BSR SURF RESORT, Texas 2020 –
五十嵐カノアの父ツトムが、試合に帯同して父親目線で観たリアルで愛のあるツアーレポート。
五十嵐カノア、キアヌ兄弟と父ツトムは、テキサスにあるウェイブ・プール【BSRサーフリゾート】へ遠征。コンパクトなパーフェクトウェーブでエアー技が炸裂した!
Text & Photo by TOM IGARASHI | Movie by CALI+CREATOR・カリキュレーター
8月21日ハンティントンビーチ
早朝から、忙しい中バタバタとさらに忙しくテキサスに向かう。基本的にプールはエアリアルが中心だから板が破損するリスクが高い。なんで少し多めに持って行くことに。
まあノースに行くのと違い同じ長さの板だから比較的簡単に板を選べます。とりあえずカノア6本でキアヌも6本。今回の移動は国内線なんでオレンジ・カウンティーにある「ジョンウェイン空港」を利用しました。ハンティントンから20分(楽)。コロナ禍の飛行機移動なんで飛行機や空港も空いてると思いきや、通常通りでなんと満席、空港内のスタバでコーヒーとブルーベリーマフィンを買い込み搭乗。ホントに「ええっ?」と思うくらい満席。
飛行時間は4時間くらい。
国内線なんで電車みたいな感覚、到着し速攻で荷物を取りレンタカーをゲットし2時間(120km)くらいのドライブ。テキサスって言うからカウボーイやら…ウェスタンって雰囲気かと思っていましたが残念。普通のアメリカの田舎でした。
交通量がやたらと多く長い渋滞にもハマりながらワイワイがやがや男3人の楽しい旅行スタートです。
プールに着く手前でテキサスBBQサンドイッチを車の中でほおばりながら徐々にテンション上がる。何度か来たことがあるキアヌがカノアに波の特徴や雰囲気を説明。「音楽も自分のプレイリストからガンガンかけられるよ」とか言いながら2人でリストを作りはじめ、そうこうしているうちに到着。
予約を確認し2人で荷物を運びチャーターしてあるビーチハウスに運ぶ。この日の気温(37度)湿気はないがかなり暑い。水やスナックやフルーツが用意されていて準備は完璧。カノア先生のスケジュール計算通りの到着予定時間。予定時間通りの入水。ストレッチしてスタートだ。
ここでアメリカのウェーブプール事情を。このテキサスのプールを始めアメリカにあるプールは全て予約制です。これがまたサーフィンプールが流行っているらしく数ヶ月先まで予約がいっぱいなんです。利用者の方々を見ますと、意外にもみなさん会社経営者やすでにリタイヤされたゆとりのある大人の方ばかりなんですよ。
ちなみにケリーさんのプールはプライベートでの予約のみで運営しているようで、1日借りるのに数百万円とか。それでも来年の夏まで予約は取れない状況とか。先日わたしが行った時、帰り際にゲートの前で次のお客様のお車が数台待っていてそれらが全てジャーマニーの高級SUVって感じでした。このサーフィンプールってのは富裕層の方達のオシャレなレジャーになっているようです。と私は感じました。
ってことでセッション開始!
私が撮影した上のビデオを見て色々想像してみてください。楽しい映像になってますよ。
夕方のラウンドが終了しホテルにチェックイン。スタバが隣にあるホテルで私は満足(笑)夕飯はせっかくテキサスに来たんだからステーキハウスへ予約がなかなか取れない地元の方達の人気レストランに。炭火焼のジューシーなお肉をガッツリいただき、デザートにはアメリカンチーズケーキです。最強!
ガッツリ喰って、ガッツリ寝て、ガッツリ波乗り。再び5時に起き私はスタバに。
アメリカのスタバは5:30からオープン、日本のは7:00からでいつもビックリします。軽く朝食を済ませプールサイドに向かいワックスを塗りなおしストレッチ。エアーばっかだから怪我をしないように念入りなウオーミングアップが必要ですね。俺たちより早くからセレブリティーなサーファーズ様たちも念入りにストレッチをしています。ストレッチをしながらカノアとキアヌのライディングを観たいようでじっくりとこちらを観察してます。どこからかカノアが来る情報をつかんだのか見物客も多く入場していました。ファンの方も多くたくさん声援をいただきました。サインや写真撮影にもカノアは喜んで対応していました。
数日間のテキサスのショートサーフトリップ。アメリカ国内だけでもすでに4カ所のサーフィン専用プールがあります。そろそろ韓国にもすごいのが完成しオープンするそうですね。日本は静岡かな?楽しみですよね。