WSLは全てのイベント開催の中止と延期を5月まで延長すると発表した

無題

WSL(ワールドサーフリーグ)は、現在のCOVID-19(新型コロナウイルス)の世界的パンデミックの影響で、CT(チャンピオンシップ・ツアー)を含む全てのイベントの中止と延期を5月までに延長した。

先日、3月全てのWSL(ワールドサーフリーグ)の13大会の中止と延期が発表されたが、その期間が5月まで延長された。
世界でのコロナウィルスの感染拡大と、世界各国の入国制限が増えている状況を踏まえての決断となる。

これには、オーストラリアチャンピオンシップツアーのイベント、「Rip Curl Pro Bells Beach」「Boost Mobile Margaret River Pro」および「WSL Big Wave Awards」の残りのイベントの延期が含まれる。

6月にインドネシアで開催される予定の「Quiksilver Pro G-Land」は、キャンセルされるか、より多くのインフラの整ったエリアに移動される。


以下WSL JAPANサイトより
WSLのエリク・ローガンCEOは、ファンやサポーターに向けてビデオメッセージを送った。「2020年のCTをはじめ、できるだけ早くすべてのイベントを始めたいと思っています。我々はすでにハードワークして、新たなる2020年のツアーのためのシナリオを考えています」。ローガンCEOは、ツアー再始動に向けて懸命に努力していることを伝えた。

現時点で海外への渡航は厳しいため、イベント再開の適切な時期を見極めるのは難しい。また、サーファー達やイベント開催地の安全性を保つのも困難だ。ローガンCEOは、「私は皆さんと同様に(WSLの)ファンです。世界中の最高の波で、世界最高峰のサーファー達が戦う姿を見たいです。しかしながら、WSLの現時点の最優先事項は、我々のアスリート、ファン、世界中で働くスタッフの健康と安全です」と話していた。

なお、WSLが新型コロナウイルス関連の世界中の専門家から聞いた情報によれば、6月が2020シーズンを安全にスタートできる最も可能性がある時期だろうという。

ローガンCEOは、「我々のリーグは、グローバルなスポーツです。故に、各国へのツアーやイベントをベストの状態で臨むのはチャレンジングで、可能ではありません。公のイベントを組織するリーグとして、ウイルスを急速に拡散させないように社会的責任をもってとても注意しています」と話し、再開には慎重を期している。

このような状況の中、WSLは新しいサーフィンコンテンツを発信し続けている。ローガンCEOによれば、「WSLのスタジオから配信するコンテンツ量を増やしている。次のスタートのホーンが聞こえてくるまで、全員とつながり続けるため新たな道を模索しています」とのこと。イベントが行われない中でも、多くのコンテンツを発信して再開時までサーフィンファンの気持ちをつなぎとめていくようだ。

「サーフィン愛は世界をつなげます。このような不安な気持ちの間は、みんなで結束して、このスポーツ、海、アスリート、そして皆様との情熱を共有することによって我々の前向きな気持ちを共有していきたいです」と、ローガンCEOは、このような事態だからこそ、世界の人々と協力していくことを呼びかけてた。

一日も早く新型コロナウイルスが終息し、ワールドクラスのサーフィンが見られる日を願うしかない。


WSL(ワールドサーフリーグ)CT(チャンピオンシップ・ツアー)イベントスケジュール詳細

https://www.worldsurfleague.com/events/2020


WSL(ワールドサーフリーグ)

https://www.worldsurfleague.com

最近の記事

関連する記事