
海外でサーフィンをしてみたい。でも英語や移動、現地の雰囲気に少し不安がある ー そんな人にとって、ベトナム・ダナンはちょうどいい場所かもしれない。
綺麗な砂浜が続くダナン中央の海岸には、ここ数年で高層ホテルが立ち並び、砂浜にはパームツリーが揺らいでいる。
写真を見るとワイキキと錯覚を起こしてしまいそうだ。
知り合いがバーガーショップ&サーフショップを運営し始め、『波がある』との情報もあったので、寒い日本から抜け出してショートトリップ。
ホーチミンで乗り換えてダナンまで1時間弱、 空港でタクシーを捕まえて、ホテルの住所を伝えると問題なく連れて行ってもらえる。
サーフショップに寄り、情報を聞く。
『波どうですか?』
『季節の変わりが今年は早いようで、波が小さいですね。 韓国、中国からの直航便が多く就航しているので、アジア系の旅行者が今は多いですよ。 レンタルボード小屋の正面と小さい河口の近くが良いですね』
レンタルボードはロングからショートまで揃っており、数日単位で借りて途中交換も可能だという。
『レンタルボードは借りれますか』
『ロングからファンボード、ショートボードどれでもレンタル出来ますよ』
『3日間借りて、途中で交換OK?』
『もちろん!』
海沿いのホテルにチェックイン。
海の見える部屋は波がなくても心地よい。
2月の水温はウエットスーツが必要ないくらいだが、 朝夕は風が少し冷たく感じる。
西高東低の気圧配置になると北東風が中国大陸から吹き、日本に冬の季節がやってくる。
吹き荒れる北風の影響で、フィリピン、台湾、南シナ海方面へうねりが向かい中部ベトナムのダナン周辺の海岸へ大きなうねりがたどり着く。
ビーチブレイク中心で地形の変化も緩やか。
サイズが大きくなければ初心者でも十分に楽しめる波質だ。
海から昇る朝日を浴びての朝食。
ベトナム特有の香草、パクチーが入ったフォーなどの麺類は、デトックス効果があるらしい!?
朝早くから開店しているカフェ。
バインミー(野菜や肉を挟んだバケット)のある店で、その具材とコーヒーを注文。
『何入れる?』
『豚肉と野菜入れて、パクチーと香草は少なめで』
『コーヒーは?』
『ミルクを少し入れて』
小さな椅子のあるテーブルに着く。
『はい、どうぞ』
『いくら』
『35,000ドン(175円)』
ベトナムではまだそれほどポピュラーではないサーフィンだが、スクールのお客さんも、少しずつ増えているそうだ。
サーフスクール/レンタルをしているショップがいくつかあるので、初めて波に挑戦するスクール希望者も、テクニックに磨きをかけたい中級・上級者も利用でき、いろいろな情報を教えてもらえる。
大きな湾に広がるビーチは、半島を回り込んでくるように北東からのうねりが入ってくる。
サイズが大きいと北側へ、通常は河口がある場所に砂がたまって、良さそうだ。
朝は、2〜3人。週末の混んだ日でも、10人程度で混雑することはほとんどなく、ピークにいても数人。
波を取り合うストレスはほぼない。
日中に吹く海風も、朝夕は風も止まる日が多く、波があれば、1日中楽しめる。
中部エリアから南のホーチミン方面にかけても色々な波があるらしいが、雨季は時に道路状況が悪く、アクセスが大変なため、知られている場所は少ないという。
2〜3月は風が緩くなり、天候が安定するのでお勧めらしいが、4月になると冬型の気候が収まり、波がない日が多くなる。
11月〜1月の冬型の始まりからシーズンインするが、やや肌寒く、風も強めで、雨季のため雨が多いのが難点。
冬場にビーチの波が大きくなると車で2時間ほどの場所に長く乗れる岩場の波があり、さらに3時間ほど行くと、もっと長く乗れる波があるらしい。
ダナンの近くにある世界遺産の街『ホイアン』。
17世紀には、貿易で栄え、1,000人以上が住む日本人街があったと言う。
ホテルのフロントレディがホイアンは夜がおすすめというので、夕方までは、半島にあるレディブッダを見学し、『ホイアン』へ行く計画を立てる。
近くのレンタルバイク屋に尋ねてみよう。
『ホイアンまでどれくらいかかる?』
『1時間程度かな。レンタルバイクかレンタカーもあるよ』
『いくら?』
『バイクは1日100,000ドン(500円)。レンタカーは半日で550,000ドン(2,750円)』
『運転手つけてくれる?』
『もちろん!私が運転するよ』
1時間ほど南へドライブする。
途中にはプライベートビーチを持つ有名なホテルがたくさん立ち並ぶ。
ホイアンに近づき田んぼの風景に癒される。
ポルトガル、オランダ、中国の商人たちが築いた古い港町。
ベトナム戦争の影響を受けてない街並みは綺麗で、おしゃれなカフェやレストランとショップが並ぶ。
環境を変えずに統一された建築方法と街の色が調和し、夜のネオンに映えてとても美しい。訪れてみる価値のある場所だ。
波がない日でも、こうした観光の選択肢があるのもダナンの魅力だ。
S文字のように細長く伸びたべトナムは、南北にかけ1,500kmほどある。 ダナンは北部の首都ハノイ、南部の商業都市ホーチミンシティの丁度中間地点にあり、リゾートとして開発が進んでいる。
ベトナムの気候:南北に長い国土を持つ為、北部・中部・南部で差があり、 南部のホーチミンは一年中常夏で5〜10月が雨季・11月〜4月が乾季にあたる。
北部のハノイを含むダナンよりも北部に位置する地域は四季があり、1〜3月は日本の晩秋くらいの気温である。
ベトナム料理は香草が効いて、ヘルシー。
ダナンは漁港が近いので海鮮料理店が多く、ローカルから旅行者向けまでたくさんある。
インド料理、タイ料理、日本食、ピザ、中華とバリエーション豊富で、レベルもそこそこ高いが、値段はリーズナブルだ。
ダナンは現実的でバランスの良い選択肢の一つだと思う。








