フィジー波旅 第1章 by 抱井保徳

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文章:抱井保徳
写真:ケンユー www.kenyuphotography.com
空撮:福澤 浩

昔よく共に旅した仲間から

「フィジーに行きましょう」と連絡きたけど…

自分にとってのフィジーって、モルジブの上に位置するくらいの高級サーフィンリゾート。だからそう簡単に行けるはずないのは解っていながら、とっくに期限の切れていたパスポートを更新してみた。

ところが、変わり映えのしないこの世の日常にだって奇跡は起きるんだ?仲間に言われるままに矢印に沿って進んだ結果、2018年7月最後の週末をほんとうにフィジーで過ごすことになった!

みんなが飲みに集まったり、鹿島や伊良湖にサーフィンに出かける金曜夜9時15分、おれら仲間8人は成田発 Fiji Airways(フィジー エアウェイズ)の直行便でフィジーに向かって飛んだ。

週末の海外サーフトリップだけど、どうせみんな夜寝るのには変わりない…だったら機内で夕飯して、好きにお酒飲んで、映画観て寝たら、翌朝にはフィジーの海にいるなんて時間の無駄がなくてとてもいい。

乗り替えも待ち時間も無い、直行便の素晴らしさってここにあるのか。

島が小さめなだけに空港からフィジアンサーフカンパニー所有の、やはり小さなビーチパークまでの移動距離もたいしたことない。そこからアウターリーフへと船出するのだ。

フィジー旅行って空港での事務的な審査と、そして現地でのKAVAの歓迎儀式とを済ませなければ始まらない。

KAVAの儀式とは日本で言うお茶の野点(のだて)みたいなもので、しかし飲み干すのは胡椒科の木の根っこ茶である。

ビーチパークのシャック(茅葺き小屋)では、そこを主宰する屈強な体格のイアンが、こんなふうに儀式をとりもってくれた。

ian's fijian surf company and kava celemony.

ian’s fijian surf company and kava celemony.

 

今日は私にとってアメイジングな日となりました。

長い時間を経て友だちが戻ってきたのです。あれからもうどれくらい? 15〜18年?過去がどうだったか、見過ごすことはできません。

今やサーフィンは大きく成長し、フィジーはサーフトリップの行先として世界でもベストと云えます。

そしてなにより幸運なことに今、私たちの前には開かれた波があります。

これまで皆さんがフィジーでサーフィンできるリーフはどこも(プライベート化され)閉鎖されていました。私たちチームにとってはつらい努めではあったけれども、それがついにフィジーのどこの波にでも自由に乗ることができるようになったのです。

フィジーの新しい時代が始まりました。いまこの新しいプラットフォームに皆さんをお迎えできること、そして今回のツアーをオーガナイズしてくれたマナアイランドリゾートのヒロさん、フィジーエアウェイズの好意に感謝の意を表し、ここで我らのクルーによる KAVA の儀式を執り行いたいとおもいます。

戻ってきた人にはおかえりと、初めての人にはようこそフィジーへ!
どうぞご滞在をお楽しみください。ありがとう、ヴィナカ!

KAVAの儀式の詳細には触れない。行ってみたらいいだけのこと。

kakai and coral.

kakai and coral.

フィジーってじつは、そこに広がるサンゴ礁沿いに無限に近い数の波がブレイクしていて、それこそが最高な…世界でも3番目に広大なバリアリーフなんだって。

ここのサンゴ礁は傾斜が緩やかで、だからこそ波は巨大になるし、しかも近づくことができる。

もっとも自分たちにはそんなモンスター波は要らない。見るだけでいい!
まずはフィジーでのサーフィンの拠点となるマナアイランドリゾート目指してボートに乗り込んだ…

to be continued…story by Yasunori Kakai

直行便で行くフィジーサーフトリップは、OMツアー/デイトラインまで
直行便で行くフィジーサーフトリップは、OMツアー/デイトラインまで

cooperation
Fiji Airways
Mana Island Resort and Spa-Fiji
Fijian Surf Co
Pehicle Tours (Fiji) Ltd

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