
西浜サーフライフセービングクラブとBILLABONGがタッグを組んで行うオーシャンクリーンイベント『Ocean Cleanup 2026』が、湘南・片瀬西浜、江の島エリアで開催されました。
2022年から続くこの取り組みは、今回で5回目の開催となります。「PROTECT THE PLACES WE PLAY(自分たちの遊び場を守ろう)」という想いのもと、海を愛するサーファー、ライフセーバー、学生、地域の参加者など、多くのメンバーが集まりました。
当日は、ビーチクリーンに加え、片瀬江ノ島駅や134号線などの町の清掃とともに、恒例となったプロサーファーや関係者がパドリングで片瀬西浜から江の島へ向かい、漂着したゴミの回収を行いました。先日のゲリラ豪雨や台風の影響もあってか、例年よりも多くのゴミが流れ着いているように感じられました。
海に落ちているゴミの多くは、決して海だけで生まれたものではありません。街で捨てられたゴミが、雨や風によって川へ流れ、やがて海へたどり着きます。普段何気なく出しているゴミの処理や、街での行動が、海の環境に直結していることを改めて考えさせられる機会となりました。
ビーチクリーンの後には、西浜サーフライフセービングクラブによる安全講習も行われました。溺れている人を発見した際の救助の流れや、心肺蘇生の実演に加え、人形を使った心肺蘇生法の体験も実施されました。学生やプロサーファーも参加し、実際にどのように対応すればよいのかを学びました。
海で遊ぶ人にとって、環境を守る意識と同じくらい大切なのが、万が一の時に備える知識です。実際に講習を受けることで、「知っているつもり」ではなく、「いざという時に行動できるか」を考えるきっかけになった参加者も多かったはずです。
イベントに参加した学生からは、「実際に心肺蘇生のやり方を体験してみて、いざという時に知っているかどうかで行動が変わると思いました」といった声が聞かれました。
また、ビーチクリーンに参加したメンバーからは、「普段サーフィンをしている海に、これだけ多くのゴミが流れ着いていることに驚きました。海だけでなく、街でのゴミの扱いから意識していきたいです」と、日常生活と海の環境がつながっていることを実感する声もありました。
プロサーファーや関係者からも、「サーファーにとって海は大切なフィールドです。楽しむだけでなく、自分たちで守っていく意識を持つことが大切だと思います」といったコメントがあり、海を守る意識を次世代へ広げていくことの大切さが共有されました。
BILLABONG マーケティングマネージャー 小島研史氏

今日はプロサーファーの岡野漣選手、高井汰朗選手、安室丈選手、そして日本を代表するビッグウェーバーの松岡慧斗選手にも参加していただき、サーファーたちと一緒に江の島方面までパドルしながら、海上のゴミ拾いを行いました。
正直なところ、心が痛くなるほど海の汚れを感じました。私たちが今日見たものは、あくまでも表面的な部分にすぎません。普段なかなか目に入らない場所には、想像以上に多くのゴミが溜まっていることを目の当たりにしました。
この現状をしっかり発信し、日本全国、そして世界の海が少しでもきれいになっていくきっかけになればと思います。
また、今回の活動を通して、サーファーの中にも心肺蘇生法などの救命知識を十分に知らない人が多いことを改めて感じました。自分たちも含め、万が一の時に人の命を守れるよう、海の安全についても継続して学び、行動していきたいと思います。
江ノ島電鉄(株) 広報・CSR 松井氏

実際に江の島周辺の海岸を見てみると、岩場などに多くのゴミが落ちていることを知り、会社としても何か取り組みができないか、改めて考える大きなきっかけとなりました。
岩崎学園 菊池氏

本日は、岩崎学園の専門学校生に加え、専門学校の企業連携として実施している高校生向け企画「未来創造プログラム」に参加している高校生も含め、合わせて25名ほどで参加させていただきました。
毎年、プログラムの内容がより充実しており、学生たちにとっても学びの多い貴重な機会となっています。
藤沢市会議員佐賀和樹氏

今年特に目立っていたのが、お菓子やアメ玉、塩飴などの小さな個包装のゴミです。
私は今回、あえてこの小さな袋だけを拾ってみました。
おそらく街中で何気なく口にしたあと、無意識に捨てられたものが、道路の側溝から川へ流れ、やがて海へたどり着いているのだと思います。たまたま入江に流れ着いたものは回収できますが、多くはそのまま海へ流れ出て、マイクロプラスチック問題の原因の一つになっているのではないかと感じました。
皆さんはそういったことはないと思いますが、もし周りに何気なくゴミを捨ててしまう人がいたら、こうした小さなゴミが海を汚し、環境を壊す原因になるということを、ぜひ伝えていただければと思います。
西浜サーフライフセービングクラブ パトロールキャプテン 山田氏
先日、藤沢市にも津波注意報が発令されましたが、海水浴場開設期間中に津波注意報や津波警報などが発令された際には、赤と白の格子模様の「津波フラッグ」を使用します。
この津波フラッグは、海にいる方々へ危険を知らせる重要な合図です。ぜひこの柄を覚えていただき、ライフセーバーが津波フラッグを掲げた際には、誘導や放送に従い、安全な場所へ速やかに避難してください。
その際は、ライフセーバーが率先避難者として皆さまを誘導しますので、指示に従って行動をお願いいたします。

私たちライフセーバーは、皆さまが安心・安全に海を楽しめる環境づくりに努めてまいります。
今年も江の島の海が笑顔であふれる場所となるよう、ライフセーバー一同、全力で活動してまいります。
湘南レーベル 8HOTEL様
今回初めて参加しましたが、思っていた以上にゴミが多く、とても驚きました。
湘南レーベルとしては昨年も参加させていただいていますが、私自身は今年が初参加となります。
8HOTELでも月に1回ビーチクリーンを行っており、普段とは違うエリアで活動することで、場所によってゴミの量や大きさにも違いがあることを感じました。
今後もこうした活動に積極的に参加し、定期的なビーチクリーンを通して、きれいな海を維持していけたらと思います。
参加者の声
今回初めて参加しました。
知人に誘われたことがきっかけでしたが、実際に参加してみると、想像以上にゴミが多いことに驚きました。
海をきれいにする活動に参加できて良かったですし、今後もぜひ参加したいです。
今回のイベントには初めて参加しましたが、普段からビーチクリーンには定期的に参加しています。
今回は、街と海の間のようなエリアを清掃しました。ペットボトルのほか、小さなお菓子の袋などのゴミも多く落ちていて、改めて身近なゴミが海につながっていることを感じました。
最後に集められたゴミを見たことで、「こんなに落ちているんだ」と可視化され、海の環境について考える良いきっかけになりました。
またこのようなイベントがあれば、ぜひ参加したいです。

イベントの最後には、協賛のBILLABONGから提供されたアイテムが当たるじゃんけん大会も行われ、会場は大いに盛り上がりました。海をきれいにし、安全について学び、最後は笑顔で楽しむ。まさにサーフカルチャーらしい、前向きな時間となりました。
サーファーにとって、海は日常のフィールドであり、遊び場であり、時には人生そのものを豊かにしてくれる場所でもあります。だからこそ、海を守る意識を一部の人だけでなく、より多くの人へ広げていくことが大切です。
今回のようなイベントがさらに広がり、海をきれいに保つこと、そして海での安全に備えることが、サーファーや海を楽しむ人たちの当たり前の行動になっていくことを願います。

































