毎年、海では数多くの事故が発生しています。その中には、サーフィン中の事故や体調不良によるトラブルも含まれており、経験者・初心者、若者・ベテラン問わず誰にでも起こり得る現実です。
波を追い、海を愛するすべてのサーファーの皆さまに向けて、いま一度、安全意識と体調管理について再確認していただきたいと思います。
■ よくあるサーフィン中の事故・トラブル例
- 離岸流に流されて沖に出てしまう事故
特に風波が強い日や台風接近時は要注意です。 - 他のサーファーやボディボーダーとの接触事故
混雑時の波の取り合いやテイクオフのタイミングミスが原因です。 - 干潮時のインサイドブレイクによる怪我
リーフや海底に身体を打ちつける事故が多発しています。 - 心筋梗塞や脳疾患などによる急変事故
睡眠不足・脱水・過労・寒暖差などが引き金になることがあります。
■ サーフィンを安全に楽しむための6つの行動
- 海に入る前に、必ず体調チェックを行う
少しでも異変(動悸・息切れ・頭痛・胸の違和感など)を感じたら、無理せず海に入らない判断を。
特に40代以降の方や不整脈・高血圧のある方は要注意です。 - 気象・海況の事前チェックを徹底する
波伝説や海快晴で、うねり・風・潮位・警報などを確認しましょう。 - 自分のスキルに合ったポイント・コンディションを選ぶ
「今日は休む」ことも、サーファーとしての大切な判断です。 - ルールとマナーを守る
波の優先権や距離感を保つことが、事故防止につながります。 - 仲間とサーフィンをし、連絡手段を確保する
1人でのサーフィンは万が一の際に対応が遅れます。 - リーシュコードや装備の劣化をチェックする
定期的な交換・点検を習慣にしましょう。
■ 命を守るのは「知識」と「判断力」そして「自己管理」
自然のフィールドである海は、予測できない変化をもたらします。
その中で事故を防ぐカギとなるのは、冷静な判断力と日々の体調管理です。
「なんとなく不調だけど、大丈夫だろう」と思って入水した結果、重大な事故に繋がるケースは決して珍しくありません。
波乗り前の“セルフチェック”をルーティンにすることが、これからのサーファーに求められる新たなスタンダードです。
■ 最後に
波伝説では、皆さまが安心してサーフィンを楽しめるよう、今後も正確な波情報・気象情報とともに、安全意識向上の発信を続けてまいります。
気持ちの良いライディングは、安全な状態でこそ生まれます。
海に入る前の“ひと呼吸”を忘れずに、今シーズンも安全第一で最高のセッションをお楽しみください。