2025年8月29日(金)、千葉県一宮町の釣ヶ崎海岸(通称志田下)で、第6回NAMINORI甲子園がファイナルデーを迎えました。
栄えある優勝旗は佐藤頼斗(サトウライト)選手が手にし、明聖高校へと渡りました。
前日からのオンショアも収まり、1m前後のクリーンな波に恵まれました。波数も前日より多く、見ごたえのあるヒートが続きました。午後にはオンショアが再び吹いてきましたが、時折入るセットは1.5メートルほどあり、どのクラスでもファイナルは素晴らしいサーフィンが繰り広げられました。
各クラスのハイライト
高校生男子では、佐藤頼斗選手がサイズのあるセットをつかみ、6.60、バックアップに5.50を揃えてプロの意地を見せつけ、優勝しました。
中学生男子クラスでは、山田海光(ヤマダカイリ)選手が形の良いセットで3ターンをきれいに決め、7.77の高得点を出して流れを決めました。
中高生女子クラスはクロスゲームとなり、順位が目まぐるしく入れ替わりましたが、終盤に連続で良いライディングを見せた石井有沙(イシイアリサ)選手が逆転勝利し、昨年3位の雪辱を果たしました。
小学生男子クラスでは、会場の波を知り尽くす地元の浦山裡央(ウラヤマリオ)選手が7.27と4.90を揃えて終始リード。こちらも昨年3位から見事に雪辱を果たしました。
小学生女子クラスでは、昨年優勝の山本璃々(ヤマモトリリ)選手と、昨年2位の石田海夏(イシダミナツ)選手が再び対決。今年は石田選手が安定したヒート運びを見せ、昨年逃した優勝を手にしました。
特別サポート・スカウト企画
今回特別サポートとして、Gromsupport projectとLIVZONのプロジェクトにより、勝者だけでなく、サーフィンスキル・成績・人間性やキャラクターを加味した独自の基準で、全クラスの中から1名にジャスティスサーフボードオーダー権限が与えられました。見事これを射止めたのは、小学生女子の戸田稔央羽(トダネオハ)選手でした。
さらに、株式会社ネクストレベルによる「ROCKHOPPER/WAVE WARRIORS」のチームライダー候補スカウト企画も行われました。高校野球のようにスカウトマンが目を光らせるNAMINORI甲子園ならではの試みで、結果はネクストレベルのYouTubeで発表されます。
勝者に優勝旗が授与されるというユニークなスタイルや、入賞者がゼッケンを「甲子園の砂」のように記念に持ち帰れるのもNAMINORI甲子園ならではの魅力です。
また来年、選手たちの成長と熱い戦いが見られることを期待しつつ、第6回大会は幕を閉じました。
第6回NAMINORI甲子園 大会結果
高校生男子クラス
優勝 佐藤頼斗(明聖高校)
2位 藤谷日向(明聖高校)
3位 田中志門(千葉県立一宮商業高校)
4位 松野太郎(明聖高校)
中学生男子クラス
優勝 山田海光(Tokyo Bay International school)
2位 和氣堆人(神奈川県茅ケ崎市立浜須賀中学校)
3位 田鎖俊之介(宮城県仙台市立中野中学校)
4位 田邉大成(千葉県いすみ市立岬中学校)
中高生女子クラス
優勝 石井有沙(千葉県南房総市南房総中学校)
2位 松野杏莉(精華学園高等学校)
3位 木津優芽(千葉県いすみ市立国吉中学校)
4位 宗政優実(神奈川県湯河原町立湯河原中学校)
小学生男子クラス
優勝 浦山裡央(千葉県一宮町立一宮小学校)
2位 林虎ノ助(神奈川県茅ケ崎市立松林小学校)
3位 藤本真成(千葉県一宮町立東浪見小学校)
4位 畑蓮(千葉県鴨川市立東条小学校)
小学生女子クラス
優勝 石田海夏(千葉県一宮町立一宮小学校)
2位 山本璃々(千葉県一宮町立東浪見小学校)
3位 渡邊カレン(宮城県仙台市立高砂小学校)
4位 戸田稔央羽(千葉県東金市立豊成小学校)
各ヒートの詳細結果
https://liveheats.com/events/408455
Photo by Kenji Iida