サーフィンについて熱く語った五十嵐カノア選手・都筑有夢路選手〜メダリスト会見より

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2021年7月25日(日)〜27日(火)に千葉県一宮町東浪見の釣ヶ崎海岸で開催されたオリンピックサーフィン。
男子銀メダル五十嵐カノア選手と、女子銅メダル都筑有夢路選手の記者会見が行われた。
 
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競技を終えての感想は

 
五十嵐カノア選手:
オリンピックに参加できたことは、自身にとって一生忘れられない経験となりました。
世界の人にサーフィンを見てもらう機会をいただいたことが大変ありがたいく、自身としても良い経験となりました。
今回のオリンピックを経験したことで、2024年パリオリンピックにもぜひ参加したい!という想いになりました。
 
 
都筑有夢路選手:
今でも信じられない想いで、夢の続きを見ているようです。
オリンピックの凄さをあらためて感じました。
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競技後のインタビューで、家族の話になると目を潤ませていたように感じましたが、競技後、ご家族と連絡をとりましたか?

 
五十嵐カノア選手:
昨日電話で話をしました。
自身の力だけではなく、家族のサポートがあっての、メダル獲得でした。
「感謝」しかありません。
このメダルは、家族・ファン・友人のメダルだと思っていますので、早くメダルを見せたいです。
 
 
都筑有夢路選手:
家族はいつも応援してくれ、感謝しています。家族は世界一のサポーターだと感じていました。
いつも「家族の気持ちに応えたい」と思っていましたので、その気持ちを「銅メダル」というかたちで返すことができ、家族に伝えられることがうれしいです。
 
 
 

五十嵐選手。
お父様と子供の頃からサーフィンをしていたとのことですが、その頃の思い出や楽しかったことは?

 
五十嵐カノア選手:
4歳頃から、父と一緒に毎朝サーフィンをしていました。
その頃は、オリンピックメダルをとること、世界チャンピオンになることなんて全くなく、ただ「父と海で遊ぶ」ということが印象に残っています。
父と海で遊ぶことがサーフィンであり、スポーツであり、それが楽しいことでした。
その気持ちは、サーフィンのアスリートになった今でも、子供の頃に感じた「楽しさ」は同じです。
 
 
 

スポーツとしてのサーフィン、競技としてのサーフィンの魅力は?
今後、サーフィンは日本でどのような存在になってほしい?

 
五十嵐カノア選手:
サーフィンは、今回のオリンピックを機に競技として認知されたと思っています。
今回のオリンピックでは、アスリートが良いパフォーマンスを見せることができたので、サーフィンの凄さ、波の凄さが伝わったのではないでしょうか。
サーフィンファンになった方も多いと思います。
サーフィンの凄さ、波の凄さを世界中の方たちに見てほしいし、それを次世代の子供たちに伝えていかれるようになるのも夢です。
 
 
都筑有夢路選手:
サーフィンは、風を感じることはもちろん、虹が見れる、雨を感じる、夕日や朝日が見れる等の、自然と触れ合うことができることが一番の魅力だと感じます。
オリンピックの新種目として、サーフィンが選ばれすごく嬉しかったですし、サッカーや野球のように、注目してほしいです。
サーフィンは、他のスポーツ同様に同じくらい努力しているのに、注目されることがありませんでしたが、今回を機に、アスリートして、スポーツとして見てくれたら嬉しいです。
 
 
 

お二人の活躍をみてサーフィンを始めたいと思った方へ、 始めるにあたってのアドバイスやメッセージを

 
五十嵐カノア選手:
日本の波は優しい波なので、サーフィンを初めるのに適していると思います。
ただ、サーフィンは簡単ではないスポーツです。練習・努力・リズムが必要です。
でも、初めて板の上に立てた時の気持ちは、忘れることができないくらいの最高な気分です。
その気分と、海の風・波・潮を感じる気持ちを大切にして、頑張って欲しいと思います。
 
 
都筑有夢路選手:
自然の魅力がたくさん詰まっているので、ぜひ始めてほしいと思います。
そして、始めたとしたら、海では人がたくさんいる時には気をつけてサーフィンをしてほしいです。
 
 
 

今後の活動は?

 
五十嵐カノア選手:
CT後半戦がまもなく始まります。
まもなくメキシコで開催されるので、すでに準備も始めています。
今回のオリンピックで、自分を信じれば良いサーフィンができ、プレッシャーの中でも良いサーフィンを見せることができることがわかりました。
今年、世界チャンピオンになれるチャンスはまだあるので、チャンピオンになって日本の旗を振りたいです。
 
 

都筑有夢路選手:
今年はまずはCSで戦い、来年はCTへ出られるよう頑張っていきます。
 
 
 

メダリスト二人が、スポーツとしてのサーフィンを語ってくれた会見だった。
今後の二人の活躍が楽しみだ。
 
 

WSL2021年CTスケジュール

第7戦 8月10日〜20日 メキシコ
『Corona Open Mexico presented by Quiksilver』

第8戦 8月24日〜9月3日 タヒチ
『Outerknown Tahiti Pro』

★9月8日〜17日 カリフォルニア
『Rip Curl WSL Finals』

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

 
 

WSL2021年CSスケジュール

9月20日〜26日
US Open of Surfing(米国、カリフォルニア州ハンティントンビーチ)

10月2日〜10日
MEO Pro Ericeira(ポルトガル、エリセイラ)

10月16日〜24日
Quiksilver/ROXY Pro France(フランス、ランド、カップブルトン/ホセゴー/ Seignosse)

11月25日〜12月7日
ハレイワチャレンジャー(米国、ハワイ州ハレイワ)

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