7/14 Osaka Day

Naoya Kimoto

Naoya Kimoto
サーフィンフォトグラフ界の巨匠、重厚なショットが魅力のKINこと木本直哉。 16才でサーフィンを覚え、20才からサーフィンフォトグラフィーの道を歩みだす。1981年から冬のハワイノースショアに通いだし、現在も最前線で活躍中。

NKK52955

@ Donkey Bay  a.k.a Skeleton Bay  Namibia

 

今回の約一ヶ月に及ぶサウスアフリカ取材の最後の最後で初のナミビアに足を踏み入れた。

もちろん目的はあの長い長いレフトのバレルで一躍脚光を浴び出したスケルトンベイ。

ケープタウンのビッグウェーバー・トゥイギーやブロウミーらが開拓し、

コーリーロペスらのアーティクルによってその名を知らしめ、

ベンジーやウォッシーらのゴープロ映像でその真髄が明らかにされたスケルトンベイ。

今や世界中から注目されているレフティで、サイズが上がるとワールドクラスのサーファーが、

このアフリカ大陸西海岸にあるスケルトンを目指して集ってくるようになったのだ。

日本から見れば遠い世界のことだが、サウスアフリカにいると目と鼻の先。

なんとか行ってみたいものだとチャンスを伺っていた。

ジェイベイにいる間はメンバーもいたしジェイベイに集中していたが、

バリトに移動しコンテストで日本人サーファーが敗れ去ったのを機に行くことを決めた。

チケットは事前からチェックしていたが、ダーバン〜ヨハネスブルグ〜ウォリスベイの往復が6〜7万円。

朝の便でダーバンを発ち、ヨハネスブルグで乗り換え、昼の便でナミビアのウォリスベイへ飛ぶ。

帰りは昼の便でウォリスベイを発ち、ヨハネスブルグで乗り換え、夜の便でダーバンに戻ってくるというスケジュールだ。

波予報では7月8、9、10日が最大2.5メーターとなっていたので、7月7日にナミビア入りすることにし、

帰国が7月10日なので、7月9日にはダーバンに戻ってくるという2泊3日のタイトなトリップとなった。

しかし何よりも大事なのはナミビアに行ってからどうやってスケルトンベイに行くかだ。

その肝心なところをはっきりさせないと空港から路頭に迷う羽目となるのでゴーできない。

ジェイベイにいる時からサーチしていたが、ようやくバリトで色々な情報をキャッチすることができだした。

四駆車を空港で借りて自力で行くやり方もあったが、意外とレンタカー代も高いし、

今回は一人旅のリサーチトリップなので、安宿とサーフガイドを探していた。

ジェイベイで教えてもらったナミビアのローカルサーファー・Shaun Loubser のFBで、

ナミビアのウォリスベイエアポートから北へ35キロに位置する町・スワコプムンドにある

Swakopmund Backpackers が安い(一泊・ドミトリー・N$150・1500円弱)と知り、

予約のメールを入れがてらガイドの事も聞いてみると、

Craig Moreland と言う別のローカルサーファーを紹介してくれた。

早速彼にコンタクト(surfarinamibia@gmail.com)をとってみると、グッドアンサ〜〜

空港送迎がN$200(2000円弱)、ハーフデイガイドがN$500 (5000円弱)、フルデイガイドがN$900 (9000円弱)

これで宿、ガイドが確保できたので行くことに決定!!

ようやく出発前夜にチケットを購入したら、やはり少し値段が高くなっていて、78000円。

朝見たときよりも一万近く高くなっていたが、最終決定ができなかったので致し方ない。

でもこれで兎にも角にもナミビアへゴ〜〜〜!!!

 

 

 

 

スクリーンショット 2017-07-14 13.55.29

 

ナミビア西海岸の丁度真ん中あたりに位置するドンキーベイ。

サーファーの間で呼ばれているスケルトンベイの本名はドンキーベイ。

本当のスケルトンコースト、スケルトンナショナルパークはもっと北に位置するためお間違えのないように〜

 

 

 

 

 

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE@ Walvis Bay Airport

 

