6月23日WSLニュースより
Ben Mondy
サーフィンコンテストを復活させたポルトガル。先週末にCTスターのフレデリコ・モライスとテレサ・ボンバロが、3月中旬より延期されていて以来の競技サーフィンとなるAllianz Figueira Proで復帰戦を飾った。
CTやQSツアーの延期を受け、モライスはWSLに対し、ポルトガル国内のチャンピオンを決めるイベントに参加することを表明していた。
「試合に戻れて良かったです。リズムに乗って自分のサーフィンのレベルをさらに引き上げることができました。本当に試合が恋しかったです。」
モライスはWSLに話した。
今シーズンのモライスは、Covid-19のパンデミックが起こる前まで、CT初戦にかけていた。昨年、28歳で3度のQS優勝を飾り、QSランキング1位となった。
これは、2年連続でエリートツアーにいた2019年のシーズンでCTランキング圏外となっていた彼にとって大きな出来事であった。
“My PLace”の映像で見られるように、オーストラリアでトレーニングを行い、ゴールドコーストに向けて集中していた。CTが延期となってポルトガルに戻ったものの、ロックダウンの規制に伴い、2ヶ月間も海に入れない生活を強いられた。
モライスは、先月に規制が緩み、フリーサーフィンに復帰。そして週末にはポルトガルサーフィンシリーズが開催されるフィゲイラ・ダ・フォズへと向かった。
このイベントは、観客だけでなく、テレビカメラさえもないなかで開催された。誰もいないビーチにイベント勝者はマスクを付けて表彰台に上がった。
パンデミックの余波が残る今、プロサーフィンのイベントはどうあるべきかを垣間見せた。
「勝つことは僕にとって重要なことです。このシリーズは最初のステップで、プロを目指す若いサーファーを見る機会にもなります。ロックダウンの苦しみから解放され、ジャージに袖を通すことができて本当に嬉しいですね。」