3/22 New Zealand Day

Naoya Kimoto

Naoya Kimoto
サーフィンフォトグラフ界の巨匠、重厚なショットが魅力のKINこと木本直哉。 16才でサーフィンを覚え、20才からサーフィンフォトグラフィーの道を歩みだす。1981年から冬のハワイノースショアに通いだし、現在も最前線で活躍中。

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@ Napier  Hawks Bay  NZ

 

昨日のマヒアをもってニュージーランドの波巡礼が終了〜

やや後ろ髪引かれる思いでマヒアを発ち、160キロ走ったネーピアで一泊。

今回のNZトリップは当初ピハで行われるQSプライムイベントの取材を兼ねていた。

しかしNZ入りして二日目の3月13日にWSLのオールイベントの中止・延期が発表された。

当然オーストラリアにいたレオやヒロト達はNZに来なくなり、

すでにNZ入りしていたアムロ、サラ、ヒナコ、レンらは困惑、、、

ならゴールドコーストに戻ろうと言うことになったら、

今度は3月15日からオーストラリア&ニュージーランド政府が、

入国者に対して2週間の自主隔離という条件付きの入国が施行された。

こんなことは初めてなのでどこからどこまでが自主隔離すれば良いのか、、、

オーストラリアの友人と連絡を取ったりしていると、

やはり外出したりして見つかると高額の罰金、

悪質な場合は逮捕・強制送還にまでなるという事を聞いたので、

皆もオーストラリアに戻るという選択肢がなくなった。

そうこうしてるうちに3月30日をもって、

エアーニュージーランドもカンタスも全フライトがキャンセルになるという。

つまり事実上出入国ができなくなる国閉鎖(ロックダウン)という非常事態にまでなってきた。

旅に出るまでは中国・韓国・日本がヤバくて、

南半球のオーストラリアやニュージーランドはコロナとは無縁、

平気でしょう〜ってノリで旅に出たが、

いよいよオーストラリアやニュージランドでも感染者が出てくると、

前代未聞のロックダウンという措置に切り替わっていった。

ピハでサーフィンしながらオークランドに滞在していたガールズ達も、

3月18日のファンガマタセッションを最後に、翌19日に緊急帰国していった。

流石に俺もこの状況の変化にはびっくりし、

早速3月24日発のカンタス・オークランド〜シドニー〜大阪の片道チケットを購入した。

その時はまあこれでとにかく帰国できるだろうとたかをくくっていた、、、

それから旅の後半・ギズボーンでの滞在中にカンタスからメールが届き、

あなたのフライトをチェンジします。

追ってこちらから連絡します。、、、、と言ってきた。

なんでだろう??やっぱ今は航空会社は大パニックなのかなぁ?

当然こんな時だから電話も繋がらない、メールしてもロボット対応で話が進展しない。

なんかモヤモヤした気持ちのまま旅の終盤となり、

レンタカー返却のこともあるので1日早く、今日3月22日、

ネーピアから400キロ北上、途中タウポ湖に寄ったりしながら、

オークランドまで突っ走った。

オークランド空港のすぐ近くマンゲアの宿にチェックインして、

パソコンを開くと、カンタスからあなたのフライトは、

3月24日オークランド発午前6時〜シドニー着午前7時、

で、本来なら2時間トランジットで、

シドニー発午前9時〜関空着午後5時のはずだったが、

何故か14時間トランジットで、

シドニー発が午後9時半に変えられ、おまけに関空ではなく羽田着に変わっていた。

もちろん電話もメールも繋がらない状態なので、

仕方ないね〜これで帰りましょう〜と開き直った、、、と思ってたら、、、

今度はオーストラリア政府が3月24日の正午をもって、

国際線のトランジット禁止措置を発表した。

いきなりのことで唖然としたがよく読むと、

俺のフライトはもろにハマっているではないか!!

当初のフライトだと3月24日の午前出発だったので引っかからなかったが、

この勝手に変えられたスケジュールだと、3月24日の夜の出発なので、

もろ正午以降なのでトランジットができなくなってしまうではないか〜

頭が真っ白になりそうになりながら、もう何が何でも脱出するしかないと思い、

エアーニュージーランドの直行便も見たが、チケットは当然ソルドアウト。

カンタスのサイトに行くのも時間がかかり、かなりイライラしたが、

ようやくチケットのサイトに辿り着くと、ギリギリ明日・3月23日のフライトがあった。

3月23日オークランド発午後4時半〜シドニー着午後5時半、

シドニー空港で4時間トランジット後、

シドニー発午後9時半〜羽田着が翌3月24日午前5時のチケットだ。

ニアリーゴーン(もうすぐ売り切れ)サインが出ていたので猛ダッシュで購入〜

前回のチケットは片道38000円だったが、今回のは前日なので73000円と倍近くした。

しかし今はまずニュージーランド&オーストラリアを脱出し帰国することが先決。

兎にも角にもいきなり明日の夕方のフライトになったが、本当に大丈夫なんだろうか?

テレビではペルーでスタックしてしまっているNZトラベラーの映像が流れていたり、

自主隔離を無視したトラベラーが強制送還になった話や、

いよいよロックダウン間近なのでスーパーから物がなくなっていくニュースばかり流れ、

ここまでのファンタスティックなNZトリップも、

なんだかどよ〜んとしたNZラストナイトとなってしまった、、、

 

 

 

 

 

 

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ネイピアでのサンライズと言いたいところだが、

重く低い雲が垂れ込み暗い朝焼けとなってしまった。

ネイピアのビーチはドン深でただのショアブレイク、、、

NZの海を拝めるのもこれが最後、

今日は内陸部を北上しオークランドまでの400キロを走りきるぜ〜

 

 

 

 

 

 

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道中1/3の所に位置するNZ最大の湖・タウポ湖。

 

 

 

 

 

 

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タウポ湖のすぐ近くにあるフカフォールス。

アイススノーとも言えるカラーが特徴の川・滝だった。

 

 

 

 

 

 

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こちらもタウポ湖近くにあるクレーターオブムーン。

タウポやロトルアの内陸部は温泉地帯でもある。

2月24日にハワイで盲腸手術をしたばっかで、

まだ抜糸できてないのでお風呂は控えておりまする〜

 

 

 

 

 

 

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ここまでのNZ旅行中ずっと天気が良かったが、今日は島中雨、、、、

オークランドまであと少しじゃ〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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