ASP-WCT第3戦でミック・ファニング(AUS)とカリッサ・ムーア(HAW)が勝利のベルを鳴らす。

SURFMEDIA

SURFMEDIA
SURFMEDIA(サーフメディア)は国内外の最新サーフニュースを発信。サーファー、コンペティション、ファッション、インダストリー、メディア事情など、多彩な角度からホットなニュースをグローバルな視点で提供しています。

ミック・ファニング(AUS)とカリッサ・ムーア(HAW): ASP / Kirstin Scholtz

 

 

ベルズ・ビーチ/オーストラリア(2014年4月23日水曜日):2014年のサムスン・ギャラクシーASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー(WCT)第3戦リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチが終了。スリリングなファイナル・デイで、ミック・ファニング(AUS)とカリッサ・ムーア(HAW)が見事勝利のベルを鳴らした。

 

ファイナルデイは、ウイメンズからスタートし、ムーアがベルズ・ボウルで勝利を決めたあと、男子のセミファイナルとファイナルはウインキーポップへ移動して行われた。

3タイムASPワールド・チャンピオンであるミック・ファニング(AUS)は、ツアー・ベテランのタジ・バロウ(AUS)とのファイナルで、エキサイティングなシーゾーバトルの末、3度目のリップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ・イベント・タイトルを獲得した。

 

2人のファイナリストは、対照的なスタイルでパワフルなカーヴィングをアンロード。しかし両者ともワイプアウトや、いくつかの素晴らしい波をミスするなどエラーを起こした。そのファイナルは、ファニングが8.00と8.83のエクセレント2本をスコアしたのに対し、バロウはヒート・ハイの9.63を保持したが、バックアップが3.83というロースコアだった。ファニングは、クオーターファイナルでオーウェン・ライト(AUS)、セミファイナルでジュリアン・ウィルソン(AUS)を下してファイナルへ勝ち上がった。

 

ミック・ファンニング© ASP/ Cestari

 

これまでの人生で、今回の9分間ほどナーバスだったことはないね

 

「マーガレット・リヴァーのあの結果(13位)の後、僕は家に帰って、本当に一生懸命にトレーニングを積んで来た。それが報われて本当に嬉しいよ。 タジ(バロウ)にお祝いを言いたいね。彼が驚くほど良いサーフィンしていたから、これまでの人生で、今回の9分間ほどナーバスだったことはないね」とミッ ク・ファンニングが言った。

 

ベルを鳴らすミック・ファンニング© ASP/ Kirstin

 

「今回のイベントでは色々な場所でサーフィン出来て最高だった。ボウル、リンコン、そして最後はウインキーポップ。ウインキーポップでコンテストをやるのがずっと夢だった。これは自分にとっては特別なイベントで、本当にリラックスしてやれるんだ。」

 

タジ・バロウ© ASP / Cestari

 

「今日は本当に気分良くサーフィンが出来た。楽しかったね」と、タジ・バロウが言った。「ミック(ファニング)と、グッド・ファイナルだったけど、 7ポイントで逆転出来るラフな敗退だった。自分は逆転出来るチャンスを何度もミスしたんだ。だから、負けても当然のこと。本当にあのベルを鳴らしたかった ね。自分の名前が、この名誉あるイベントのトロフィーに刻まれていて光栄だよ。2度目の優勝をしたかったけど、次回までお預けだ。」

 

 


 

カリッサ・ムーア(HAW)© ASP/ Cestari

 

2度のASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンであるカリッサ・ムーア(HAW)は、センセーショナルなパフォーマンスで2年連続のベルズ・ビー チ・イベント・タイトルを獲得した。ムーアはセミファイナルでサリー・フィッツギボンズ(AUS)を下し、2013年のリマッチとなったファイナルでは、 昨年のASP WCT2位であるタイラー・ライト(AUS)を退け、勝利を掴んだ。ムーアの勝利は今シーズン2度目で、彼女はASP WCTランキングのNo.1スポットを維持する。

