「波乗りジャパン/NAMINORI JAPAN」(サーフィン日本代表選手)を決定する 日本一のサーフィンの祭典「第4回 ジャパンオープンオブサーフィン(英名:THE 4th JAPAN OPEN OF SURFING)」。
本大会は、NSAとJPSAにより実行委員会を組織して開催され、同時に2023年開催予定の「2023 ISAワールドサーフィンゲームス」出場権の最後の1枠(男女各1名)を争う選考大会に位置付けられている。
4月23日(日)に予定されていたが、コンディションの影響で27日(木)へと変更になったこの大会。
胸たまに肩近くの波が押し寄せ、一時は強い風が吹き、選手を苦しめたが、決勝になると風もやみ、日本一を決める大会にふさわしい場所、コンディションとなった。
女子ファイナル
都筑有夢路と前田マヒナが対戦!
東京オリンピック日本代表の2名が対戦するハイレベルなヒートとなった。

前田マヒナが先行しライディング。
2発当て込み綺麗にスプレーをあげ、5.67Ptとスコアを獲得
5分経過した後、都筑有夢路もライディングをするが速いカービングからの1ターンの後、ノーズが刺さってしまいスコアは伸びず。

2本目も同じようにノーズが刺さりワイプアウト。
ポイントが伸びず。
3本目は慎重に刺さらないようにアクションを行い2発をメイク!
5.50Ptとスコアを伸ばす!
前田マヒナも4.5Ptとバックアップスコアを伸ばし、10.17Ptと安定のスコアを持つ。
3本目も1発目の綺麗な当て込みの後にノーズが刺さりワイプアウトしてしまう。
その後はなかなかセットが入らずライディングができない状態が続き、ラスト3分で都筑有夢路がプライオリティを使いライディング。
慎重に波へアクションを行いボトムターンから4発アクション!

8.00Ptと最後で逆転!
逆転で都筑有夢路が優勝!

陸にあがった一言が「疲れた」とのこと
ワンデートーナメントでの大変さも物語っていた。
おめでとう!
都筑有夢路コメント
優勝は嬉しいです。
大会が延期になって波も想像してたものと変わったので板も変えて準備してきました。
昨日も今日とは全く違うコンディションだったので今日の試合がどうなるかと思ってましたが、今日はとてもいいコンディションだったので、いいヒートがたくさんできたそれが優勝につながったと思います。
エクセレントを狙っていて最初はリズムがつかめなかったですが、最後に良いのに乗れてよかったです。
エルサルバドルも重要な試合なので準備して完ぺきな状態で挑みたいです。
次はスナッパーロックスでのCSなのですでに準備万端です。
準備してきたことを出せるように頑張ります。
メンズファイナル
脇田泰地と稲葉玲王が対戦!
2021年のJPSA初戦一宮プロの決勝戦のカード。
この時は、稲葉玲王が最後に大逆転勝利となった。

まずは脇田泰地が先行
1ターンで2.67Ptと試合のリズムを作る

続けて2アクションをしっかり入れ3.67Ptとスコアを伸ばしていく

稲葉玲王も3アクションを入れスプレーを上げ5.50Ptを獲得
脇田泰地も4アクションと6.50Ptと順調にポイントを上げていく
稲葉玲王はセカンドのバックアップを持てないまま残り10分へとなる。
プライオリティの使い方の戦いとなるが、ここで稲葉玲王がプライオリティを持ち終盤へと突入、ニードは4.68Ptと1発に期待される。
ここで脇田泰地が2発ヒットさせ3.93Ptとバックアップを伸ばし、ニードが4.94Ptと伸びる。

稲葉玲王はなかなか波をつかむことができず苦戦する中、脇田泰地は3アクションを入れ4.67Ptと順当にスコアを伸ばしていく。
5.68Ptが必要になった稲葉玲王だが最後プライオリティを持つが最後の最後のラスト20秒!セットが入り力強い2アクションを入れる

5.68Ptが必要であったが6.07Ptを出し逆転で優勝!
2021年の一宮の再来となった。

まさかの男女ともに大逆転のドラマで優勝となったこの大会。
サーフィンの世界は最後の最後まで何が起こるかわからない楽しみがある。
稲葉玲王コメント
ありがとうございます。
待ちました!待ちくたびれました。
泰地のスコアを見て、6点あればプレッシャーかけれると思い待つしかないと思いました。
楽しかったです。次の世界戦でオリンピックの選考になると思うので、結果を残してオリンピックに出たいです。
この前のチョープーの合宿は初めてでしたが、タヒチは2回目でした。
波は怖いですけど好きな波なのでやってみたいです。しっかりと結果残して出場権をいただきたいと思います!
応援が力になって優勝して少しでも恩返しができればと思います。
次も頑張ります。
日本代表となる二人のISAでの活躍が楽しみである。