海を愛し、波を追い続ける私たちサーファーにとって、海はかけがえのないフィールドです。
その海でいま、全国各地の海岸で「ハマグリの違法採取」が大きな問題となっています。
■ 「ちょっと拾っただけ」が犯罪に
海辺で見つけたハマグリや貝類。
「少しなら…」「記念に持ち帰ろうかな」そんな軽い気持ちが、水産資源保護法や各都道府県の漁業調整規則に違反することをご存じですか?
ハマグリは全国的に漁業者の管理下にある重要な資源で、許可なく採取する行為は「密漁」として処罰対象となります。
悪質なケースでは懲役や罰金が科せられることもあります。
■ サーフィン中やビーチでの行動もチェックされています
近年、ドローンや監視カメラ、漁業監視員などによる取り締まりが強化されており、ウェットスーツのまま浜辺で掘る行為や、ボードケースに貝類を入れる行為なども摘発対象になっています。
漁業関係者や地元の方々との共存を大切にするためにも、「海でのマナー」が今こそ問われています。
■ ハマグリだけじゃない、こんなものもNG!
- アワビ、サザエ、ウニなどの高級貝類全般
- 地元漁協の管理区域内での採取
- 貝だけでなく、海藻や魚類の稚魚も対象になることがあります
特に茨城・千葉・三重・愛知などでは摘発事例が相次いでいます。
■ サーファーとしてのプライドを忘れずに
海と共に生き、自然の力と向き合うサーファーにとって、環境とルールを尊重する姿勢は何よりも大切なマナーです。
波乗りの合間に海を汚すような行動や、密漁に繋がる行為を「しない・させない」こと。
それが、これからもサーフィンを楽しみ続けるための「サーファーとしての矜持(プライド)」です。
■ もし見かけたら…
明らかに違法と思われる採取行為を見かけた際は、各自治体の水産課や漁協、警察に通報を。
トラブルを避けるためにも、無理に注意することは避けましょう。
海のルールを守って、クリーンな波乗りを。
Keep surfing, keep respecting.
渥美半島の海岸でハマグリ密漁か、サーファーの男性らを書類送検へ 愛知県警
2025年5月22日(木)
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/nagoyatv/region/nagoyatv-030228