【QS1,000】ソウヤー・リンドブラッドとケビン・シュルツが優勝

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2月3日月曜日
ANDREW NICHOLS

QS1,000 SLO CAL Openが開催されたカリフォルニアのピズモビーチには、母なる自然から予期せぬサプライズがあり、最終日にはクリーンなスウェルが届いた。
そして、サンクレメンテ出身のケビン・シュルツソウヤー・リンドブラッドがそれぞれ優勝。
シュルツはエアリアルで、リンドブラッドはバックハンドアタックで他の選手との違いを見せつけた。

24歳のシュルツは、2018年の同イベントにて準優勝を果たしているが、今年はその結果を更新した。
そして、リンドブラッドは14歳にしてWSLイベントでの初優勝を果たした。

シュルツは、決勝で彼のアイドルに勝利した

シュルツは、決勝で彼のアイドルに勝利した

シュルツのエアーは、元CTツアラーでベテランのブレット・シンプソンとの決勝で最も好調だった。
6.97ポイントをスコア後すぐに7.90の高得点を記録した。
CTのベテランは、8.70のニードスコアを追いつくため、エアーを成功させたものの、シュルツを上回ることはできなかった。

14歳の彼女はWSLイベント初優勝に言葉を失った

14歳の彼女はWSLイベント初優勝に言葉を失った

新星となったリンドブラッドは、QSトップ40のミア・コリンズをファイナルで破った。
経験豊富なコリンズに対し、強烈なバックハンドで6.10をスコア。
終了のホーンが鳴るまでそのリードを守った。
リンドブラッドは、昨年からプロジュニアに参戦しており、今回の初優勝でWSL Junior Championshipsへのトリップ費用をも獲得した。

注目すべき準優勝のシンプソンとコリンズ

 

現在はコーチとしても活躍しているシンプソンは、まだ健在なパフォーマンスを証明した/ WSL / Daisy Hunt/ CCNTH

現在はコーチとしても活躍しているシンプソンは、まだ健在なパフォーマンスを証明した/
WSL / Daisy Hunt/ CCNTH

サーフィン界における最も注目すべき一人でもあるシンプソンは、世界トップクラスのパフォーマンスを維持し、準優勝となった。
ベテランの彼は、ホームでのフリーサーフィンだけでも衰えることがなく、競技においてもラウンド5で17.37ポイントのイベント最高スコアを記録し、彼がコーチする次世代の選手の模範となった。
また、昨年の勝者であるコリー・アランビードとセミファイナルで対決したものの、精神面でも未だに衰えていることがないことを証明した。

「イベントを通して確かな波の選択をすることができて気分が良いです。アウトには広い範囲にたくさんのピークがあったので、とにかく考えすぎないようにと心がけました。ケビン(シュルツ)がスコアした波は、自分が探していた波ではなかったので、自分が乗りたい波に集中して待ちました。しかし、彼はこのイベントで際立っていたので、決勝で対決ができたことにとても満足しています。
CTツアーから退いて、競技に対してモチベーションがなくなり、海外へのトリップもほとんどなくなりました。でもやっぱり楽しいですね。これが私の血なのでしょう。特に近所のイベントで4日間も良い波に恵まれるならば文句はありませんね。」とシンプソンは話した。

コリンの決勝進出は彼女のベストな結果となった/ WSL / Daisy Hunt/ CCNTH

コリンの決勝進出は彼女のベストな結果となった/
WSL / Daisy Hunt/ CCNTH

コリンズは、大会最終日にて昨年度勝者のキラ・ピンカートンを破った。
ニューポートビーチ出身のトップ選手の一人である彼女は、辛抱強さを示してファイナル進出を果たした。
20歳の彼女は、今回の準優勝がベストな結果となり、昨シーズン35位だったQSランキングをさらに上回ることが期待される。

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