『さわかみ S.LEAGUE 25-26《S.TWO》ロングボード第2戦 宝ビスケット 鵠沼プロアマオープン』 最終日リポート
リポーター:上田純子
太平洋高気圧の吹き出しによる南〜南東のうねりは弱めに続き、朝はオフショアでスモールながら整ったコンディション。
しかし、昼前からオンショアが入り始め、厚みを少し増しながらもテクニカルな難しい状況に。
まさに誰が勝ってもおかしくない緊迫のファイナルデイとなりました!
そんな中でも選手たちは攻めの姿勢を崩さず、最後の最後まで白熱したパフォーマンスを披露!
観客を釘付けにする試合展開が続きました。
★ 女子ファイナル
序盤は原田來愛が安定の演技をして4点台でリード。
4選手が積極的に波に乗り、3点台のスコアは出るものの、中盤までは大きな展開がなく、会場全体が次の一手を待つような緊張感に包まれました。
その後、田中晴菜も中盤で4点台をマークし、トップへと躍り出る。
そこにベテラン・大池裕美子がスピード溢れるライディングで5点台を叩き出し、一気に首位を奪取!
このまま逃げ切るかと思われた矢先、山口晴菜が残り5分で渾身のライディング!
4点台後半をマークし、劇的な逆転で初優勝を手にしました。
会場も大きな拍手と歓声に包まれた、感動の瞬間でした!
★男子ファイナル
10代〜20代と若手選手で揃ったファイナル。
ヒート序盤に小熊海ノ介が6点台をしっかりとメイクしたものの、佐藤正央が一本目からいきなり7点台の素晴らしいライディング!
櫻井凰太と橋本優季もまけじとたくさんの波に乗るものの、4点台止まり。
その後、中盤に小熊海ノ介が圧巻の演技で7点台を叩き出し、そのまま逃げ切って初優勝を飾りました。
今回は若手の選手の戦いが目立ったファイナルでした。
スモールコンディションでもできるかぎりのライディングを一生懸命する選手たちに拍手を送りたいと思います!