3/2 Hawaii Day

Naoya Kimoto

Naoya Kimoto
サーフィンフォトグラフ界の巨匠、重厚なショットが魅力のKINこと木本直哉。 16才でサーフィンを覚え、20才からサーフィンフォトグラフィーの道を歩みだす。1981年から冬のハワイノースショアに通いだし、現在も最前線で活躍中。

AAA_SARF-021

@ Lennox Head  NSW  Australia

 

本日のノースショア、、、バックトゥ0〜1〜ft

天気もまた雨に戻っちまった〜〜〜とほほ、、、

なので、オーストラリア旅手記の続きで、ヌサヘッズからレノックスヘッズ編です〜〜

 

 

 

AAA_SARF-001@ Lennox Head

 

前回のヌサヘッズのお話の続きです。

サイクロンスエルでパンピングしたヌサヘッズで、素敵な一日を送り、

ベースハウスのあるゴールドコーストに戻って来たのは、もう夜中だった。

帰りの車中で、明日の方がもっとでかくなるから、

今度は南に下がって、レノックスヘッズに行こうということになり、

友人のトム君は翌日も駆り出される羽目となった。

ロングドライブとオールデイサーフ&シュートによって、ぼろきれの様に疲れ切っていたが、

翌朝も暗い内から出動~

今日は、昨日のメンバーのアーミちゃんに変わって、ユージロー(ツジ)に参加してもらい、

クーランガッタから今度は南へ120キロ、ニューサウスウエールズ州のノースコーストにある、

レノックスヘッズを目指した。

昨日のクイーンズランド/サンシャインコーストの景色とはまた打って変わり、

もっとカントリーフィーリングな、オーストラリアならではの大自然の中を突っ走って行った。

独特な雰囲気を持つ、サーファーズタウンのバイロンベイを抜け、

もう暫く走ると、壮大な草原が広がる、グリーンな岬が見えだす。

国道の横にあるパーキングに停め、下を見下ろすと、

レノックスのダイナミックなラインアップが、ズッコ~ンっと目に飛び込んで来た~~~!!

セットはイージー6~8フィート!!!

岬の奥からサーファーが波をつかまえると、トップトゥボトムのダウンザラインで、

レノックス独特の壁を駆け抜けて行く。

見事なまでのポイントブレイクで、速いセクション、とろいセクションがあったりするが、

ベイの奥底にまでずっとライトの波がパーフェクトに崩れて行っている。

高校時代に見た”サーフィンワールド”誌での、ブルースチャノン氏(オーストラリアンサーフィンワールド)の

レノックスのアーティクルを思い出した。

今居る同じ場所からのラインアップショット、シンプルなサーファーズフィーリングな原稿、

まさにそのままの世界が、俺の目の前に広がっている、、、

早速ファーストセッションに入り、高台の駐車場から、草原のトレールに沿って、下に降りると、

上から見るメロウな光景とは打って変わり、ショアラインはゴツゴツの岩が敷き詰められ、

そこに分厚いスープが押し寄せ、見るからにゲティングアウトがハードそうだった。

岩で滑ってこける者、途中でウニを踏んづける者、飛び込んだはいいが、

水が引き、岩で板をクラッシュする者、セットが止まず、ひたすらインサイドに流され、沖に出れない者と、、、

昨日のヌサヘッズが超メロウに感じる、かなりのハードなコンディションに、やや皆翻弄されたようだ。

波も、長い板だと乗ってからがやや余る感じがし、思う様なアクションが取れず、

短い板だとセットの波には追いつかない、といった感じだった。

そんな中、ローカルはクラシックに、優雅に、

レノックスのフェイスをスムースにグライドしていっている~~

思ったより早目に皆は上がって来、あまり収穫の無いファーストセッションだった。

気分変えに、バイロンベイまで戻り、ザ・パスと呼ばれる、

スナッパーロックの様なサンドポイントブレイクをチェックに行った。

サイズは極端に下がり、3フィート位で、ほんとスナッパーそのまんまの様な、

ロングロ~~~ングライトハンダーだったが、いかんせん人が多く、

特にロングボードが多かったので、ここはないかな~~って感じで、

バイロン近辺のポイントをこまめにチェックしてみたが、

どう転んでも、やっぱレノックスが一番いいということになり、再びレノックスヘッズへ戻った。

波は相変わらず、大大パンピング状態~~

いつの間にやら、ジェットスキーも出ていて、トウインまでやっちゃってるぜ~

朝より潮が干いたのか、波も切り立ちだし、ボーイズ君のテンションも上がりだして来たので、

セカンドセッションへ~~

1ラウンド目でポイントの癖を見切ったケンタやユージロー、トモ等は、

今度はスムースにゲティングアウトし、各々アウトから、ミドルから、

インサイドからと波を捉まえて行った。

短い板を駆使したケンタとユージローは、レノックスのビッグフェイスを、

ボトムからトップまで垂直に駆け上がるホットなサーフィンを魅せつけ、

トモは長めの板で、セットの波をとらえては、クールなカーヴィングを披露し、

ついに、最高のレノックスセッションを切り撮ることが出来た。

午後目一杯サーフし、インサイドのウニだらけの岩をうまく擦り抜け、

各々が上がりだし、再び草原のトレールを縫って、小高い丘を上って帰る、、、

中腹辺りで小休止し、海を振り返ると、壮大なラインアップがまた幾重にもなって押し寄せて来る、、

まさにクラシックデイ。

昨日に引き続き、サイクロンスエルによる、レノックスのザデイに巡り会うことが出来た喜び、

この旅の最後の最後に、思いもよらぬクライマックスが来た偶然性、

そんな全てのことに胸が一杯になったことを思い出す。

帰路は、昨日の半分の距離なので、1時間半程でクーランガッタに着き、

その夜はアーミちゃんハウスのゲストプールで、日本人皆集まっての大パーティー~~

その翌日、俺とトモは、まだまだサイクロンスエルで賑やかなゴールドコーストを後にし、家路についた。

クーランガッタから飛行機が飛び立ち、シドニーに向かう眼下には、

昨日居たレノックスヘッズも見え、海岸線には脈々としたラインアップがいたるところで砕け散っているのが見えた。

旅は夢、、、いつまでも起こされずに眠っていたいよね~~

 

 

AAA_SARF-020@ North Coast  NSW  Australia

 

 

 

 

 

 

 

 

 

53088556_maxhttp://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2623/vissla-sydney-surf-pro

 

QS6000・ヴィスラシドニーサーフプロは、いよいよクオーターファイナリストが選出された。

 

 

53089535_maxMichael Rodrigues

 

スクリーンショット 2018-03-03 4.57.10

 

 

 

 

53088549_maxMacy Callaghan

 

スクリーンショット 2018-03-03 4.59.07

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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