【WSLニュース】1930年代のボードでチューブに入る

2f4b2207f3464a3203b9f306704b4c8b

5月25日WSLニュースより

最新映像「ミスタークークボックス」で、サンタバーバラのノール・コサートが1930年に使われていたボードを復刻させた。ベン・ウェイランド監修のもとに制作されたこの映像は、サーファーズジャーナルによって紹介されたものである。

「1930年代は、トム・ブレイクがデザインしたサーフボードを複製したものがたくさん作れ、そのデザインをクークボックスと呼んでいた。」コサートは映像タイトルのナレーションでこう述べている。

コサートは、20kg以上の重さで、フィンがなく、中が空洞になっているボードを自らの手で作る過程を深く詮索していた。
まずはその図面を書き上げたが、彼の頭の中ではそのボードでチューブに入ることを思い描いていた。

ボードの長さは様々だったが、最新モデルでは8フィート。たったの1時間程度で仕上げている。コサートは、テイルがスライドするのを防ぐため、チューブの中でコントロールするためにコンケーブをかなり深くし、テイルをVの字にした。映像で見ればわかるように、クークボックスは多くの苦悩とトライアンドエラーによって作られたものである。
「90年も前に木を切ってボードをデザインしていたのは凄いことだと思う。でも、それは当時の特別な方法であり、何よりも波乗りを楽しむためだったのだろうね。」
とコサートは話している。

バハでの彼のフッテージは、彼が自宅で考えたことを実現したものになった。才能のあるコサートのライディングを見ると、そのフィンレスタイムマシンは、まるで簡単なことのように思えてしまう。
このボードは多くの人々から注目を浴びそうだが、簡単に操ることはできないだろう。

彼はこう話す。
「僕がビーチに行くときは、常に人に話す準備をしておかなければならない。車から降りてパドルアウトする前に、少なくとも3人のサーファーにこのボードがどんなものなのかを説明しているんだ。」

最近の記事

関連する記事