 

 

3つの長いオーストラリアン・レッグは、自分にとって最高の結果を残せました。

 

 

「言葉もありません。」と、カリッサ・ムーアが言った。「素晴らしいファイナルでした! 波は最高で、フリーサーフィンを楽しんでいるような気分 だったので、私はタイラー(ライト)に話しかけたい気分でした。彼女が素晴しいサーファーで、年末のASPワールド・タイトルを争うサーファーになること は分かっています。だから私は、自分がベストでぶつからなければならないと思っていました。3つの長いオーストラリアン・レッグは、自分にとって最高の結 果を残せました。2戦で優勝し、一つはクオーター進出。最後にベルズで優勝出来たことは本当に特別な思いです。」

 

 

 

ケリー・スレーター(USA)© ASP/ Cestari

 

 

本当に自分のサーフィンに確信を持てないんだ。いくつかのことが自分を悩ませている。

 

11タイムASPワールド・チャンピオンのケリー・スレーター(USA)は、クオーターファイナルでハワイのジョン・ジョン・フローレンスとのラウンド4で敗退した。スレーターがリードを保持したままヒートは終盤に差し掛かった。そして、フローレンスはラストウェイブで大逆転。4度のイベントチャンピオンから勝利をもぎ取ったのだ。

 

「自分はヒートに勝つための波を持っていた。彼(フローレンス)は自分のミスを利用したんだ。」と、ケリー・スレーターが言った。「このコンテスト 全体で少しナーバスだった 。最近、本当に自分のサーフィンに確信を持てないんだ。いくつかのことが自分を悩ませている。充分にフリーサーフィンもしていないしね。セミやクオータま で勝ち上がれたけど、オーストラリアン・レッグは自分にとってあまり良くなくなかったように感じる。」

 

次回第4戦となるサムスン・ギャラクシーASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー(WCT)はBillabong Rio Pro。2014年5月07日から18日までの期間、ブラジルのリオデジャネイロで開催予定。

 

 

リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ・ファイナル結果:
ファイナル:
優勝:ミック・ファニング(AUS)16.83
第2位:タジ・バロウ(AUS)13.46
リップ・カール・ウイメンズプロ・ベルズ・ビーチ・ファイナル結果:
ファイナル:
優勝;カリッサ・ムーア(HAW)16.23
第2位:タイラー・ライト(AUS)15.77

 

リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ・セミファイナル結果:
セミファイナル1:タジ・バロウ(AUS)14.43 def.ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)13.43
セミファイナル2:ミック・ファニング(AUS)18.20 def.ジュリアン・ウィルソン(AUS)17.36

 

リップ・カール・ウイメンズプロ・ベルズ・ビーチ・セミファイナル結果:
セミファイナル1:カリッサ・ムーア(HAW)11.10 def.サリー・フィッツギボンズ(AUS)10.53
セミファイナル2:タイラー・ライト(AUS)17.77 def.ステファニー・ギルモア(AUS)13.77

 

リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ・クオーターファイナル結果:
クオーターファイナル1:タジ・バロウ(AUS)15.50 エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)13.16
クオーターファイナル2:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)13.13 def.ケリー・スレーター(USA)11.10
クオーターファイナル3:ジュリアン・ウィルソン(AUS)17.53 def.ジョエル・パーキンソン(AUS)15.34
クオーターファイナル4:ミック・ファニング(AUS)13.16 def.オーウェン・ライト(AUS)11.37

 

リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ:ラウンド5
ヒート1:
エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)16.27 def.。
ガブリエル・メディーナ(BRA)13.33
ヒート2:
ケリー・スレーター(USA)15.26 def.。
アダム・メリング(AUS)12.44
ヒート3:
ジュリアン・ウィルソン(AUS)17.30 def.。
ジョディ・スミス(ZAF)17.26
ヒート4:
オーウェン・ライト(AUS)13.37 def.。
フレッド・パターチア(HAW)13.10

最近の記事

関連する記事