一般社団法人 日本プロサーフィン連盟(JPSA)はインタースタイル2022にて記者会見をおこない、さわかみグループとの2024年までの複数年契約を締結したことを発表した。
JPSAとさわかみグループとの始まりは2011年から。
東日本大震災ののちにさわかみグループ代表澤上龍氏の熱い想いによりスポンサー契約が始まった。
「2020年はコロナの影響によりすべてのイベントができないのではないかという危惧にさらされている中、さわかみグループ様から『JPSAが一番にやりなさい』とご支援をいただき鴨川の大会の開催に至りました。
感染対策をしっかりしたことから昨年の大会実施につながったと思います。
そのおかげでグランドチャンピオンの選出もでき大変感謝しております。
また今年のツアースケジュールの発表ができ、新たなチャレンジもさせていただきました。
オリンピック競技としてパリ・ロサンゼルス・オーストラリアまでつながる話を聞いております。JPSAの選手から金メダル獲得を目指してやってまいりたいと思います。
皆様のご協力をお願いいたします。」
「なぜ複数年契約に至ったのかというと、2011年の東日本大震災の原発問題までさかのぼります。
原発事故という悲しい事故がありましたが、海離れという危惧に真剣に向き合っていたのが、サーファーであり、漁師さんなど海にかかわる方々でした。
その思いを誰かが一緒に伴走しなくてはならない。
日本を盛り上げていかなくてはならないという思いでご一緒させていただくことになりました。
当時掲げたことは魅力のあるサーフィン。その魅力をもっともっと伝えていこうと思いました。
原発問題などに負けずみんなで頑張っていきたいと。
それから10年が経ち、オリンピックとして開催され魅力の発信がある程度なされたかと思いましたが、もう一度考えた結果そこがゴールではないと思いました。
日本のサーファーが感動を与えてくれた。安全な大会をJPSAは実施してくれた。
そのうえで、もっと広範囲にサーフィンの魅力を伝えられるのではないかと思い。複数年かけてさらにじっくりとこの思いを育てていきたいと思い、複数年契約をさせていただくことになりました。」
2022年はショートボード5戦、ロングボード4戦、シニア2戦(もう1試合を検討中とのこと)トライアル2戦が決まったが、さらに「さわかみチャレンジシリーズ」として「チームチャレンジ」と「アジアチャレンジ」の2戦が予定されることになった。
・チームチャレンジは現在内容を検討中だが、ショートボードで男女の混成チームを作成し、チーム戦を行う。
・アジアチャレンジは今までJPSAがお世話になった各国に対し選手男子2名+コーチ1名を招待し志田下での国別対抗戦を予定している。
アジアチャレンジにおいては各国のコロナ感染対策の事情もあり、どこまでの国が参加できるかわからないが、インビテーションを送り、JPSAが招待として参加を依頼するとのこと。
さわかみグループの支援により日本のサーフィン界がさらに発展し、将来のオリンピアンの誕生やメダル獲得に期待がかかる!
2022JPSAツアースケジュール
3月
・トライアル1 鴨川
4月
・ショート・ロング 第1戦 一宮
5月
・ロング 第2戦 千倉
7月
・トライアル2
・さわかみチャレンジシリーズ チームチャレンジ
8月
・ショート第2戦・シニア第1戦 新島
9月
・ショート第3戦 大洗
・さわかみチャレンジシリーズ アジアチャレンジ
・ロング第3戦 茅ヶ崎
10月
・ショート第4戦 鴨川
・ショート第5戦・ロング第4戦・シニア第2戦 宮崎(調整中)
2022ツアーシードランキング
ショートボード男子
- 西 慶司郎
- 脇田 泰地
- 安室 丈
- 田中 大貴
- 仲村 拓久未
- 西 優司
- 辻 裕次郎
- 小林 桂
- 岩見 天獅
- 伊東 李安琉
- 塚本 勇太
- 河谷 佐助
- 鈴木 仁
- 金沢 呂偉
- 佐藤 魁
- 松永 大輝
- 加藤 嵐
- 上山 キアヌ 久里朱
- 田中 英義
- 加藤 翔平
- 村上 蓮
- 安井 拓海
- 松下 諒大
- 山中 海輝
ショートボード女子
- 松岡 亜音
- 川合 美乃里
- 須田 那月
- 都築 虹帆
- 川瀬 心那
- 池田 美来
- 髙橋 みなと
- 橋本 恋
ロングボード男子
- 塚本 将也
- 井上 鷹
- 堀井 哲
- 森 大騎
- 秋本 祥坪
- 西口 京佑
- 尾頭 信弘
- 米本 好希
- 畑 雄二
- ユージン ティール
- 菊池 里騎
- 中山 祐樹
ロングボード女子
- 田岡 なつみ
- 吉川 広夏
- 市川 梨花
- 井上 楓
- 小林 恵理子
- 小髙 恵子
シニア
- 牛越峰統
- 進藤晃
- 遠田真央
- 河野正和
- 関谷利博
- 福地孝行