パリオリンピックに向けて松田詩野選手の壮行会が開催されました

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パリオリンピックサーフィン競技日本代表の松田詩野選手が広告キャラクターとして活躍している「Panasonic AUTOMOTIVEカーナビ、strada」



発売元であるパナソニック オートモーティブシステムズ株式会社が主催する『松田詩野選手 パリ2024オリンピック壮行会』が開催されました。

多くの報道陣、パナソニック オートモーティブシステムズ社員に囲まれた壮行会。

代表取締役社長の永易正吏氏からは花束の贈呈。
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社員の皆さんからはサーフボード型の寄せ書き
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トークショーも開催されました。
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松田詩野選手はオリンピックに向けての想いなどを語りました。



今の想いは?

サーフィンを始めたときはサーフィンがオリンピック競技になるというイメージがなかったのですが、サーフィンがオリンピック競技に選ばれた時から、出場したい気持ちが強く生まれました。

東京は逃してしまい、とても悔しい気持ちでしたが、パリに向けて周りの方々の応援や支えもあり、パリへのチケットを獲得できました。

大会まで1か月を切りましたが、オリンピック会場のタヒチの波はパワフルで、初めて見る人もサーフィンの印象が素晴らしいものになると思いますので、そこでいいものを見せたいという気持ちが高まっています。



最初は条件付きでの内定でしたが、それまでの間モチベーションはどう持ち続けましたか?

オリンピックに出場する目標と、その間に他の大会もあるので、モチベーションを見失わないように自分が決めた目標を常に振り返っていました。



タヒチ入りはいつ頃になりますか。

7月6日から現地に入り最終合宿となります。

タヒチは世界有数の波ですので、そこで練習を重ねていくたびに、自分自身の成長を感じれて、そこの波にも慣れていっている感じがするので、試合前もしっかり練習して調整していきたいです。




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調整はどんなことをしてますか?

現地の波とサーフボードの調整だったりします。

当日までどんな波になるかわからないので、どんな波でも対応ができるように調整していきます。

タヒチもシーズンによってサイズは違ったりしますが、大会当日も風だったり天候によって1日の中でもガラッと変わってしまうので、いい波だけではなく、自分の苦手な波でも試合はあるので、どんな波でも対応ができるようにコンディションを整えていきたいと思います。



開会式は出られないでしょうか?

タヒチはパリから離れているので、開会式は出られないです。

サーフィンは競技の開始も早いんです。7月28日から始まって、31日には決勝となります。

タヒチで自分が満足できるいい波に乗って、メダルを持って、また戻ってきたいと思うので、応援よろしくお願いします。

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こんな大きい花束もいただいて、皆さんからの声援をしっかり受け取ったので、絶対いい波が来ると信じてタヒチで戦えそうです。

多くの社員に見送られました。

多くの社員に見送られました。

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壮行会の後にはメディアの質問会が開催。

さらに詳しい質問に答えていただきました。



パリオリンピック開幕まで1カ月を切りましたが、これまでと異なる感情が生まれてきたり、緊張感の高まりはありますか?

これまでと違う感情と言うと、オリンピックっていう舞台が初めてなので、チャレンジしていく立場であり、失うものはないので、その会場にすごくワクワクしている気持ちが多くて、あと1ヶ月というところで、実際にもうすぐ始まるんだっていう思いはあります。

タヒチで何回か練習を重ねてきて、すごくタヒチから学ぶことが多く、すごい大きなワイプアウトしたその後にいい波に乗れたりもしました。
諦めなければチャンスが巡ってくるっていうのが、タヒチで練習していて感じるところでした。

そこで学んで、実際自分が感じたことを試合に活かしていきたいなと思います。



5月の直の強化合宿で得られた収穫はありましたか?

5月のチームで行った合宿では、以前の合宿の時よりも波に乗れるようになったり、波選びが良くなったなという成長を実感できています。

やはり自然との調和というところで、初めての時と比べると、対処方法、 海の動き、波のうねりの動きとかを大きく自分の考えで動けるようになったなって思います。



タヒチでは何回練習できましたか?

4回タヒチで練習することができました。



CTツアーなど前哨戦がありましたが、そこでの印象や得点の出方などので感じたことはありますか?

波選びがすごく大切だなって試合を見ていても感じました。波に点が出るので。もちろんスキルもですけど。

試合でも焦らずにしっかりいい波を選んで、スコアを上げていくというのが大切になるかなと思っています。



タヒチで使用するサーフボードに関しては、波のサイズによるとは思いますが、ブランドやスペックは決まってきましたか?

