Bruce Irons/WSL/Freesurf/Heff
10月27日からのウェイティングを経て、きのうからようやくスタートされたHIC PRO。
Round 1,Round 2の途中まで消化された昨日、ハワイアンサイズで6footの北北西スウェル、きょうはやや落ち着いたものの十分なコンディション。
両日を通して、世界の強豪選手たちでもエクセレントスコアを出すのは容易ではないなか、やはりサンセットビーチを知り尽くした地元ハワイアンの活躍が目立っていた。
Round2で9.40をだした今大会で最も若いサーファーFinn Mcgill
そしていよいよMAR大野プロが登場。対戦相手は、ベテランでレジェンドとも呼べるNathan Hedge(AUS)。何度も戦い勝利したこともある相手。過去にトリプルクラウンチャンプにも輝いたことのあるこちらもベテランのMyles Padaca(HAW)。そして、メンズジュニアツアーの北アメリカディビジョンで上位につけているCole Houshmand(USA)。
試合開始2分、MAR大野プロは形の良いセットをつかみ、力強いトップターンを試みるも着地に失敗。
そして開始から5分、Nathan Hedge(AUS)が早くもこのヒートを決めるかのようなライディングを披露。
テイクオフ、ダウンザラインからクリーンなバックハンドバレルをメイク。バレルを抜けてからもう一度ストールするも、次のバレルは閉じてしまう。それでもこの一本で7.67をスコア。
その直後に、MAR大野プロもサンセットの波に大きなカーブを描くも、その後が続かず3.10。
すかさず、Nathan Hedge(AUS)が小さいながらもきれいなファーストスナップからバーティカルなオフザトップをコンビネーションし、5.83のバックアップスコアを持って独走態勢に入る。
Myles Padaca(HAW)、Cole Houshmand(USA)もスコアが伸びず、MARは残り10分で4位ながらもニードスコアがわずかに2.63。
そして残り3分。ようやく来たセットをつかむも、ウォールにならず、テイクオフのみとなってしまう。あと一歩届かずここで敗退となってしまった。
今後、MAR大野プロは台湾で行われるイベントに向けてハワイからいったん離れる予定。台湾で良い結果を残せることに期待し、またハワイに戻ってから良いショットを残せることに期待したい。
あすは、あらたな北北西スウェルが同じくらいの強さで反応し続ける予想で、コンテストオンとなりそうだ。
ファーストヒートには、全回ファイナリストの波伝説ライダー喜納海人プロが登場する。