ASP-WCT第4戦「ビラボン・リオ・プロ」がスタート。ケリー、ファニングはラウンド2へ。

SURFMEDIA

SURFMEDIA
SURFMEDIA(サーフメディア)は国内外の最新サーフニュースを発信。サーファー、コンペティション、ファッション、インダストリー、メディア事情など、多彩な角度からホットなニュースをグローバルな視点で提供しています。

最高点をマークしたトリード。© ASP / Smorigo

 

2014年のサムスン・ギャラクシーASPワールド・チャンピオンシップ・ツアーの第4戦である「ビラボン・リオ・プロ」が3フィートのコンディ ションでスタート。男女ともラウンド1が終了した。本日はトリッキーなコンディションのなか、ブラジルのフリーペ・トリードが素晴らしいパフォーマンスを みせるも番狂わせも発生。ミック・ファニング、ケリー・スレーター、ステファニー・ギルモアといったトップ・シードの選手がラウンド2を強いられた。

 

ヒート9でフリーペ・トリード(BRA)は、 ジュリアン・ウィルソン(AUS)とエアリアル・シュートアウトを展開。トリードは、ノーグラブのフロントサイドとバックハンドによるフル・ローテーショ ンで、イベント・ハイエスト・スコアをマーク。8.77と9.43のブラジリアンのスコアは、他の選手をコンビネーション・シチュエーションに追い込み、 圧勝した。

 

「ブラジルにWCTツアーが来て最高です。自分のホームであり、応援してくれるギャラリーと自分の友人や家族の前で試合が出来る事は、とても嬉しい です。」と、フリーペ・トリードが言った。「自分のボードは良い感じで、本当にリラックスッしてやれています。ブラジリアン・ギャラリーは自分にとって最 高です。自分がサーフィンしている時に、ギャラリーからの声援が聞こえて、それがモチベーションになるんです。」

 

ガブリエル・メディーナ(BRA)© ASP / Smorigo

 

またカレントASPワールドNo.1で、ホームのギャラリーを味方に付けたガブリエル・メディーナ(BRA)は、彼の洗練されたテクニカル・アプローチとエアリアル・ゲームをブレンドし、ダイレクトにラウンド3へ勝ち進んだ。

 

「家族や友達、多くのサポーターが居る、ここブラジルでコンテストに参加する事は、自分にとって凄く大切な事なんです。」と、ガブリエル・メディー ナが言った。「オーストラリアン・レッグの後でホームに帰ることが出来て、最高の気分ですね。ブラジルにとって、このコンテストは物凄く大きいものです。 自分のベストを尽くします。プレッシャーなんて感じない。」

 

コロヘ・アンディーノ(USA)© ASP / Smorigo

 

コロヘ・アンディーノ(USA)は、 ノー・ウェイブ・リミットをフル活用し、今シーズン初のラウンド1勝利を手に入れた。3-タイムASPワールド・チャンピオンのミック・ファニング (AUS)とワイルドカードのデビッド・ドゥ・カルモ(BRA)に対し、ヒート前半にバレル・ライドで6.17のキーパー・スコアをヒットするアンディー ノ。エアリアル・ゲームを発動させた彼は、ヒート終了間際のフル・ローテーションで更に6.93をマーク。ファニングをラウンド2へ追いやった。

 

「ラウンド2をスキップ出来て最高です 。これで最下位を逃れられた。」と、コロヘ・アンディーノが言った。「第3戦の優勝者であり、ワールド・チャンピオンに君臨するミック・ファニングを克服したことは、凄く自信に繋がりますよ。」

 

11タイムASPワールド・チャンピオンのケリー・スレーター(USA)は、ルーキーのミッチ・クルーズ(AUS)と ワイルドカード・ピーターソン・クリサント(BRA)に対し、彼のフォアハンドで4.43と3.67をスコアして、アーリーリードを取った。しかし、ク ルーズは素早く反撃、クリティカル・バレルで7.57をスコア。さらにクリーンなフロントサイド・エアをメイクして、バックアップの5.50をスコア。ラ ウンド3へ勝ち上がった。

 

「ケリー(スレーター)はあのヒートで最初の波を手に入れたけど、僕は8分間、全く波を掴めなかった」と、ミッチ・クルーズが言った。「出来る限り 波を掴みたかったけど、難しいコンディションでしたね。ピーターソンはASP-QSでたくさん戦っていた選手です。初めてラウンド1を勝てて最高です。こ の調子で行きたいですね。」

 

ジョディ・スミス(ZAF)© ASP / Smorigo

 

ディフェンディング・イベントチャンピオンのジョディ・スミス(ZAF)は、 ウェイブ・ポテンシャルを最大限に利用して、プログレッシブ・アプローチを見せた。フォアハンドでエア・リバースからのレール・カーヴィングで6.67を スコアし、続けてバックハンドのリバースによるクオリティ・レール・サーフィンで7.0をスコア。スミスはヒート前半にスコアを固め、勝利に繋げた。

 

「リオは、アフリカ以外で自分が初めて優勝した場所なんです。」と、ジョディ・スミスが言った。「自分のヒートのパフォーマンスは満足です。ここの 波は好きですね。ホローなファン・セクションがあって、ダーバンの波に似ているんです。トラヴィス(ロギー)とフレディー(パターチア)を甘く見たら大変 なことになる。彼らはリーサルだからね。このヒートを勝てて嬉しいです。」

 

ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)© ASP / Smorigo

 

ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、 C.J.ホブグッド(USA)とマット・ウィルキンソン(AUS)と対戦。スローなスタートとなったヒートで、ウィルキンソンは、コミットしたフォアハン ドでリードした。しかし、ヒート終了間際に、フローレンスが、バレルをメイク。6.33をスコアして大逆転でラウンド3へ勝ち上がった。

