【WSLニュース】規制が緩んだタヒチにサーファーが戻る

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Jake Howard
5月1日WSLニュースより

新型コロナウイルスと戦ってきたタヒチでは、ようやく出口が見え始めた。3月20日よりサーフィンへの規制が続いたタヒチでは、その規制が解かれ、島のサーファーたちは喜びに包まれていた。
ビーチも自由になったため、首都パペーテのマクドナルドでは長い行列ができたと伝えられている。

「久しぶりに会えてうれしい」とジェレミー・フローレスは自身のインスタグラムに記した。
その写真を見ると、彼がいかに輝いているかがわかる。
「母なる自然よ、いつもありがとう。海が戻ってきた!」

タヒチアンといえばミシェル・ボレイズだが、彼も復帰後一本目のライディングの自撮り映像でその感情をシェアした。無人の面ツルバレルは、精神的にも良い作用がある。
「今日は良い日。海にも行くことが許さず、自宅に缶詰な一ヶ月を送った後、やっと海での貴重な時間を持つことができた。もう隔離なんてありまんせんように。」

一方、ポリネシアの北部では、カリサ・ムーアがチョープーの深いボウルのボトムでセットアップする写真を投稿。ムーアは、”Wall of Skulls”(どくろの壁)と呼ばれる悪名高きこの場所へのトリップを数多く重ね、ひそかにその技を磨いていた。最近ではキャロライン・マークスもここの波を克服した映像を残している。チョープーは2024年のオリンピック会場に決まっているが、ムーアやマークスは間違いなくチャージできるであろう。(もちろんケアラ・ケネリーは2011年の”Code Red”スウェルでさらに上のレベルに達していることは有名な話である。)

タヒチでは、58人の感染例があった。最も危惧されたことは、先月4日に5人の陽性が一日で確認されたことだったが、それ以降は感染がなかった。
このことから政府は規制緩和に踏み切ったが、完全に日常を取り戻したわけではない。学校は5月18日まで休校となっている。

願わくば、このニュースが良いサインとなってほしい。ニュージーランドなどでは新型コロナウイルスとの戦いに打ち勝っている。
とにもかくにも、タヒチのサーファーにとって海に戻れたことは最高なニュースとなった。

猛獣に飲み込まれるように深いバレルをメイクした2011年のケアラ・ケネリー/ Photo: Baldassari WSL

猛獣に飲み込まれるように深いバレルをメイクした2011年のケアラ・ケネリー/ Photo: Baldassari
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