【WSLニュース】スペイン、ポルトガルのビーチも開放、フランスは閉鎖続く

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BEN MONDY
5月5日WSLニュースより

フランスのエドゥアール・フィリップ首相は、5月11日からロックダウンの規制を緩めるものの、6月2日まではビーチを閉鎖することを表明。
しかしながらスペインやポルトガルのサーファーには、いくつかのビーチが開放されるニュースが届いた。

フランスは、6週間以上にも及ぶ厳しい自宅隔離政策が行われており、運動は許可されている一方で、サーフィンは禁じられている。
そしてこの間、ホセゴーツーリストボードによる映像から見られるように、有名なビーチブレイクでは無人の中で最高のコンディションが続いていた。

フランス警察は、厳しい制限を設け、海に侵入する者に対しては厳重な対応をとってきた。Wavelengthmag.comは、海にいた3名のサーファーがヘリコプターでパトロールする警察によって逮捕されたと伝えた。

「プロペラによって砂が舞い上がり、彼らはボードで顔を隠した。警察官は、ヘリの上から銃を向けて『動くな!』と注意していた。その後、ヘリは着陸して彼らを逮捕した。」

フランスのサーファーは国家のロックダウン解除で海に戻れることを望んでいた。それゆえに首相のアナウンスは彼らにショックを与え、理解はできることだが、多くの人が怒りをあらわにしていた。
サーフィン団体(FFS)は政府に対し、「私たちは5月11日から6月2日の期間でも人々が海に行けるように望んでいる。ガイドラインに則った身体的な距離を確保したうえでの個々の運動は認められるべきだ」と意見を述べた。

フランス西部では、17000もの署名を集め、海でのスポーツは許可されるべきとの請願書を州の政府に提出した。
一方で、大西洋に面するヨーロッパ諸国では、より前向きなニュースが入っている。
スペインやポルトガルでは特定の地域に限りサーフィンを許されるようになった。
フランスのサーファーにとって、この5月は彼らの人生において最も長い一ヶ月となる。

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