2028年ロスパラリンピックからサーフィン種目が追加競技として検討され注目される「アダプティブサーフィン(パラサーフィン)」。
アダプティブやパラという言葉がついているサーフィン。
さまざまな身体的個性を持ったサーファーが、9クラスに分かれてそれぞれでオリジナルのスタイルでサーフィンを行う。
昨年2022年のISAの世界大会(28カ国180人以上のアスリートが参加)では日本チームは、メダル4つ、国別8位という結果を残しており、パラリンピックなどの国際大会での活躍が期待される。
多くの方にこの競技があることをまずは知っていただきたい。
NSA(一般社団法人 日本サーフィン連盟)公認の競技者団体JASTと、共同で日本初となる世界大会「JAPAN OPEN」が4月23日(日)~4月24日(月)静波サーフスタジアムで開催された。
22日は「パラサーフィンフェスタ 2023」として体験会やエキシビジョンなどが催され、駐車場会場ではマルシェが開催。音楽、飲食、など様々なブースが出展し、イベントを盛り上げた。
会場には障がい者と健常者問わず、多くの家族連れや老若男女が訪れ賑わった。
開会式には地元の議員や市長などもお祝いに駆け付けた。
体験会を実施
サーフィンをするのが初めての人から経験者まで多くの人が静波サーフスタジアムの波を堪能していた。
「波に押されることが初めてだったのでとても気持ち良かったです。」
「波にスゥ~っと押される感じがとても気持ち良かった。」
「ボランティアさんも多く安心して参加できました。普段は親が面倒を見ないといけないのでなかなかきっかけができなかったですが、参加してよかったです。」
「知人の紹介で参加してみたのですが、子供から教わることが多いと思いました。できないと決めつけてしまっている点があったので、子供のやりたいという気持ちを叶えてあげられるようにしたいと思いました。」
遠方からも多くの方が参加し、インタビューした全員が「とても楽しかった。」「またやりたい。」と口に揃えて言った
大会には鎌倉市で活動するナミニケーションズさんが多くのサポートを行い、参加者が安全に楽しむための配慮がされた。
障がい者の方でもサーフィンができる環境を作ることはとても大変だが、多くの人たちに支えられたイベントであり、ぜひとも定期的な開催を行い、多くのサーファーが誕生してもらいたいと思う。
エキシビジョンではパラ選手の他にも地元の池田未来・佐藤李・三輪紘也も参加。
明日からの大会に出場するパラサーフィン世界チャンピオンの華麗なるチューブライディングも披露された!
池田未来
佐藤李
三輪紘也
世界チャンピオンであるMark ‘Mono’ Stewart
井上鷹・楓・桜
波伝説アンバサダー勝倉直道
参加者の方々みんなが笑顔であったことが印象的であった。
このようなイベントが多く開催され、アダプティブサーフィンの世界が広がってくれることを期待しています。