オーストラリアのマルーブラビーチで開催されたQS1,000Carve Proは、コナー・オリアリーとフィリパ・アンダーソンがそれぞれ優勝。
昨年までCTを回っていたコナー・オリアリーは、再びエリートツアーに戻る意志を明確にし、2017年にルーキーオブザイヤーに輝いたそのスキルを証明してみせた。
ファイナルでは、2018年のポートステフェンスプロにて初優勝し、二度目のQS優勝を狙うキャレブ・タンクレイドと対戦。
オリアリーはロープ際へと追い詰められる展開となったものの、ヒート終盤の残り3分のところでパンチのあるレフトを見つけ、8.83のエクセレントスコアでリードを奪った。
「まるで3分間のヒートのようでした。プライオリティーがあるのにただ波を待っているだけで、乗ることができずに終わるだろうなと思っていたんです。ありがたいことに小さなレフトハンダーを見つけることができました。2018年はいくつかの物事がうまく行かず、私にとって微妙な1年になりました。言い訳にはならないのですが、2019年のシーズンは楽しみですよ」とオリアリーは話した。

WSL / Ethan Smith
一方、Women’s を制したフィリパ・アンダーソンは、2019年のQS戦における絶好のスタートを切った。
アンダーソンは、波数が少なくなったファイナルにおいて、力強さと流れるようなフロントサイドターンで13.66のトータルスコアを記録。ホリー・ウォーンとのヒートを支配した。
「今年の初戦での優勝は気分が良いです。それも私の地元であるNSWでこのスタートを切れたことは何よりも嬉しいです。今年もQSで良い成績を残せると思います。昨年はクオリファイに近づけ、この初戦で優勝できたこと。QSで戦える、私が行ってきたことは間違いないと、自分のなかで確認することができました。」(フィリパ・アンダーソン)

WSL / Ethan Smith
なお、日本から出場した田中透生プロ、須田喬士郎プロはラウンド3で、石原壮プロ、小笠原由織プロはラウンド1で敗退となった。