【QS10,000EDP Billabong Pro Ericeira】好調のカノア五十嵐は準優勝!!

bc96c81cb061b82cbe46071cfceaedee

大きな勝利を手にしたライアン・キャリナン(オーストラリア)と準優勝のカノア五十嵐/WSL / Damien Poullenot

ポルトガル・エリセイラで開催されたQS10,000EDP Billabong Pro Ericeiraが終了。
ファイナルは、最初の10分でスコア合戦が始まった。
五十嵐は、2つのターンの後にノーズピックリバースを繰り出して6.17をスコア。キャリナンは、2本のロースコアを持っていたが、3本目で彼のバックハンドを爆発させて6.93をスコアして優勢に立つ。
ヒート中盤、五十嵐は長くて厚い壁を見つけて6.77ポイントをスコアし、一時的に逆転。
すぐさまキャリナンは、短いながらもバーティカルなライドで7.30をゲットし、再びリード。

終盤に差し掛かると、五十嵐は、全てのセクションにおいて正確なターンを決めて8.17ポイントを獲得して再逆転。
終了まで残り3分のところで、キャリナンは大きなセットをつかみ、流れるようなバックハンドスナップをリップの上にヒットさせ、7.83をスコア。
現在、世界ランキング第9位のカノア五十嵐から大きな勝利を手にした。

際立ったバックハンドで優勝したライアン・キャリナン/WSL / Damien Poullenot

際立ったバックハンドで優勝したライアン・キャリナン/WSL / Damien Poullenot

キャリナンは、勝利者インタビューで興奮気味に話した。
「QS10,000の優勝は、誰もが夢に描くものです。最後のセットが来たときには、逆転できると確信しました。まさに最高の瞬間でした。本当に感動しています。自分にとって大きなステップになりますが、今はただ喜びに浸っています。今シーズンは何だか慌しく、まだ自分がどうなるのかは分かりません。前はイベントで優勝したことはなかったのですが、今年は2回も優勝することができています。僕は、ここに早い時期から来て、本当に良い仲間と時間を過ごせました。まるでホームのような、家族がここにいるかのような気分でした。しかも、毎日のように素晴らしい波でサーフすることができて本当に最高でした。」

エリセイラで手にしたキャリナンの10,000ポイントは、QSランキングを2位まで押し上げた。さらに、彼は来週に開催されるCTのQuicksilver Pro Franceにワイルドカードで出場することが決定している。

五十嵐は、J-bayでの3位フィニッシュを果たして以来、2年連続のUSオープン優勝、Surf Ranch Proで3位、そして今回のランナーアップと、好調が続いている。
QSランキングでも1位に立っている彼は、残るCT戦でもプレッシャーが無く、さらにこのことが明らかに他のライバルにとっての脅威となっている。

ますますパフォーマンスが向上しているカノア五十嵐/WSL / Damien Poullenot

ますますパフォーマンスが向上しているカノア五十嵐/WSL / Damien Poullenot

「自分がやりたいようなサーフィンができるようになっているので、気分が良いですね。今年は自分の実力を証明したいと思っています。より良いパフォーマンスでサーフィンをもっと向上させたい。だからこの調子で頑張りたいです。ライアンが、メディーナを倒したとき、気合いを入れて自分のベストを出さないといけないことがわかっていましたが、残念なことにギアを上げることができませんでした。」とカノア五十嵐は話した。

セミファイナルへと進んだガブリエル・メディーナとハワイのタナー・ヘンドリクソンが3位となった。
小林桂プロはラウンド3で、稲葉玲央プロ、大原洋人プロはラウンド2、新井洋人プロ、安室丈プロはラウンド1で敗退となった。

イベント公式ページ
http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2801/edp-billabong-pro-ericeira

最近の記事

関連する記事