【WSLニュース】UKサーファーの警告

49f77d2392e4b6b49845679d1c44eefb

5月21日WSLニュース
と5月29日WSL最新ニュースより

イギリスのサーファーは、週末の強烈なスウェルに備えていた。
しかしながら、Covid-19の規制によりライフガードのいない海では、事故の危険性があった。

この前の週に、ボリス・ジョンソン首相はロックダウンの規制を緩めた。
サーフィンを含むエクササイズは許可され、自由に移動することも許されていた。
大きなスウェルがヒットしそうで、大西洋に面するイギリス沿岸では強いうねりをかわし、大潮と重なってサーファブルとなるポイントがありそうな予報だった。


この投稿をInstagramで見る

Carve Mag(@carvemag)がシェアした投稿

しかしながら、通常のライフガード業務は、王国のライフボート団体(RLNI)によって運営されており、新型コロナウイルスの感染拡大防止にあたって3月下旬以来ストップしていた。 RNLIは、ライフガード業務がイギリスのビーチの30パーセントしか再開できていないと認めていた。 大きなスウェルにおいては、それが危険につながる。カーブサーフマガジンは、ビギナーはサーフィンをしないように、中級者は一人で入らないように、そして上級者は安全を促すアドバイスをしてほしいと伝えた。 デヴォン州北部のビッグウェイバーで元ライフガードのアンドリュー・コットンは、WSLに話した。 「我々は常識を持って行動すべき。ライフガードがいなければ、危険になる。とにかく海にいるサーファーが注意をすることだ。」

そして迎えた週末、エキスパート向けのビッグデイとなっていたが、天気にも恵まれ多くの一般の人々も海へと向かった。ライフガードとRLNIが通常に業務したとしても、事故が起こる確率は大きいと、多くのUKサーファーは互いに警告しあった。 残念ながら、その恐れは現実のものになった。週末を通して2名の溺死が確認され、もう1名は重症となった。 RNLIは、全てのライフガードはCOVID-19によって安全に業務に戻ることができなかったと声明を出した。次の週末もコーンウォールの数あるビーチの中で7カ所のみのライフガード設置となる。 そこで、地元サーフクラブや有志のサーファーがアクションを起こすことになった。彼らはボランティアで、#returntoshoreのもとイギリスの沿岸部を生命を守るべくパトロールする。

(カーブサーフマガジンのツイッターより)
「昨日の情報アップデート。集中治療室から届いたメッセージです。
一緒にいたサーファーや元ライフガードたちのおかげです。
未だに信じられない。だって彼は3度も気を失ったのだから。それでも決して諦めなかった。」

カーブマガジンは、セネンで4人の子どもたちがレスキューされ、バンタムでは10名の遊泳者が救助されていたことを伝えた。
ポーストワンでは、サーファーと元ライフガードたちがたくさんの生命を救っていた。
これは伝えられることのない確かな事例である。

今月始め、オランダの5名のサーファーの死亡が伝えられ、ヨーロッパの他のサーフスポットでもCOVID-19の規制緩和と同時期に悲劇が起こってしまった。
イギリスでは晴天と波が続いており、サーファーやボランティアは警告を促している。

最近の記事

関連する記事