ブランド、スペックも決まってきていて、Y.U SURFBOARDSやTokoro Surfboardsが、タヒチでは調子が良くて、サイズもファイブから、チューブになった時は、ファイブエイトからシックスワンとかシックスツーまで乗っている感じです。

板はすでに向こうに7本ぐらいおいてあります。
さらに持っていきます。



チョープーの波についての対応はいかがですか。自分の強みが生かせそうな部分はありますか。

タヒチではチューブの戦いになると思いますので、タヒチでの練習の経験を生かしていきたいです。

自分と波を信じることがすごい大切だと思うので、チューブの練習はタヒチで1年前からスタートしてやってこれたので、そこはもっと自信を持っていけるところです。

何回かの合宿で結構自信が持てるようになりました。

最初は乗れるのかなという不安がありましたが、今はもっといいチューブを狙っていきたいっていう考えでいるので、それがすごい自分的には自信と強さになるのかなと思います。

もちろん技術的にも、実際にタヒチで練習した自信と、いい準備ができているというところもあります。

チャンスはみんなに来ると思うので、そのチャンスをしっかり逃さずに、タヒチを味方につけていくことができればと思っています。



チューブの対応とかで、何か自分の肉体的なものなど、特別にトレーニングをしましたか?

トレーナーさんもタヒチに一緒についてきてくれて、船から見てもらったりして、強化部分を話し合いながらトレーニングできたのは、タヒチで戦うのにいい影響があったと思います。

タヒチの波はパワーがすごいので、普通にいつも通りの練習してるだけでも、パドル面だったり、肩回りが強化されている感じはしました。

久しぶりに会った人とかには、大きくなったねと言われるようになって実感をしたりしています。



ヒートがすでに発表されています。対戦相手が前の東京オリンピックで金メダルを取ったカリッサ・ムーアとテレサ・ボンバロットですが、この組み合わせについての感想を教えてください

カリッサ選手とはタヒチでの練習の際に海で一緒になったりしていました。

オリンピック選手もみんなほとんど乗れる選手が集まってると思うので、対戦相手を考えて戦略もコーチと話し合うと思いますが、やはり1番は自分と波を信じて戦ったら、いい結果もついてくると思うので、メンツも楽しみながら、1度しかないものなので、この1ラウンド、1ラウンドを楽しんでいきたいです。



パリオリンピックで結果を残した際、自分へのご褒美はどんなことを考えていらっしゃいますか

本当にメダルが自分の1番ハッピーになるものだと思うので、周りの人ともその喜びを分かち合うことができたら1番いいかなと思います。

今回オリンピックという大会で、今までライブとかサーフィンの試合をサーファーじゃない方が見るっていうのは、後から結果を知ってみるとかだったと思うんですけど、オリンピックはたくさんの方がライブで応援してくれるっていうことで、 応援してくれた人みんなと分かち合いたいです

タヒチでのサーフィンの影響は、 サーフィンを初めて見る方もすごく興味を持ってくれるんじゃないかなと思って、そこで自分のいい演技をしてサーフィンの知名度を上げていきたいです。



海から上がった後によく食べていた心や体に染みるものってありますか?

試合前、海外行く前、帰ってきた後は家で食べることが多いので、 家族が作ってくれたものを、家族と一緒に家で食べるのが1番リラックスします。

お母さんがよくグリーンカレー作ってくれるので、それ食べたら「家」って感じですね。



タヒチの合宿を経てQSに出場しましたが、久しぶりの実戦で成長を感じられた点がありますか?

タヒチのリーフブレイクでやっていたので、インドネシアでの大会は初めてのクルイでしたが、リーフブレイクでの試合だったので、いい波に乗ることができたので、オリンピックの前に試合を一度できたのはすごくよかったです。



クルイとタヒチで左右違いはありますが、高得点の多い試合でした。手応えは感じますか?

リーフブレイクだと、いい波に乗ればビーチブレイクよりも高得点が出ると思うので、手ごたえをすごく感じました。



パリオリンピックでの試合での作戦はありますか。

前半はなるべく早めにはスタートしたいんですけど、しっかりいい波に乗ることが他の大会と比べても大切になってきていると思います。

シュミレーションもオリンピックの大会が初めてなので、しっかりコーチたちと話し合っていきたいです。

周りのスタッフやコーチも、みんな信頼できる人たちです。

戦略などの準備も大切だと思うので、作戦をまたタヒチ入ってからどんどん重ねていくって感じです。



東京オリンピックを目指していた頃と比べて、ご自身が1番成長したと感じる点はありますか?

実際にオリンピックが目前となって、周りのサポートもあり、自分の意思が東京の時よりも強くなっています。

体力的にもつかめた感じがあります。

それがきっとその本番にも繋がると思っています。

自分を信じる力と、今までを信じて、いけるっていう思いが強いかなと思います。




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いよいよ始まるパリオリンピック!

NAMINORI JAPANのメダル獲得に期待がかかります!

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