湘南の海岸浸食問題が特集放送されました(TVer見逃し配信中!)

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湘南の海岸浸食問題に再注目 —— TVerでも放送、地域住民・サーファーの声が反響を呼ぶ

神奈川県湘南エリアの海岸線で進む海岸浸食問題。

その実態が、2025年8月4日(月)にTBS系「噂の!東京マガジン」にて特集され、TVer(8月11日(月)12:00 終了予定)でも配信が開始。改めて多くの人々の注目を集めています。

特に問題となっているのは、鎌倉市・稲村ケ崎〜七里ガ浜エリア

かつては広く美しい砂浜が広がっていたこの地域ですが、年々砂浜が後退し、著しく消失しているのが現状です。

昔は棒の上まで砂浜があったとのこと

昔は棒の上まで砂浜があったとのこと

この海岸の消失は、単なる観光・レジャーの問題にとどまらず、高潮・津波などの災害リスク増加にもつながっており、地域にとって非常に深刻な課題となっています。

今回の放送では、現地取材とともに、海岸保全の専門家の見解、神奈川県からの回答も交えて構成されており、多角的に問題が報じられました。

今年3月に養浜を行った

今年3月に養浜を行った

しかし2か月後には砂が流されてしまう。

しかし2か月後には砂が流されてしまう。

西湘バイパスの崩落を受け、砂浜を再生させる国の特別プロジェクトも取材。

岩盤型潜水突堤

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工事は1基2年の歳月がかかったとのこと。

工事は1基2年の歳月がかかったとのこと。

海岸浸食問題についてとても分かりやすい内容となっております。

TVerで見逃し配信が可能!
噂の!東京マガジン
道路が閉鎖に?迫りくる海岸侵食 8月11日(月)12:00 配信終了予定
https://tver.jp/episodes/epupff3g24



住民・サーファー・自治体が一体となって行動

この問題に対して、鎌倉の海を守る会や、日本サーフィン連盟鎌倉支部などの団体は、これまでも繰り返し国や県に対して要望書を提出してきました。

特に2025年7月には、神奈川県道路維持課を訪問し「稲村ケ崎の擁壁杭打ち工事に関する意見書」が提出され、
・信号の改善
・案内板の多言語化
・災害時の避難ルートの確保
など、多岐にわたる具体的な改善提案が挙げられました。

またこの席には、サーフィンコミュニティを代表して日本サーフィン連盟鎌倉支部からも「要望書」が提出され、地域住民の安心安全と、文化としてのサーフィン環境の維持を両立させる方向性が模索されています。


放送を受けて、今後の動向に注目

今回「噂の!東京マガジン」で取り上げられたことにより、より多くの一般視聴者にもこの課題が広く知られることとなりました。

砂浜の消失は、ひとつの地域に限った問題ではなく、全国の沿岸部に共通する気候変動・自然災害対策としても、重要なテーマです。
波伝説としても、こうした問題を伝え、海とともに生きるコミュニティの一員として、今後も注視してまいります。


関連リンク

・TVer 該当回(期間限定配信): https://tver.jp/episodes/epupff3g24
・2025年7月 提出された「意見書・要望書」に関する過去記事:
https://www.namidensetsu.com/news/namidensetsu/586605

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