革新的サーフボードデザインでプロアマ問わず世界中に多くの熱狂的なファンを持つシェイパー・デザイナー”TOMO（トモ）”こと、ダニエル・トムソン。
近年ではケリー・スレーターとのタッグから生まれたSci-Fiが見事SIMAアワードを受賞するなど、名実ともに世界屈指のシェイパーとなり、その後いくつものベストセラーモデルを出し続けています。
そんなTOMOの代表作ともいえるモデルがFirewireの最新テクノロジーと共にアップデートされ、先日世界中にローンチされました。
その名も『REVO』。
この名前にすぐにピンとくる方も多いと思いますが、TOMO独自のテンプレートMPH（モダン・プレーニング・ハル）と呼ばれるノーズをカットオフしたような形状で驚きのスピードと最高のハイパフォーマンスを実現した名作「EVO」の最新アップデートモデルです。
EVOはケリー・スレーターを虜にしSlater Designsでの取り組みのきっかけとなったボードでもあります。
EVOの発売から7年余り、最新の素材と技術によってアップデートされた『REVO』とは？
今回のローンチを受けてTOMOことダニエル本人にそのボードの特徴やEVOとの違いなどを直接インタビューする貴重な機会をいただきました。
まず、率直に今回発表されたREVOとはどんなモデルですか？
ノーズの形状は、小さめのサーフボードで機能する面を最大限に増やすというモダン･プレーニング･ハルのテンプレートに基づいています。
このワイドでスノブなノーズ形状によって、より小さなボードサイズでも、ハイパフォーマンスを引き出しながら、よりスケボー的な感覚を可能にします。
そしてこのノーズはパドルの向上と、レールの前半部の直線化による前足でのドライブの向上にも繋がっています。
新しいコンケーブの特徴とそのメリット、そして今までのTOMOデザインのコンケーブとの違いがありますか？
「ヴイ･クワッド･コンケーブ(VQC)」は、低速時でのリフト量を増すためにデザインしたもので、これによって波をずっと捕まえやすくなり、ターン中の加速も助けてくれる。「クワッド･インサイド･シングル･コンケーブ(QISC)」と比べると、ターン時にレールを入れやすくなっているのも特徴で、メリットでもあります。
レールを入れればボードはターン中素早く加速し続け、簡単に次のパフォーマンスにつなげることができる。REVOはそれが叶うモデルです。
REVOの開発にあたって特にこだわった点はありますか？
今回私が作りたかったのは高性能版のEVO。
マニューバー性を高める為に、より細く洗練されたアウトラインと若干強めのロッカーを再設計しています。
そして新しいVQCハルはより直観的な感覚を与える。これらの組み合わせがとても新しくエキサイティングなサーフィンの感覚を生み出しているんだ。
推奨されるサイズ選びや、フィンセンティングはありますか？
EVOと比較した場合、REVOはアウトラインがより洗練されているので2～3インチ長めのサイズ選びを推奨します。
そのほかの場合はボリューム（リッター数）を一つの指標として、小波用パフォーマンスボードと同様のチョイスをするのがおすすめです。
フィンセッティングについては、殆どのコンディションでクワッドがベストだと思う。VQC中央の「脊椎(Vee)」となる要素が、その役割を果たしてくれるので、殆どの波においてセンターフィンは必要ない設計になっています。
スラスター派のサーファーにも是非一度クワッドセッティングを試してほしい。
最後に、REVOと同時に発表されたFirewireの新構造I-Bolicとの相性についてはいかがですか？
I-Bolicはとてもエキサイティングな新構造で、パフォーマンス性と強度にとても優れていて、REVOのデザインを完全なものとするためにとても役立っています。
サーフボードデザインやシェイピング技術もさることながら、超パワフルなターンやビッグエアーなどサーファーとしてもトッププロに劣らぬ腕を持つダニエル・トムソン。
彼の名を一躍世界に轟かせた「EVO（Evolution）」は、時を経て最新テクノロジーを備えた「Revolution」へと受け継がれました。
REVOは全国のFirewire正規取扱店にて絶賛発売中。
EVOでその高性能を知るサーファーはもちろん、これまでTomoサーフボードが気になっていたという方にはうってつけの小波にも対応した最新オールラウンドスペックに是非触れていただきたい。
全国の取り扱いディーラーはFIREWIRE JAPAN Officialサイトでチェック！
■HP：https://firewirejapan.com/
■Instagram：https://www.instagram.com/firewire_jp/
Firewire Surfboardsは2014年以降全ての製品において「ECO BOARD Project」の認定を満たす唯一の世界規模のサーフボードブランドです。
このI-Bolicも最新技術を搭載した上で「ECO BOARD Project LEVEL ONE」の認定を受けています。