 

「僕は、あの最後の波でエアをするつもりだった。でも、その波はパーフェクトな小さいバレルになった。ヒート中は多くの波でワイプアウトしていたの で逆転出来て嬉しかったです。」と、ジョン・ジョン・フローレンスが言った。「このイベントでの優勝は自分の人生最大の結果で、自分が優勝した唯一の WCTイベントなんです。昨年は足首の怪我で参加出来なかったですが、ここのビーチブレイクは大好きで、人々も情熱的だし、ここに戻って来れて嬉しいで す。」

 

ウイメンズのラウンド1では、2012年のリオ・ウイメンズのプロ勝利者であるサリー・フィッツギボンズ(AUS)をはじめ、カレントリーダーのカ リッサ・ムーア(HAW)が勝ち上がる中、5タイムASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンのステファニー・ギルモア(AUS)が、ローラ・エネバー (AUS)とアラナ・ブランチャード(HAW)とのバトルに敗れ、ラウンド2を強いられた。

 

 

オフィシャルサイトではライブ中継の他、見逃したヒートを見れるヒートアナライザーもあるので要チェック。

 

http://www.aspworldtour.com/events/2014/mct/664/billabong-rio-pro

 

Billabong Rio Pro Round 2 Match-ups:
Heat 1: Mick Fanning (BRA) vs. David do Carmo (BRA)
Heat 2: Kelly Slater (USA) vs. Peterson Crisanto (BRA)
Heat 3: Adriano de Souza (BRA) vs. Glenn Hall (IRL)
Heat 4: Julian Wilson (AUS) vs. Brett Simpson (USA)
Heat 5: Michel Bourez (PYF) vs. Raoni Monteiro (BRA)
Heat 6: C.J. Hobgood (USA) vs. Dion Atkinson (AUS)
Heat 7: Owen Wright (AUS) vs. Travis Logie (ZAF)
Heat 8: Miguel Pupo (BRA) vs. Aritz Aranburu (ESP)
Heat 9: Fredrick Patacchia (HAW) vs. Alejo Muniz (BRA)
Heat 10: Bede Durbidge (AUS) vs. Matt Wilkinson (AUS)
Heat 11: Sebastian Zeitz (HAW) vs. Jeremy Flores (BRA)
Heat 12: Adrian Buchan (AUS) vs. Adam Melling (AUS)

 


Billabong Rio Pro Round 1 Results:
Heat 1: Tiago Pires (PRT) 9.70, Adriano de Souza (BRA) 9.60, Sebastian Zietz (HAW) 6.40
Heat 2: Gabriel Medina (BRA) 14.53, Raoni Monteiro (BRA) 10.17, Adrian Buchan (AUS) 8.87
Heat 3: Taj Burrow (AUS) 9.60, Brett Simpson (USA) 7.83, Adam Melling (AUS) 7.24
Heat 4: Joel Parkinson (AUS) 13.67, Jeremy Flores (FRA) 12.20, Glenn Hall (IRL) 8.67
Heat 5: Mitch Crews (AUS) 13.07, Peterson Crisanto (BRA) 8.53, Kelly Slater (USA) 8.64
Heat 6: Kolohe Andino (USA) 13.10, David do Carmo (BRA) 10.30, Mick Fanning (AUS) 10.07
Heat 7: Josh Kerr (AUS) 14.33, Bede Durbidge (AUS) 14.20, Dion Atkinson (AUS) 10.76
Heat 8: Jordy Smith (ZAF) 13.67, Fredrick Pattachia (HAW) 12.50, Travis Logie (ZAF) 9.60
Heat 9: Filipe Toledo (BRA) 18.30, Julian Wilson (AUS) 13.93, Aritz Aranburu (ESP) 10.47
Heat 10: Nat Young (USA) 11.86, Alejo Muniz (BRA) 11.67, Miguel Pupo (BRA) 9.94
Heat 11: Jadson Andre (BRA) 12.13, Owen Wright (AUS) 11.60, Michel Bourez (PYF) 10.03
Heat 12: John John Florence (HAW) 12.16, C.J. Hobgood (USA) 11.53, Matt Wilkinson (AUS) 10.80

 

 

Rio Women’s Pro Round 2 Match-ups:
Heat 1: Dimity Stoyle (AUS) vs. Alessa Quizon (HAW)
Heat 2: Coco Ho (HAW) vs. Johanne Defay (FRA)
Heat 3: Stephanie Gilmore (AUS) vs. Silvana Lima (BRA)
Heat 4: Bianca Buitendag (ZAF) vs. Tatiana Weston-Webb (HAW)
Heat 5: Malia Manuel (HAW) vs. Alana Blanchard (HAW)
Heat 6: Pauline Ado (FRA) vs. Paige Hareb (NZL)

 


Rio Women’s Pro Round 1 Results:
Heat 1: Nikki Van Dijk (AUS) 14.20, Bianca Buitendag (ZAF) 13.47, Coco Ho (HAW) 13.17
Heat 2: Sally Fitzgibbons (AUS) 12.50, Bianca Buitendag (ZAF) 9.17, Dimity Stoyle (AUS) 7.24
Heat 3: Carissa Moore (HAW) 12.77, Paige Hareb (NZL) 12.00, Silvana Lima (BRA) 11.77
Heat 4: Tyler Wright (AUS) 12.60, Pauline Ado (FRA) 11.87, Tatiana Weston-Webb (HAW) 9.27
Heat 5: Laura Enever (AUS) 11.53, Stephanie Gilmore (AUS) 9.60, Alana Blanchard (HAW) 6.20
Heat 6: Lakey Peterson (USA) 12.67, Malia Manuel (HAW) 10.30, Alessa Quizon (HAW) 8.40

 

最近の記事

関連する記事