海で遊ぶ前に知っておきたい!命を守るための基礎知識
STEP 1:海に入る前のチェックリスト
- 波伝説で天気・風・波の情報を最新の予報で確認
- 波の崩れ方や流れ(カレント)をよく観察
- 危険な場所(岩・テトラ・地引網・漁船・他サーファーの密集)を避ける
- 睡眠不足・体調不良・飲酒後は入水NG
- ライフジャケット・リーシュコードなど装備の確認
- 事故やケガに備えて保険に加入(波伝説保険)
STEP 2:海岸でのルールとマナー
- サーフィン・海水浴のエリア分けを守る(場所・時間帯を要確認)
- 旗の意味を理解する:青旗(遊泳可)/黄色旗(注意)/赤旗(禁止)
- ゴミは必ず持ち帰る
- 地元ルールを尊重(例:藤沢市海岸利用ルール)
- 他の利用者と譲り合い、トラブルを防ぐ
STEP 3:万が一のトラブルに備える
● 緊急時は「118」海上保安庁へ!
● AEDの設置場所を事前に確認しておく
溺れている人を見かけたら:
- 無理に泳がず、浮くものを投げる(ペットボトル・浮き輪・ロープなど)
- 声をかけて安心させる
- サーフボードがあれば、それを使って救助
サーファーのための心肺蘇生法(CPR)とAEDの使い方
仲間といい波をシェアしているとき、突然誰かが倒れたら?
海では「救急車が来るまで待つ」は通用しません。
命をつなぐのは“すぐそばにいるあなた”です。
1:意識の確認
呼びかけに反応がない、身体を軽く叩いても動かない場合、意識がないと判断。

2:119番通報
周囲に「119に電話して!AEDを持ってきて!」と指示。
自分でかける場合は、ビーチ名や現在地を正確に伝えてください。
3:心臓マッサージ
呼吸を確認。

正常な呼吸がない場合は胸の真ん中に両手を重ね、1分間に100〜120回の速さで強く押す。
4:AEDを使用
近くにAEDがあれば迷わず使用。
フタを開けると音声ガイダンスが始まるので、その指示に従えば大丈夫です。
迷わず行動することが命を救う
誰かの命を救うのに資格は不要です。
やるか、やらないか。それだけ。
現在では人工呼吸なしでもOKとされています。
まずは胸骨圧迫=心臓マッサージを始める勇気を持ちましょう。
波を待つあいだにCPRの手順を覚えておく。
それが仲間も自分も守るサーファーの姿です。
参考リンク:
日本医師会 救急蘇生法
https://www.med.or.jp/99/cpr.html
STEP 5:リップカレント(離岸流)を知る
- 濁った水や泡、ゴミが沖に流れる場所、波が割れにくい場所に注意
- 流されたらパニックにならず、岸と平行に泳ぐことで脱出を試みる
STEP 6:ボディーサーフィンを覚えよう
- ボードが流されたときに自力で岸に戻るスキルを身につける
- 波に乗る姿勢やバタ足の練習をする
- 無理な挑戦は避け、自分の技術レベルを正確に把握する
みんなで守ろう、海の安全
「飲んだら乗るな」「見たら助けるな、まずは通報」
命を守る知識は、大切な人を救う力になります。