ガブリエル・メディーナがジョン・ジョンを破る。「ビラボン・プロ・タヒチ」ラウンド3

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ガブリエル・メディーナ(BRA)IMAGE CREDIT: WSL / Robertson

チョープー、タヒチ(月曜日、2015年8月17日)2015年サムスン・ギャラク シー・ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)第7戦「ビラボン・プロ・タヒチ」は、3-5フィートのコンディションでラ ウンド3がスタート。ハイ・ドラマと番狂わせの一日となったが、8ヒートが終了した時点で、コンディションが悪化して明日以降へ延期となった。

 

ガブリエル・メディーナが19.00のヒート・トータルで、ジョン・ジョン・フローレンスを破る。


ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)IMAGE CREDIT: WSL / Robertson

 

WSLチャンピオンに君臨するディフェンディング・イベント勝利者のガブリエル・メディーナ(BRA)とハワイアン奇才ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)による注目のマンオンマンヒートが行われた。この二人のマンオンマンは過去4度行われており、2勝2敗のタイ。

 

メディーナは4本目のライドで9.07をスコア。バレル・コンディションをコントロールし、ヒート前半にアドバンテージを得て、リラックスしているようだった。

 

前半はリズムを掴めなかったフローレンスだったが、クリーンなバレルを見つけて9.57をスコア。リードを奪った。そして、彼はもう一つのディープ・バレルを見つ、連続の9ポイント・ライドをゲット。

 

残り時間10分を切ってニード9.58のメディーナは、2つのチューブ・ライドで応戦。9.27、そして最後はヒートのハイスコア9.73をマークして大逆転でラウンドアップを決めた。

 

「僕は、このヒートの前は本当に興奮していました。でもちょっと怖かったですね。」と、メディーナが言った。「ジョン・ジョン(フローレンス)はこの場所のベスト・サーファーのひとりで、自分の大好きなサーファーなんです。僕たちは、いくつも9ポイントを出して、良いバトルでしたね。

 

バレルをゲット出来て最高でした。波は本当に素晴しかった。更にヒートをメイク 出来て嬉しいです。タフなヒートなのは分かっていました。でも僕の父が、ハイスコアを気にせず、自分のサーフィンに集中しろと言ってくれたんです。今シー ズンの始めは負けが続いていたので、ヒートをメイク出来嬉しいです。この波が大好きで、ここで再び良い結果を残したいですね。」

 

 

ワイルドカードのブルーノ・サントスにエイドリアーノ・デ・スーザが敗退。


ブルーノ・サントス(BRA)IMAGE CREDIT: WSL / Cestari

 

 

エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)は、エキサイティングなオール・ブラジリアン・マッチで、ワイルドカードで2008年のイベント勝利者ブルーノ・サントス(BRA)と対戦した。

 

デ・スーザは、タヒチでジープ・ランキング・リーダーとして彼のポジションを固めるために、上位入賞を目指していたが、サントスの16.20のヒート・トータルを逆転するだけのバックアップ・スコアを見つけることができず、第13位でフィニッシュとなった。

 

スーザの番狂わせの敗退は、現在のランキング・トップ4の選手にトップ・スポットを明け渡すこととなる。

 

「僕は本当に興奮しました。あのヒートは素晴らしかった」と、サントスが言っ た。「僕は勝てて凄くうれしいですが、同時に悲しいです。というのは、エイドリアーノ(デ・スーザ)が僕の親友で、彼にワールドタイトルをとって欲しいの です。僕はここで良い結果を残したいんです。だからもっとヒートを勝ち上がりたい。クオーターファイナルにダイレクトに勝ち上がるチャンスを持つラウンド 4まで来れて嬉しいです。」

 

 

 

ワイルドカードのアリツ・アランブルーはミック・ファニングを下す


アリツ・アランブルー(ESP)IMAGE CREDIT: WSL / Cestari

 

 

リプレイスメント・サーファーで元CTコンペティターのアリツ・アランブルー (ESP)は、波数の減ったラウンド3のヒート7で、3-タイムWSLチャンピオンのミック・ファニング(AUS)を下した。ワイルドカードはヒート前半 に15.17の2ウェイブ・トータルを記録。ファニングはわずか6.67というスコアだった。

 

デ・スーザが敗退していたため、ランキングトップの座を奪うチャンスがあったランキング2位のファニングだったが、ここで破れ13位でフィニッシュとなった。

 

「運よく最初にあの波を掴むことが出来ました。」と、アランブルーが言った。「僕があの2つの波を手に入れ、すべてが自分の方に向いていた感じですね。スコアリング・ポテンシャルのある波は他にはありませんでした。

 

ミックとのヒートはどんなミスも命取りになると思っていました。だからスマートなプレーを心掛けたんです。それが上手く行って嬉しいです。このコンテストは天の恵みです。僕はただ出来る限りヒートを楽しんで、メイク出来ればと思っています。」

 

そのほかにジープ・リーダーボードのカレントNo.4フリーペ・トリード (BRA)が、16.97のヒート・トータルでブレット・シンプソン(USA)を。2つの9-ポイント・ライドをスコアしたオーウェン・ライト(AUS) もダスティー・ペイン(HAW)を下し、カイ・オットン(AUS)、ブラジリアン・ルーキーのイタロ・フェレイラ(BRA)とウィゴリー・ダンタス (BRA)もラウンド4へ勝ち上がった。

 

イベント主催者は明日、現地時間午前7時に、コンディションを判断して、ファーストコールする。現地時間の 早朝7時は、日本時間の深夜2時です。

 

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オフィシャルサイトはこちら。

http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mct/1267/billabong-pro-tahiti

 

 

 

 

ビラボン・プロ・タヒチ・ラウンド3結果:
ヒート1:フリーペ・トリード(BRA)16.97 def.ブレット・シンプソン(USA)12.50
ヒート2:カイ・オットン(AUS)13.13 def.ビード・ダービッジ(AUS)12.00
ヒート3:オーウェン・ライト(AUS)18.23 def.ダスティー・ペイン(HAW)15.70
ヒート4:イタロ・フェレイラ(BRA)16.10 def.ジャドソン・アンドレ(BRA)9.83
ヒート5:ガブリエル・メディーナ(HAW)19.00 def.ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)18.84
ヒート6:ブルーノ・サントス(BRA)16.20 def.エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)13.70
ヒート7:アリツ・アランブルー(ESP)15.17 def.ミック・ファニング(AUS)6.67
ヒート8:ウィゴリー・ダンタス(BRA)16.83 def.マット・ウィルキンソン(AUS)8.66

 

アップカミング・ビラボン・プロ・タヒチ・ラウンド3マッチアップ:
ヒート9:ジョシュ・カー(AUS)対エイドリアン・バカン(AUS)
ヒート10:ケリー・スレーター(USA)対セバスチャン・ジーツ(HAW)
ヒート11:ジェレミー・フローレス(FRA)対ジョエル・パーキンソン(AUS)
ヒート12:ジュリアン・ウィルソン(AUS)対C.Jホブグッド(USA)

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