2017年春、波伝説の波情報で新島を担当していただいている前田氏より、発達した低気圧の強いうねりによって地形が覚醒したとの情報が入った。
そこで、波伝説の独自気象予報である「Wave Hunter」を確認すると、次の低気圧によって2日後に南寄りのうねりが、その後、東~北東寄りのうねりがヒットする予想。
波伝説ライダーの進藤晃プロ、中浦章プロ、波伝説アンバサダーの野中美波プロを誘って急きょ新島入りすることになった。


竹芝を夜に出発するフェリーのおススメは、海の穏やかな東京湾では普段見れない海上からの景色を楽しみ、外洋に出てフェリーが揺れ始めるころには寝てしまうこと。
記念すべき1ラウンド目は南寄りのうねりをキャッチしている間々下にて。
新島、特に間々下は「ミルキーブルー」とも言われる白みがかった美しい青い海水が特徴。
また、地形やうねりの方向など、ここ間々下でサーフィンができるのは意外とレアで、サイズのあるファンウェーブに巡り合えたことでメンバーのテンションは最高潮に。


スケジュールの都合で後半の羽伏浦チューブセッションは逃してしまったものの、間々下ではシグネチャームーブであるエアーを連発。
その成功率と完成度にはいつも驚かされる。
また、日本でフリーのサーファーとして成功している数少ないプロフェッショナルなサーファーだ。
小柄ながら深いボトムターンとしっかりとレールを使ったドライブターンを見せる野中美波プロ。
これからが本当に楽しみな逸材だ。
進藤晃プロも鋭いアクションを披露。
テクニックとサーフボードの性能が合わさるとき、より高い相乗効果を生み出す。
見た目より波が分厚くパワーがある間々下では、スピード感のあるサーフィンを楽しむことができる。
サイズがある分、セットが入ってくるタイミングはけっこうハード。
そして、新島ルーティーンその1、サーフィン後のランチ、かじやベーカリー。
菓子パン、サンドイッチなど種類豊富で、パンもしっとりフワフワ。
波伝説ツアー ~新島~ 中編 に続く