【WSLニュース】クラゲに刺された場合の処置法

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以下、WSLニュースより

Nick White

クラゲに刺されることは、海の中で多くの時間を費やす者にとっては誰にでも起こりうることだが、その危険性や処置の方法はワンパターンでは無いことを知っておかなければならない。
今までに人々が刺されてきたクラゲに基づき、地元の海でも旅行先でもクラゲの種類による処置方法の違いを紹介する。

最初のステップとして、熱帯性のクラゲ(ハコクラゲ、イルカンジクラゲ)か、非熱帯性のクラゲ(カツオノエボシなど)かを判断しなければならない。

熱帯性のクラゲによる症状

・刺された局部の痛み(時折激しく痛む)
・呼吸停止と心停止が数分内に起こることがある
・背中や腹部に激しい痛みがある
・吐き気、嘔吐、発汗など
※これらは、最も危険な例で、多くの熱帯性のクラゲはオーストラリアで見られる。

非熱帯性のクラゲによる症状

・むかつきが激しくなり、鋭く焼け付く感覚がある
・ムチで打たれたような痕が残り、大きな腫れ、赤みが現れる
・筋肉の痛みと痙攣(けいれん)
・吐き気、嘔吐

熱帯性のクラゲに対する処置方法

・まずは海から上がり、安静にする。
・患部に少なくとも30秒は酢を流し続ける。もしも酢がなければ、棒や手袋を使って触手を払いのけ、海水で洗い流す。
(真水は、針胞が刺激されることで再び毒針を出す可能性があるので厳禁)
・患部を冷やす。
・呼吸の状態を確認する。
・必要であれば、救急車を呼び、蘇生を行う。

非熱帯性のクラゲに対する処置方法

・海から上がり、安静にさせ、患部に触れさせないようにする。
・海水で洗い流す。(真水は、使わないこと)
・患部を冷やす。
・手の指で救助者自身が刺されないように気をつけながら触手を取り除く。
・可能であれば、適度なお湯を患部にかけ流す。
・必要であれば救急車を要請する。

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