ナミビアの首都・ウイントフックから西へ約400キロに位置するウォルビスベイが、ドンキーベイへの入口だ。

ヨハネスブルグからの飛行機はそんなに大きくないので、サーフボードの積み残しもちょくちょくあるので要注意。

ケープタウンからの飛行機は更に小さいらしいのでもっと要注意ですぞ。

出入国は簡単ですた。

通貨はナミビアドルですが、サウスアフリカのランドも普通に使えます。

ぶっちゃけランドを両替する必要はないです。

クレジットカードも普通に使えました。

ジャストライクサウスアフリカです。

なんか段々キンチャン流、”地球の歩き方”になってきましたね〜(ワラ)

 

 

 

 

 

Exif_JPEG_PICTURECraig Moreland  (surfarinamibia@gmail.com)

 

出発前夜にメールのやり取りをしただけだったが、ちゃんと空港に迎えに来てくれた、

サーファリナミビアのクレッグモアランド君・38歳・独身。

サウスアフリカのジェイベイとケープタウンの間の小さな村で生まれ育ち、

10代の時両親がナミビアに移住し、その後はナミビアレジデンスとなり、

現在はスワコプムンドに住み、サファリガイドやサーフガイドを営んでいる。

 

 

 

 

 

 

NKK52473@ Swakopmund

 

宿泊先となったスワコプムンドの街並み。

ジャーマニー(ドイツ)調の町並みで、ウォルスベイとは違いもっと明るく旅人を受け入れる街のようだ。

ビーチにも近く、商店街もコンパクト、先のブログでも紹介したサーフスポットも数箇所あるので、

波の無い湾口、工業地帯のウォルスベイよりも、スワコプムンドにステイした方がよろしいかと。

 

 

 

 

 

NKK52863 NKK52788 NKK52907 NKK53069 NKK53364@ Donkey Bay  a.k.a Skelton Bay  Namibia

 

とにかくスケルトンベイに辿り着くには四駆車が必須。

ラストパーツでふわふわサンディビーチを突っ走らなければならない。

潮が上げると写真の位置まで水が来るし、波がでかいときはもっと別の場所に停めなけらば危ないようだ。

スケルトンが本当にファイアーすると、ローカルサーファーの手には負えないほどのハードコアな波となり、

基本ワールドクラスサーファーのステージとなるそうだ。

だから海の中でのローカル&ビジターのトラブルはないが、

四駆で乗り付け、テイクオフゾーンにサーファーをドロップして、ロングライドの末、

サーファーをエンドでピックアップして、再び車でテイクオフゾーンに戻るのは禁止されている。

つまり乗り切った後はビーチを歩け、と言うルールがある。

波はご覧のようにグリングリンなのでワイプアウトすればイージーブロークボード、

シャローサンドバーに叩きつけられればシリアスインジュアリーも有り得る。

事実数週間前、ボディボーダーが首を骨折し、そこに居合わせたイライオルソンを始めとする、

ハワイアンチームがレスキューしたと言う。

基本ビッグウエイブではなく、スラビー・ホローウエイブ。

まさに日本の河口の様な波質が延々と続いて行くと思ってもらえればいい。

水は冷たく年中フルスーツ、エアーもアッピンダウンが激しいので寒暖ウエアが必要。

板はサッキーウエイブなのでショートで大丈夫だが、すぐに折れるので、スペアボードは必須、

でもスモールエアクラフトのことも考慮しなければいけない。

ポイントはフラットなビーチで、街まで30〜40分なので飲み物食べ物は持参。

気候の変化が激しく、嵐の様なオフショアが吹いたり、一寸先も見えない霧がかかったり、

無風のドピーカンで真夏の様な暑さになったりと、大陸デザート独特なアッピンダウンがある。

空港との間にはデューン7と呼ばれる有名な砂丘があり観光名所となっている。

また内陸部へ3時間ほど車で走らせると、これまた世界的にも有名なサファリパークもあり、

一泊二日以上で野生のアニマルを満喫することができると言う。

ライトのジェイベイ、そしてレフトのスケルトン。

俺はこの波を見てまた新たなパッションが沸いた。

是非日本屈指のチューブライダー達に、この波を滑ってもらいたいと!!

 

 

 

 

 

A63I2456 (1)@ Dune 7  Namibia

 

今日のブログは、是非ナミビア・スケルトンベイに行って見たいと思ってる方へのトラベルチップです。

地球は広い、そして世界の片隅にまだまだサーファーを駆り立てる波が存在し、発掘されている。

人生は長い様で短い、体が心が時間があるうちに、行けるうちに動けるうちに旅に出よう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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