2/10 Hawaii Day vol-2

Naoya Kimoto

Naoya Kimoto
サーフィンフォトグラフ界の巨匠、重厚なショットが魅力のKINこと木本直哉。 16才でサーフィンを覚え、20才からサーフィンフォトグラフィーの道を歩みだす。1981年から冬のハワイノースショアに通いだし、現在も最前線で活躍中。

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Shotaro Wake @ OTW  11:53 am

 

OFF THE WALLを直訳すると、壁から、となるが、

別の訳し方では、型破りな、突拍子もない、気が狂った、などがある。

まだ1970年代・原始のノースショア・パイプラインしか開拓されてなかった時代、

パイプの向こうにあったオフザウォールを、フォトグのダンマーケルが

まだ今のようにビーフロの家もなくブッシュを掻き分けて発見し、

密かに特定のサーファーだけを連れていって水中撮影を行なっていたと言う。

当時サーフィングマガジンのエースカメラマンだったダンマーケルのいるところが

その日のベストプレースと言われていた伝説があるほどで、

ダンマーケルは他のカメラマンに知られるのが嫌で、

車をブッシュに隠したりするほどだったと言われている。

そんなシークレットな存在のオフザが

世界の目を引くようになったのが映画”フリーライド”なのだ。

ショーントムソンとマークリチャーズが2IN1を演じ、

ラビットが、マイコが、デーンが、バテンスが、

オフザのパイオニア時代を駆け抜けていった。

あれから40数年の歳月がすぎ、今ではビーチフロントに家が立ち並び、

世界のサーフィン界のメーカーハウスとなり、選手やカメラマンが滞在し、

パイプからオフザまでの一挙一動が注目されるようになった。

オフザの美徳はやっぱクレージーバレルに尽きる。

パイプほどのスケールはないが、

今風のスラブ、ライトハンダー究極のチューブライドがある。

チンケなワサワサ、シャバシャバしたバレルではなく、

めくれあがるティックでホローでシックなウォールになる、

あのオフザの波が、世界トップサーファーから愛され続けている。

毎冬の日本人アタックも年々レベルがどんどんと駆け上がっていき、

それを求めて今冬もスキルとガッツのあるサムライ達がチャージしていく!!

 

 

 

 

 

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