本数の波に乗り、3ポイント台から抜け出せなかった。

松岡亜乃音コメント
「最後に日本で試合をしてからずいぶん時間が経ってしまいました。優勝できて本当にうれしいです。最初は5番と4番でスタートしたのですが、プライオリティが高い中でバックアップを良くしようとサーフィンを続け、リズムも掴みました。エキサイティングなイベントで、1日中かなり緊張していましたが、素晴らしい家族や応援に来てくれた人たちのおかげで、いい波をつかまえ、いいサーフィンができました。」

池田未来は御前崎で2年連続の準優勝を果たし、アジアQSランキングのリードをさらに広げた。

モルディブで開催されたASFアジアン・サーフィン・チャンピオンシップで優勝したばかりの16歳は、2024年のクルイ・プロQS5000でも優勝しており、今シーズンのアジア地区QSで3大会中2大会でファイナル進出を決めた。

Caption: Kei Kobayashi (USA) was a standout on all week at the whitebuffalo OMAEZAKI Pro QS 3000. Credit: WSL / Izumo

Caption: Kei Kobayashi (USA) was a standout on all week at the whitebuffalo OMAEZAKI Pro QS 3000.
Credit: WSL / Izumo

小林がキャリア最大の勝利を飾る

男子のファイナルはスプリットピークで幕を開け、小林桂(アメリカ)が長澤佑磨を下した。

長澤佑磨は3本のフォアハンドをレフトに決め、このヒートのハイスコアとなる5.50をマーク。

小林桂はすぐにポジショニングをレフトに変え、6.50と4.50を立て続けにスコア。

最後の波では4.90をマークし、2ウェイブの合計を11.40(20点満点中)に伸ばし、スコアラインをわずかに伸ばした。

長澤佑磨は我慢強いプレーを見せたが、2本目の3.80で2本しか波に乗れず、25歳の小林がこれまでのキャリアで最大の勝利を手にした。

日本国籍も持つカリフォルニア州サンクレメンテの地元出身の小林桂は、表彰台のトップに返り咲いたことに感激していた。

小林桂コメント
「ただただ興奮しています。日本は素晴らしいところです。怪我を克服するのはとても難しいことでした。QSで優勝するのは久しぶりだし、3000で優勝できたのはとても大きいです。応援してくれたみんな、ありがとうございます。」

これは長澤の短いキャリアの中で最高の結果でもあった。この18歳は、2023年の徳之島町プロジュニアで優勝し、1月にカリフォルニアで開催されるサンバルゾン世界ジュニア選手権への出場権を得ていたが、QSレベルでは初のファイナル進出となった。

アジア地区QSシーズンの日本レッグは、IBK宮崎プロ Presented by RASH QS 3000とIBK宮崎プロジュニア Presented by RASHで継続される。両大会は2024年9月11日から14日までウェイティングピリオドを持ち、CSと世界ジュニア選手権へのクオリファイを目指すアジア全域のサーファーに貴重なポイントを提供する。




波伝説ライダーである野中美波は3位となりアジアランキングでは4位となっている。
これからの宮崎シリーズでの活躍に期待したい。
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日本のトッププロたちが魅せるサーフィンに沸いた御前崎ロングビーチポイント。
このような大会を開催していただいた実行委員会の皆様、メインスポンサーのwhitebuffalo様、地元御前崎の行政の方、協賛各社、スタッフの方々の素晴らしい働きがあるからこそだと思います。

また来年の大会もとても楽しみです。



whitebuffalo OMAEZAKI Pro 2024

https://www.omaezakipro.com/

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