
(一社)「海の学校」ブログより
今回は、レスキュードローンという新しい試みとして、ライフセーバーの救助とドローンによる浮き輪投下の速度を距離ごとに比較する検証が行われました。
(一社)「海の学校」も実行委員として参加しています。
実際に浮き輪を人の上に落とすには法改正が必要など、まだ課題も多いものの、これによって助かる命があるならば積極的に導入したい技術です。
肌感覚としては、近距離ではライフセーバーとドローンの速度はほぼ同等でしたが、距離がある場合はドローンの方が速い結果となりました。ただし、電波が届かなくなる距離もあり、今後さらなる検証が必要とされています。
改めて、ライフセーバーやジェットスキー隊の存在のありがたみを感じる機会にもなりました。全国各地で海の事故が起きる中、こうした新しい手段を駆使して救助に取り組む人々がいることは非常に心強いことです。
海の学校では、幼少期から海に親しみ、自然には逆らえないということ、そして決して侮ってはいけないという姿勢を学ぶことを大切にしています。いざという時に、知識と経験が自分や他人の命を守る力になる——そんな教室をこれからも目指していくとのことです。
今回の検証に携わった関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。
全国各地でこのような取り組みが広がり、1つでも多くの命が救われる未来を願っています。
