【WSLニュース】ケリー・スレーターの食事法

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Kelly Slater
5月3日WSL×The Inertiaニュースより

20代前半までは自分が食事に対して気を遣うことは無かったが、10代の時からもっと気をつけるべきだったと思っている。
私は、食事と健康の関係が深く結びついているとはそれほど考えていなかった。しかし、年をとってからも旅や試合を続けると、食事は自分の中で一番に重点を置くものとなった。

私は様々な食事法を未だに勉強している。プロのアスリートは、いつもベストな状態をキープする方法を探している。疑問を持てばすぐに取りかかるだろう。

最初に真剣に学んだのは栄養学で、”Dead Doctors Don’t Lie”(死んだ医者たちは嘘をつかない)という健康食品のお店で1ドルのビデオを買った。
そこでは、食べ物による効能、変性疾患、栄養失調などについての詳しく説明されていて、正しい食生活を送らなければ、たくさんの問題が起こるという事実をその時に初めて知った。
勉強し始めたきっかけは、2003年に父をガンで失い、それと同時に周りの多くの友達も病気で苦しんでいたから。

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何を摂取し、健康で長生きするか。私は買った食品の成分表を必ず確認する。これはとても重要なことだと思う。
私にとっての理想な食事は、一度に様々な食べ物を食べることではない。
実際に同じ栄養分がある様々な食べ物を試していたこともある。
もしもタンパク質を摂っているなら、同じタンパク質をいつも摂りたいとは思わない。
様々な種類のアミノ酸を摂りたいと思う。

私は何年もチアシードを食べ続けていたが、昨年ハワイで友人とトレーニングをしていた時に、チアシードをココナッツジュースに一晩浸けてから朝食で食べるように勧められた。
彼が言うには、必要不可欠な脂肪分(オメガ3)とアミノ酸を一緒に摂ることができるということだった。
それからベリーとナッツを加えて食べるようになったが、今では私の定番になっている。

2016年のチョープーで優勝した時のケリー・スレーター/ WSL / Kelly Cestari

2016年のチョープーで優勝した時のケリー・スレーター/
WSL / Kelly Cestari

「脂質」と聞くと、あなたを太らせてしまうものだと思うだろう。アメリカ人は世界中で最も高カロリー食品が多く、肥満の人が最も多い。
ただし、健康的な脂肪は、脳や消化、間接にとって前向きな影響があることを多くの人が分かっていない。

例えば、ココナッツやアボカドは太ると言われるが、チアシードも含めてそれらは自然食品である。地球上でありのままに育ったもので、加工もされてないし、最も健康な食品とも言える。

私にとっては、その食べ物がどこから来たのかが重要である。チアシードの農場に行ったとき、場所や灌漑(かんがい)施設、水、湿期と乾期などを学んだが、農家さんが持つ情熱に一番感化された。
それほどの情熱がないものには関わりたくないし、自分の名前のスタンプを安易にあげたくない。
私と同じようなビジョンがある人とは関わりたいと思っている。

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