ベルズ・ビーチ、ビクトリア/AUS(2016年3月28日月曜日)WCTオーストラリアレッグ第2戦、リップカールプロ・ベルズビーチは引き続きオンショアながらも4-6フィートのコンデションで、メンズのラウンド3が行われ、多くのトップシードが破れるという波乱の1日となった。
今日のオープニングヒートとなったミック・ファニング(AUS)とダスティ・ペイン(HAW)はスタートから凄まじいバトルが展開されたが、8ポイント台を二つまとめたミックがペインを下し5度目の勝利に向けて前進した。
「ベルズに大勢の観衆が集まって最高だよ」とミック。「海から見る景色は美しいよ。ここが大好きなんだ。楽しんで試合に臨んでいるよ」

コナー・コフィン(USA)PHOTO: © WSL/ Sloane
2016年のルーキー3人がすごい結果を出した。コナー・コフィン(USA)、カイオ・イベリ(BRA)、デイヴィ・キャスルズ(AUS)たちが、ジョエル・パーキンソン(AUS)、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、ガブリエル・メディーナ(BRA)を破る快挙を果たした。

ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)がR3敗退。PHOTO: © WSL/ Sloane
3度のベルズウイナーのパーキンソンは合計14.56を叩き出したがコフィンはそれを上回る8点台を出して、CTのベテランた退けた。
「良い波さえ選べれば楽しいんだけどね」とコフィン「ジョエルに勝つなんて夢みたいだ。良い波を選んでベストを尽くした。以前トラッスルズで戦ったけど、こてんぱんにやられてしまった。でも学ぶものがあった。それが生かされたかな」

カイオ・イベリ(BRA)PHOTO: © WSL/ Sloane
フローレンスは合計15.50ポイントも叩き出したが、リベリはそれにも関わらず0.04ポイント差で逃げ切ることができた。「後半戦になって出したポイントだったんだ」とリベリ「大きなボードに変えてそれが功を奏したよ、勝ててうれしい」

デイヴィ・キャスルズ(AUS)PHOTO: © WSL/ Sloane
デイヴィ・キャスルズ(AUS)は2014年の世界チャンプ、ガブリエル・メディナを合計15.40ポイントで破った。ヒート中にリーシュが切れたりして時間を無駄にしたメディナ、良い波にも恵まれなかったように見えた。
「ビッグネームと戦うときはその名前に負けないようにしたよ。僕のゲームプランはメディナが悪い波をサーフするように仕向けたんだ。それが上手くいったね」

まさかの敗退。メディーナ PHOTO: © WSL/ Sloane
ヒート10はケリー・スレーター(USA)とマイケル・ボレース(PYF)。スレーターは11度の世界チャンプらしく8.37ポイントというハイスコアを叩き出したが、あと一本6.46以上の得点が出せなかった。
さらに今日は往年の世界チャンピオンたちの戦いがアトラクションとして行われた。1988年チャンプのバートン・リンチ(AUS)と 1987、1991年チャンプのダミアン・ハードマン(AUS)のバックハンド対決となりリンチが勝利した。
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オフィシャルサイト:
http://www.worldsurfleague.com/events/2016/mct/1413/rip-curl-pro-bells-beach
リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ:ラウンド3結果
ヒート7:ミック・ファニング(AUS)16.60 def.ダスティー・ペイン(HAW)11.57
ヒート8:ジョディ・スミス(ZAF)15.33 def.カイ・オットン(AUS)13.26
ヒート9:コナー・コフィン(USA)16.27 def.ジョエル・パーキンソン(AUS)13.26
ヒート10:ミシェル・ボレーズ(PYF)14.83 def.ケリー・スレーター(USA)13.70
ヒート11:カイオ・イベリ(BRA)15.54 def.ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)15.50
ヒート12:デイヴィ・キャスルズ(AUS)15.40 def.ガブリエル・メディーナ(BRA)12.07
リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ・ラウンド4マッチアップ:
ヒート1:イタロ・フェレイラ(BRA)、ナット・ヤング(USA)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)
ヒート2:マット・ウィルキンソン(AUS)、ウィゴリー・ダンタス(BRA)、メイソン・ホー(HAW)
ヒート3:ミック・ファニング(AUS)、ジョディ・スミス(ZAF)、コナー・コフィン(USA)
ヒート4:ミシェル・ボレーズ(PYF)、カイオ・イベリ(BRA)、デイヴィ・キャスルズ(AUS)
リップ・カール・ウイメンズプロ・ベルズ・ビーチ:ラウンド4マッチアップ
ヒート1:アレッサ・クイゾン(HAW)対ビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)
ヒート2:マリア・マニュエル(HAW)対ステファニー・ギルモア(AUS)
ヒート3:ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)対タイラー・ライト(AUS)
ヒート4:ブロンテ・マコーレー(AUS)対タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)