【Women’s QS最終戦】ベスト8が出揃いファイナルデイへ!

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フィリパ・アンダーソンは、2017年のクォリファイレースから外れた・・・。WSL / ETHAN SMITH

オーストラリアNSW州ポートステフェンス・ビルビビーチで開催中のWomen’s QS6000Port Stephens Toyota NSW Proは、ベスト8が決定。

夢に一歩近づいた者と打ち砕かれた者で大きく明暗が分かれた。
それだけ重要なクォリファイのポイントを稼ぐための大会3日目となった。

ニューキャッスル出身のフィリパ・アンダーソンは、6年間CTを狙い続け、2017年は今までで一番CTに近づいたシーズンであった。最終戦では堅実な結果が必要だったものの、CTポルトガル戦のローカルワイルドカードで出場したテレサ・ボンバロに屈した。

グーフィーフッターのボンバロは、CT争いの中にはいないものの、QSで経験を積んでいる強豪選手の一人。14.16のトータルで、負けられないアンダーソンとのヒートに勝利した。

テレサ・ボンバロは 、CTホープのフィリパ・アンダーソンをラウンド6で退けた。WSL / ETHAN SMITH

テレサ・ボンバロは 、CTホープのフィリパ・アンダーソンをラウンド6で退けた。WSL / ETHAN SMITH

「フィリパやクォリファイを目指す他の女の子にとってこのイベントは重要なことは知っているから、彼女たちが負けるところを見ると辛い気持ちになるけれど、私はここに勝ちにきたし、良いサーフィンをしたいと思っています。だからきょう勝てたことはとても嬉しいし、あしたのファイナルデイが楽しみです。」(テレサ・ボンバロ)

QSランク10位でワールドジュニアチャンプのメイシー・キャラハンも、CTに入るためにビルビでの確実な結果が必要になる。大会3日目も、CTに上がるためのチャンスを逃すことはなく、17歳のキャラハンは13.33のトータルスコアでハワイのゾイ・マクドガルを上回った。

メイシーはCT入りに向けて一歩踏み出した。 WSL / TOM BENNETT

メイシーはCT入りに向けて一歩踏み出した。
WSL / TOM BENNETT

「私は、このイベントにフォーカスしていてとにかく勝ちたいです。クォリファイはボーナスに過ぎないのです。ロータイドで波が上がってきてタフなヒートになりましたが、一本エクセレントをスコアできて良かったです。あしたが楽しみで、今自分ができることをやるのみです。」(メイシー・キャラハン)

現在CTランク9位、QSランク8位のジョアン・ディフェイ(フランス)は、CT残留の安全な位置を確保するためにポートステフェンスへ渡った。ディフェイは、ハワイアンのブリサ・ヘネシーをコンビネーションへと追い込む16.76のトータルスコアでクォーターファイナルへと進出。

ディフェイがダブルクォリファイとなれば、他のラッキーなCT参加者が生まれることになる。WSL / ETHAN SMITH

ディフェイがダブルクォリファイとなれば、他のラッキーなCT参加者が生まれることになる。WSL / ETHAN SMITH

「きょうの波は徐々に良くなりました。面もきれいになり、波も大きくなった。私はCTに残る保証がないからここに来ました。波も良いし、ここに来た価値がありました。このような素晴らしい波を届け続けてくれればと願ってます。」(ジョアン・ディフェイ)

ニュージーランドコンペティターのペイジ・ハレブは、彼女が6年間を過ごしたエリートツアーに戻るために3年の苦闘を続けていた。ハレブは現在9位でクォーターファイナルへの進出は、5位フィニッシュかさらに上位を保証し、最低でも2,650ポイントを獲得することになる。

ペイジ・ハレブは、CT復帰が近く、残りの数ヒートで彼女の運命が決まる。WSL / TOM BENNETT

ペイジ・ハレブは、CT復帰が近く、残りの数ヒートで彼女の運命が決まる。WSL / TOM BENNETT

「この場所は来たことがなかったですが、とても感動しています。素晴らしい波に恵まれたので、良い結果を残すことができています。この数年CTに戻るために頑張ってきて、今年で決めたいと望んでいます。あまり考えないようにして、ヒートを楽しみ、結果を残します。」(ペイジ・ハレブ)

そして、初めてのQS参戦となったタヒチアンのバヒネ・フィエロは、クオリファイは狙えないが、2018年QSシーズンのより高いシード権を獲得できる可能性がでてきている。
17歳でのクォーターファイナル進出は彼女のベストリザルトとなった。

バヒネは、短いキャリアですでにベストリザルトを残している。WSL / ETHAN SMITH

バヒネは、短いキャリアですでにベストリザルトを残している。WSL / ETHAN SMITH

「私は、他の2つのイベントでこのサイズを経験しましたが、その中でもここの波は一番です。美しいビーチで、波も良く、ここに来られて良かったです。この年の最後のイベントになりますが、この1年で自信がついたので、来年がとても楽しみです。」(バヒネ・フィエロ)

なお、川合美乃里プロは、ベスト24で敗退。
大村奈央プロは、ベスト16に残ったものの、タティアナ・ウェストンウェブに敗退した。

無題

日本人は負けてしまったものの、あすはいよいよファイナルデイとなる。
日本時間の午前5時ごろからファーストコールとなるのでライブをチェックしてみよう!

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